blenderとMMD◆A04.スフィアマップ/Toonマップ
本記事では、マテリアル(材質)設定の一部であるスフィアマップとToonマップについて記載します。
最初に、詳しく解説されているサイトさんのURLをご紹介しておきます。(スフィアマップ/Toonマップ)
テクスチャを描きこむことで色や模様などは表現できますが、反射・映り込みなど視点によって見え方の変わるものはスフィアマップで、影など光源位置によって見え方の変わるものはToonマップで表現出来ます。
どういう機能かという説明は先にご紹介させていただいたサイトさんをお読みいただければと思います。
スフィアマップとToonマップの、具体的な使われ方を説明していきます。
より分かりやすいように、下図のようなボールオブジェクトを用意しました。これは青一色で塗りつぶし+星マークというテクスチャだけ設定している状態です。
まずスフィアマップを適用すると、こんな感じです。
テクスチャでは表現できないフチの反射が付きました。
スフィアマップは加算で使われることが多い印象です。
肌のツヤ、瞳のキラキラ、髪のハイライト、服飾品のテカりなどでよく見かけます。
次にToonマップを適用すると、こんな感じです。
PMX Editorでは右上から光があたっているようで、左下に影が付いています。
Toonマップは例えば肌に対しては薄赤茶っぽい色を、白い服には青灰っぽい色を、というように好きな影を付けられます。
テクスチャにプラスでスフィアマップやToonマップを適用するだけで、かなり見た目も変わります。
使用するモデル設定やMME次第ではスフィアマップやToonマップがうまく働かないこともありますが、配布されているハイクオリティなキャラクターモデルを拝見するとよく使用されているようなので、一度試してみると面白いと思います。