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採用イベント「CAREER DAY for Designer」で福岡のデザイン業務やUIターンについてお話しました!

皆さんこんにちは、LINE Fukuokaクリエイティブ室です。

今回は、12/22(火)に実施した採用イベント「CAREER DAY for Designer」について当日、語り切れなかったところやお答えできなかった質問なども含めて記事にしたいと思います。

そもそも「CAREER DAY for Designer」とは?

今回の採用イベントは、東京のLINE CorpとLINE Fukuokaが合同で実施したオンライン中途採用説明会です。

両組織にはそれぞれ、クリエイティブセンター(東京)、ポータルカンパニー デザイン室(東京)とクリエイティブ室(福岡)というデザイン組織があります。LINEが展開する広告・AI・Fintech・Health Tech・検索・メディア・エンタメなど、多様なサービス・事業のクリエイティブ分野を総合的に担当しています。

今回は、LINE Fukuoka クリエイティブ室より室長・マネージャーの3名が登壇してデザイン業務の詳細やUIターン事例などについてご説明しました。

▼イベント詳細は下記をご覧ください
https://linedesignermeetup.connpass.com/event/196139/

それでは、さっそくそれぞれのセッションを振り返って補足していきます!

1. UIデザイナー(LINE Fukuoka デザインチーム)について

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イベントでは5つのポイントに絞ってお話しさせていただきましたが、こちらのnoteでは主にチームのミッションであったり、こういうチームを作っていきたいなという未来のことを書かせていただきます。

イベントでお話した概要
①チームや組織の構成
②UIデザイナーが担当しているプロジェクト
③在籍するUIデザイナーの特徴
④求める人物像
⑤コロナ禍での働き方

デザインチームのミッション

ユーザーの生活を変えるサービスを作る

デザインチームの担当業務はUIデザイン、運用デザイン、モーションデザイン、着せかえデザインの4分野に渡ります。このメンバーで一つの方向に向かうために「ユーザーの生活を変えるサービスを作る」という目標を掲げています。具体的にやることは、LINEというプラットフォームを通して価値のあるものを作って、ユーザーに届けることです。

UIデザインでは体験の価値向上によって、運用デザイン/モーションデザインでは認知や訴求の向上によって、着せかえデザインでは新しい流行を作ることでユーザーの生活を変えることができると思っています。

作ったもの、関わったプロジェクトで社会に影響を与えられるのってワクワクしませんか?

どういうことを目指しているのか

デザインの関わる範囲を広げたい

ユーザーが見ている、触れているのは、このサービスに関わるメンバーみんな(営業、企画、開発、マーケ、QAなど)の意志をクリエイティブのチームが受け継いで具現化したものであると私は考えています。

まだまだビジネスサイド、開発サイド両方にデザインの介入できる場所は十分にあるので、そこにデザインが関わっていくことでユーザーにより価値を届けていきたいです。

こういうチームをつくりたい

プロジェクトに必要なスキルを持ったメンバーがユニットを構成し、
有機的な構成で動けるチーム

リモートが推奨されて働く場所に縛られることが少なくなりました。また、フリーランスの社会的な地位も向上したことで、どの会社で働くのか?どのチームで働くのかを、比較的選びやすい世の中になったと思います。その中であえて今ここに集まっている理由は何故でしょうか?

チームで集まることのメリットは、ある種のカオスなのかなと思っています。一人一人はもちろんスキルを持った人である必要はあると思いますが、一人では決して生み出せないものをチームでは作り出せると僕は信じています。多様なバックグラウンドを持つメンバーが集まることで、予想できなかったコミュニケーションからアイデアが生まれ、それによって結果的に1+1=3になる。そのようなチームになれるといいなと思っています。

チーム内のデザイナーはそれぞれの個性を持って業務に取り組み、その人の特性や経験によってプロジェクトに最適な組み合わせが生まれるようなチームにしたいです。

一緒に働きませんか?

福岡で働くことやLINE FukuokaでのUIデザイナーのキャリアに少しでも興味をもたれた方がいらっしゃいましたら、下記よりご応募お待ちしております。

2. トークセッション「地方 UIターン、福岡のリアルライフ」

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まずは自己紹介

山之内 幸二
2020年、LINE Fukuokaに入社しクリエイティブ室でイラストチームのマネジメントをしています。前職ではゲーム制作会社に勤めており、直近3年間はカナダ支社の立ち上げのため現地で働いていました。イレギュラーですが、海外からのUターン事例としてお話したいと思います。

峰尾 功太
2017年にLINE Fukuokaに入社。LINE corpでデザインチームマネージャーとして働いていましたが、2015年に1度退職。その後、大手GMSのECサイト制作に関わっていました。
現在は、LINE Fukuokaのクリエイティブ室 室長として組織・チームのデザインをしています。


なぜUIターンしようと思ったのか

山之内
私はカナダで3年ほど働いたのち、その任期を終えて日本に帰国するという感じでした。帰国の際、東京にするのか福岡にするのかでちょっと迷いましたが、結果的には福岡を選びました(理由は後述)。最初から日本に帰ることだけは決まっていたので、いずれはUターンするという考えで働いていました。ですので、きっかけとしては自然な流れでした。

峰尾
関東出身で両親も東京、神奈川生まれなので子供の頃から田舎への憧れがありました。いつからか、地方都市で働いてみたいと思い始めていて、プライベートで色々と地方都市を見ていました。滋賀、三重、岡山とか遊びに行ってたりしました。個人的にも三迫さん(taromagazine)、下村さん(5ive)のブログとかをよく見ていたり、福岡移住計画さんを見ている中で、福岡ってなんかクリエイティブに明るい土地なのかなぁと感じていたんですよね。なので、地方でもいいクリエイティブは生み出せると思っていたのと、タイミングよく元上司から「福岡でやってみないか?」とお誘いを頂いたので、チャレンジしようと飛びつきました。


福岡って実際どうですか?

山之内
福岡を選んだ理由の1つは、環境面です。私は、5歳と3歳の娘がいるのですが、二女はカナダで生まれ、日本に戻るときはまだ1歳半ぐらいでした。これからの子育てや家族の暮らしを考えたときに、福岡は、自然も近くて大きな公園にもすぐ行けるので、子育てに向いているなと感じました。実際に、いまの自宅から動植物園まで自転車で10分ぐらいなので、毎週のように行っています。会社への通勤も10分程度なので、家族との時間やプライベートな時間が確保しやすいのもメリットです。
2つ目の理由としては、「地震」です。カナダからの帰国を準備していた当時、ネットニュースなどでしきりに「東京に大きな地震がくる」といった話題が挙がっていました。それを見て、私も妻もちょっと心配になってしまって、東京の選択肢がなくなった感じでした。

峰尾
実際に福岡に住んでみて、やっぱりクリエイティブに強い土地だなぁと感じています。おしゃれなお店も多いですし、スタートアップも盛んです。(TORYUMON Journal 2020のスタートアップマップ
福岡市の創業支援などもありますね。廃校を使ったスタートアップ支援施設のFukuoka Growth Nextも素敵な空間です。デザイン関係のイベントが開催されることもありますし、awabarもあるので、たまに遊びに行きます笑
IT系の大きな企業は多くありませんが、九州で活躍されているデザイナーさんは本当に素晴らしいクリエイティブを生み出しています。プロダクトからWebサイト、ブランディング、空間などさまざまなクリエイターがいるので、刺激をいただけますね。


UIターンして結果的にどうですか?

山之内
実際にLINE Fukuokaで働く中で、やっている業務としては東京と同じレベルのものをやっています。一緒にクライアント企業と話をしたり、ゼロから企画を提案したりと、仕事においては場所による違いを感じることはほぼありません。
いまはリモート勤務で自宅にいますし、条件は東京も福岡も同じだなと感じます。それであれば、あえて東京に住む強い理由もなくて、地方でもいいのかなと思っています。それと、私は実家が鹿児島なので、すぐ帰れる距離にいます(コロナ禍で難しいですが…)。海外にいたときには「たまには日本(実家)に帰りたいなぁ…」と思うこともありましたが、いまコロナ禍において同じような心境の九州出身者は多いんじゃないかなと…。
実家が近い安心感ってけっこう大きいなと思います! それも含めて、福岡にUターンしてよかったです。

峰尾
よかったです。ぼくが実感したのは、関東では当たり前だったことが、実は当たり前ではないんだなと感じました。例えば満員電車。普通のことなので特になにも感じていませんでした。通行人を避ける行為も関東だと当たり前です。福岡に来てそういうことがなくなり、街を歩いているときにふと「あれって実はすごいストレスになっていたんだなぁ」と実感しました。オフィスのカフェから見える景色も本当に最高なんです。晴れた日は山が広がりいい気分になれますね。カレー好きなんで美味しいお店が多いのも素敵です笑


最後にUIターンを検討される方へ

峰尾
大きな決断になりますし、馴染まないかもしれない、家族もいるしなど、さまざまな要因があると思います。その中で決断することはとても難しいことです。まずは福岡に遊びに来てもらって良さを感じてもらえるとその不安も解消されるかもしれません。LINE FukuokaではUIターンの方への入社支援などもありますので、詳細は面接時に採用担当に確認して見てください。あとは勢いも大事です笑


質疑応答

ここからは、当日いただいた質問について抜粋してお答えしていきます。

いまLINEでインターンシッププログラムがありますか。

⇒LINE Fukuokaのクリエイティブでは、インターン・新卒採用はまだスタートしてないです。検討はしていますので、始まったら正式にアナウンスしますね。

福岡ではBXデザイナーはいないのでしょうか?

⇒現状では、福岡にはBXチームとして組織はありませんね。オフライン系の制作物に関わることはありますが、サービスのブランドに関わる業務はいまのところありません。

残業はどの程度発生しますか?

⇒まったくないとは言えません。忙しい時期には残業も発生することがあります。ただ基本的にはすごい少ないと思います。

福岡にデザインセンターを置いている理由は何でしょうか?

⇒当日もお答えしましたが、デザイナーのリソースは年々枯渇していてどこも獲得に苦戦している状態です。人材の確保の点が大きいですね。

関係のない経歴を持っていても志願できますか。例えば、ウェブデザインやってきましたが、イラストチームに志願するとか。

⇒もちろん可能です。採用ニーズとその方のスキルによって判断させていただきます。

ワーキングマザーはいらっしゃいますか?

⇒はい。正社員として働いている方もいれば、曜日を限定して時短勤務をしているアルバイトの方もいらっしゃいます。

自分は広告代理店でデザインのお仕事をしてました。 経歴と学歴は見ないとおっしゃってましたが、ホームページ採用ページでは必須として「App及びWebデザインの実務経験(3年以上)」と書かれてますが、App及びWebデザインの3年以上ないとUIデザイナーに応募できないでしょうか?

⇒求める人材によりますが、必ずしも実務経験を積んでいないとダメなのかというとそうじゃないと思います。ただそれ相応のスキルは必要になると思います。ジュニアクラスの採用などでは、考え方、可能性で採用をすることもあります。

デザインツールとしてスケッチとフィグマのお話が出ていたかと思いますがその他のツールを使用することはありますか?

⇒Photoshop、Illustrator、Animate、AfterEffectsなどを使用することもあります。

個人のKPIはどれくらいの期間でどのように設定されるのでしょうか?

⇒個人のKPIをこちらから設定することはありません。チーム単位で目標管理をしていたり、個人のスキルアップとしてどういうことをやりたいのかヒアリングをし、一緒にプランを考えることはあります。月に1度1on1も実施しているので、そのタイミングでお話することが多いです。

中途でデザイン実務経験が無い方が入社されたことはあるのでしょうか?また、実務経験がなかった場合、自分でどんな勉強をして、ポートフォリオはどんなレベル感ですと採用されるのでしょうか?

⇒あります。映像制作のディレクターだったメンバー、書店員をしていたメンバーが実際に業務を担当してくれています。ポートフォリオの中で重要視するのは、丁寧に作られているか?出来ないなりに手を抜かずに制作されているか?オリジナリティー、センスを感じるか?という点を見ます。

チームはほぼ固定でしょうか。プロジェクトによって頻繁に異動が発生するのでしょうか。

⇒業務内容、事業のフェーズにもよります。深度が深くないと対応できないようなグロース施策では、固定されることもあります。メンバーの希望を聞かせてもらう機会を作っているので、そのタイミングで一緒に考えることが多いです。

作ったデザインのフィードバックや、デザインを調整していく上で個々が壁にぶつかったとき・問題改善がうまく行かなかったときチームとしてどのようにその部分をクリアにして先に進めていきますか?

⇒Slackを使った、フィードバックシステムを作っているので、個人で悩んだことなどに素早くフィードバックしれくれるチームになっています。またプロジェクトの定例なども設定しているので、その中でディスカッションをして課題解決しています。

クライアントに対してシステムを作り納品する企業で働いています。to Cのビジネスでデザインをすることのメリットはなんでしょうか?

⇒より多くのユーザーの声を直接感じることができるのは大きなメリットになると思います。

デザイナー一人に与えられる機材はどうなりますか? モニターの数とかmacやwindowsなどどうなりますか?

⇒LINE Fukuokaでは、基本的にはPC+モニターになります。多いのはiMac+モニター1台(ペンタブが必要な方はペンタブ)Windows or Macは自分で決めることが出来ます。

地方在住でも、最初からフルリモートで入社することは可能でしょうか?

⇒現段階では福岡に拠点を移してもらうことをが前提となります。もちろん、福岡、九州以外の方からのご応募もお待ちしております。

新規事業をやる場合、デザイナーやエンジニアも一緒に0から参加できますか?0からというのは、リーンキャンバス(競合優位性など)段階からです。

⇒参加可能です。中にはある程度企画の方が調査などをして、みんなに共有してディスカッションをするという形で進めることもあります。

東京のクリエイティブセンターに在籍していて、福岡や他国のクリエイティブ室に移籍することはありますか?(その逆なども)

⇒可能です。お互いの拠点の需要がマッチしていればいつでも受け入れられます。

デザインチームからエンジニアチームへのデザインの共有の際にエンジニアの方々もデザインに対する熱量は大きいですか?

⇒大きいですね。エンジニアの方から、こうしてみるのはどう?など意見をもらうことも少なくないですね。

LINEのサービスを利用する時、デザインの細部までこだわりがある印象でしたが、それと先ほど仰ったSpeedを重視する点について、どう言うふうにバランスを取っているのかお伺いしたいです。

⇒プロジェクトにとって大事なのがスピード性であれば、スピード性を重要視して進め、フェーズを区切ってアップデートを掛けていきますし。大事なのが体験であれば、細部まで拘りいい体験を届けることに注力します。LINEはその2つのバランスがかなり高いレベルで進行されることが多いです。

各デザイン業務の掛け持ちや別職種への転身などはありますでしょうか?

⇒プロジェクトを2つ担当しているメンバーはいますね。完全にクリエイティブ職から離れて業務をしている方は実績としてはまだありません。ただ可能だとは思います。


クリエイティブ室採用情報

今回のイベントレポートは以上です! UIデザインやUIターン事例はいかがでしたか? もしもLINE Fukuokaに興味がありましたら下記の採用情報もチェックしてみてください。