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LINE Frontliner中根推奨【LINE公式アカウント活用アドバイス3選】

Originals&Co中根です。

消費財メーカーやブランド等のLINE活用の支援を主にさせて頂いております。企業やブランドがLINE公式アカウント運用を戦略的に活用することで、ユーザーそれぞれの多様なニーズを叶え、売上に直結させる取り組みに改善することが可能となります。

■【LINE公式アカウント活用アドバイス①】

リッチメニューをパーソナライズして、ブロック率軽減、開封率のアップ、CTR改善  

友だちに自社のLINE公式アカウントを継続的に興味を持ってもらうためには、リッチメニューを常にフレッシュに保ち、メッセージ開封時に視界に入ることで、見たくなったり、参加したくなるコンテンツを準備しましょう。 *デジタル上で提供できる今月度のプレゼントキャンペーン参加や壁紙プレゼント、抽選クーポンなどのエンタメ企画が例になります。

また、一部有料サービス(SaaS)や開発が伴いますが、例えば趣味嗜好を伺うアンケートや言語の設定をユーザー任意で行い、リッチメニューをパーソナライズ化することで、より多くのユーザーアクションを引き出すことが可能になります。

弊社サービス「La Nature(ナチュール)」の活用事例になりますが、ユーザーの趣味嗜好に合わせてリッチメニューを着せ替えられるコンテンツを用意し、着せ替えを設定完了したユーザーは、メッセージ配信の開封率が全配信と比べ10ポイントほど高くなり、クリック率も15%くらいまで高める効果が実証できました。 ユーザーの友だちなった理由やインサイトを理解した上でリッチメニューを出し分けることが、最も重要な対策となります。

【事例:㈱タカラトミー様】

・着せ替えの意図と役割:企業全体で個別ブランドのユーザーと繋がりたい

・着せ替えの効果:LINE公式アカウントを全社で活用するため、運用を標準化しやすい。
また、ユーザーの嗜好性が把握できるため、対象者配信の開封率、CTRが改善する。

■【LINE公式アカウント活用アドバイス②】

オウンドメディアから始める「友だち増加施策」

デジタル上だけでLINE公式アカウントの友だちを集客するだけでなく、店頭やイベントなど、ブランドが持つ顧客接点全てからLINE友だちに繋がる動線を持つことが重要。
*イベントを実施するブランド:ダイレクトスタンプを店頭で告知することで、興味関心が高いだけでなく、すでに購入経験のある方々もLINE公式アカウントの友だちにすることが可能となります。
*テレビCMのある企業:CMの右上や右下、Youtube等に公開する際に、最後とサムネイルにLINE公式アカウントの友だち追加QRコードや友だち追加リンクを配置することで、より関心の高いユーザーを獲得することが可能です。

■【LINE公式アカウント活用アドバイス③】

インバウンド回復の兆し「LINEにおける多言語対応」検討

あなたのブランドは本当に日本人の方だけに必要な商品でしょうか?日本に住んでいる外国人は約270万人にもなります。
また、脱コロナから回復に向かうインバウンド旅行者を含めると、2019年実績である約3,000万人という外国人の方が訪日されると予想されています。
※令和4年6月末現在における中長期在留者数は266万9,267人

LINEミニアプリでは、多言語翻訳のソフト対応をするだけで、来日した外国人の方にとってもLINEを通じて商品の良さや価値を届けることが可能となります。
今日はこれを機会にLINEミニアプリに興味を持ってもらえると嬉しいです。現在は飲食店を中心に、LINEミニアプリを活用されていますが、化粧品や食品、テーマパークも同様に多言語対応を検討することもできるのではないでしょうか。

■具体的なLINEミニアプリにおける多言語対応と顧客接点

LINEミニアプリを提供し、来日時にLINEを便利にご利用いただくために・・・
注意:LINEミニアプリを通じてコンテンツを多言語対応することは可能ですが、LINE公式アカウントでメッセージ配信内容を翻訳することはできません。
LINEミニアプリ設計時にLINE_UID取得とともに対象言語をデータベースに保有することで、対象言語の配信メッセージを画像(リッチメッセージ/リッチビデオメッセージ)で届けることは可能です。
自社ブランドとしてどのような体験をLINEで提供するのか?
日本語以外のユーザーに「言語に捉われない情報を届けていきたい」など、考えるきっかけになって頂けると思います。
 
【百花百獣とは:日本製白酒ブランド】
*白酒(バイジュウ)とは中国の宴席ではかかせない、人気のお酒の種類
右上に言語対応プルダウンボックス㈱Wovn Technologyを利用することで、中国語と英語と日本語に対応しています。
LINEミニアプリ内のテキスト表示だけでなく、online shoppingのリンク先もLINEミニアプリの言語選択を引き継ぎ、指定した言語のonline shoppingサイトが表示される仕様になっています。

◾️まとめ

今回は、LINE活用することで、ブランドとユーザーの顧客接点を見直すLINE活用アドバイスを3つご紹介しました。

①   LINE公式アカウントのリッチメニューでユーザー理解を高め、高いレベルでアクションを促す。
②   LINE公式アカウントをブランドポータルとしてハブとなる様、友だち追加経路を設計する。
③   2023年訪日客増加を見越し、店頭やメディアを活用して多言語翻訳LINEミニアプリ活用することで訪日外国人ユーザーへのアプローチを検討する。

ブランド全体の顧客接点と顧客像を見直すことで、更なるLINE活用を深めて頂けると幸いです。
長文にもかかわらず、最後まで読んで頂きありがとうございました。

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