作問のお話(2024/02/03)
あくまで今日の日記である。特にこれと言って具体的なデータがあるとかそういうわけじゃなくて、偏見たっぷりに書いている。留意されたし。
大学時代にクイズサークルに所属した経験があるが、自分はあまり回答者としては向いていなかったなとは思う。反対に企画のルール作成や早押しクイズの作問はかなり楽しめた。
ということで、初心者ながら作問する際、どういうことを考えているかの話をする。
あくまで早押しクイズの基本的な作り方を記したもので、例えばペーパークイズの作問とはまた少し違うことに留意されたい。
ぶっちゃけまともな参考資料はnoteを漁れば出てくるので、そっちを参考にするといい。
まず早押しクイズは、競技的なものや敢えて難解なクイズを出題するという企画を除いて、早押しされなければいけない。誰もわからない問題が続くと、作問者が延々と一人でしゃべるような状態になってしまい場に気まずい空気が流れる。カラオケで有名な曲だから入れたけど誰も歌わなくて気まずいみたいな感じだ。
できれば答えは分かりやすく知名度の高いものが嬉しい。
「でも知名度の高いものって人それぞれ、界隈に因るものじゃないですか?」
そうである。だが「自分の中の基準で知名度の高いものでいい」と個人的に思っている。それで誰も答えられなかったり、答えを聞いて反応が薄い状況が繰り返されるのであればそのコミュニティは自分と合わないんだなと考えよう。
「交流会など、老若男女が参加して自分が合うものが必ずしも回答者に合うものではないというケースは?」
例えばゲームコミュニティのゲームに関するクイズであれば基本的に無難なクイズは作れる。しかし、そうでない状況で早押しクイズを出さなければいけない場合もあるだろう(そうだろうか?)
アニメ・ゲームのコミュニティで芸能・スポーツの問題を出し続けたら滑る。それと同様に自分の不得意なジャンルのクイズが続いたらその回答者はあまりいい気持で早押しクイズ出来ないだろう。
回答者が不特定多数であったり、あまり趣味がわからない場合は次のクイズジャンルに絞ると良い。と個人的に思う。
「ライフスタイル」である。
ライフスタイルの問題は文系学問や理系学問、芸能やサブカルなどと違って人による知識の偏りが大きくない。
細分化するとちょっと怪しい。ファッション辺りは人による常識の差が激しい。だが、ファッションに詳しくない人はファッションの問題答えられなくても白けることは少ない。
ライフスタイルって具体的に何よという真っ当な疑問がある。個人的な考えを挙げる。
グルメ/ファッション/用語・俗語/企業/交通・乗り物/風水・占い/雑学/建築/観光
辺り……? 勿論観光はとかに分類されることが殆どのでちょっと世間的には定義が違う。が、生活の延長に観光があると思うので、そこまで問題ある定義の仕方ではないかなとは個人的に思う。
さて、早押しクイズの作り方だが、
・やや難解な前振りと非常に簡単な後振り
・前振りの時点で答えが一意に絞られる
この二点を抑えれば、ある程度簡単に作れると思う。
前振りはクイズの前半、後振りはクイズの後半と思ってくれればいい。
やや難解な前振りは「ここで分かったらスゴイ!ここでわかるなんて俺のこと好きか!?」くらいの感覚で良いと思う。
例えば「私、ンサドアがNintendo Switchで最もプレイしたゲームである、Capcomが2021年に発売し、翌2022年には有料大型ダウンロードコンテンツ『サンブレイク』が登場したゲームは何でしょう?」という問題があるとする。答えは「モンスターハンターライズ」。ここでいう前振りとは「私、ンサドアがNintendo Switchで最もプレイしたゲームである、」の箇所。正直分からない人には分からないだろうし、昨日の記事を見ていてもピンとこないと思う。だが、分かった人はとてつもない優越感に浸るだろうし、後振りの部分では全員が押せるような作りになっていると思う。
さて、前振りだが、後振りから完全に独立した内容であることにお気付きだろうか。ぶっちゃけ問題文としては「Capcomが2021年に発売し、翌2022年には有料大型ダウンロードコンテンツ『サンブレイク』が登場したゲームは何でしょう?」という後振りだけで成立している。だが、ここで敢えて無駄な前振りを追加していることで答えへの辿り着き方のアプローチが増えている。
ということは。
「この作品で牙竜種がパッケージモンスターを務めるのはポータブル3rdに続き二度目となる、」
「この作品で新たに犬型のガルグがオトモとして加わった、」
「この作品特有のクエストとしてヌシモンスターをボスに据えることもある百竜夜行がある、」
など、前振りを挿げ替えるだけで問題が成立するのだ。ここで贅沢言うと。最初に指示語で「この作品」と言っているので早押しした際に「マガイマガト」や「百竜夜行」という誤答を防げるので、理不尽感がやや減る。
他にも早押しクイズは作り方があるが今日はこの辺で。注意してほしいのが、最初に言った通りこれだとボードクイズやペーパークイズ作りに不向きである点である。
中振りを追加したり、前振りに偏見を加え正解を一意にさせないなど応用の方法は多数あるが、各々開発してほしい。何故ならこれは何かの発展を願う物とかじゃなくてあくまで日記なので……(アッ逃げた)