【 Educussionレポート 】 小さな熱が、大きな熱狂の火へと変わっていく。
5月23日(土)に開かれた「第2回エデュカッション(Educussion)」では、自ら志願して手をあげてくれた3人の学生ライターが、当日のイベントの様子をレポートしてくれました。今回ご紹介するのは、中学2年生の遠藤永里香さんの記事です。
エデュカッションは、ラーン・バイ・クリエーションのワークショップ・デザインチームが企画したオンライン教育会議。Zoomの画面上に大勢の参加者が集い、世代やハンディキャップを超えて意見を交わします。前半と後半で2回行われるグループセッションのお題は「熱狂」について。大学生や社会人に混じって参加した絵里香さんが、その場で感じたこと、発見したことを、自らの言葉でまとめてくれました。
小さな熱が、大きな熱狂の火へと変わっていく。
5月23日、第2回目のエデュカッションが開催された。
エデュカッションではグループに分かれてセッションが行われた。
今回のテーマは「熱狂」。
この言葉を聞き、皆さんは何を思い浮かべるだろう。
私たちのグループでは、「フェス」であったり、「自分たちが立ち上げたイベント」などが挙がった。
私自身は熱狂と聞き、1番に思ったのが体育祭だった。
しかしなぜ私たちは熱狂したのだろう。何が私たちを熱くさせたのだろう。
私は、この問いが出たとき、「熱くなっているときに理由なんかあるのか?!」とつい物申したくなってしまった。
しかし、よくよく考えてみるとあるかもしれないと思った。
それは熱狂をもたらす「ストーリー」の存在だ。
私は、体育祭が私を熱くしたと先ほど書いたが、それは少し間違いだ。
正確に言うと、体育祭の競技の一つ、大繩が私を熱くしたのだ。
大繩はクラス全員、40名近い人が1つの縄に入り時間内にどれだけ飛べたかを競うのだが、これがものすごく難しい。
初めて挑戦した時の記録は、3分間で10回。それはそれはひどかった。しかし、そこから毎日のようにクラスでどうすれば多く飛べるようになるのかを考え、練習をした。
朝の時間、昼休み、あらゆる時間を大繩にささげたといっても過言ではない。
そのかいあって本番では100回飛べた。
これこそがストーリー。
仲間と一緒に頑張って練習し本番で成功することが出来た。
だから私は熱狂したのだ。
このようなストーリーがある熱狂を経験している人は私以外にもたくさんいた。
「自分たちが立ち上げたイベント」で熱狂したと言っていた方も、それを成功するまでの道のりがあったからこそ熱狂出来たんだと思う。
では「フェス」で熱狂したと言っていた方はなぜ熱狂したのだろう。
その理由は、2回目のグループセッションで分かった。
2回目のグループセッションでは、「熱を出し続けるには?」が問いだった。
ここで出た意見として次のようなものが挙がった。
・受け身ではなく、やる側になる。
・好きなことや物を常に認識し関わることで、小さい熱を出し続ける。
2つ目の好きなことを常に認識するというのはすごく共感し納得した。
私も大好きなキャラクターをずっと想い続け本当に出会えた時は熱狂したものだ。
先ほどのフェスに行く方の熱狂の理由もあくまでも私の推測だが、その方は普段からその人の音楽を聴いたりすることで小さい熱は出しており、フェスで本人と会えたことにより小さな熱が大きな火へと変わったんだと思う。
私は今回のエデュカッションを通して、好きなことや物を持っている人はいずれも熱狂できる準備ができているのだと気づいた。
今回のコロナで学校に行けず、友達と創り出す熱狂の時間は減ってしまったが、小さな熱を出し続ける自分の好きな事や物を探す時間にもう少し充てたいと思った。
文章
遠藤永里香|Learn by Creation ワークシップ・チーム 学生ライター
グラフィックレコード
東郷 りん|Learn by Creation スペシャルサポーター
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第2回エデュカッショ「熱狂」のレポートは、学生ボランティアライター3名の記事を掲載いたしました。
3回連続での投稿をご覧くださいましたみなさま、ありがとうございました。
▼ 高校生ライターによる「熱狂の灯が、燎原の火のように熱く燃え盛る日まで。」
▼ 中学1年生ライターによる 「人と話すことで、また違う色の熱狂が生まれる。」
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第3回エデュカッションもオンラインで開催の予定です。
Learn by CreationのFacebookページにてご案内いたします。
是非フォローよろしくおねがいします。
https://www.facebook.com/LearnXCreation/
ご参加くださった皆さま、ありがとうございました。
またお会いしましょう。
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