4月1日に気づいたこと
春の心地よい日々が、毎日を愉快にさせてくれている。
いつものように家から駅までの道を歩いていると、普段ならいるはずのない黒い集団が、銀行外の壁沿いに、大勢並んでいるのを見かけた。
黒のスーツに黒のバッグ、全員が小学校で習うかのような素晴らしい姿勢で並んでいる。
その並ぶ彼らの前で手際良く作業しているのは、おそらくその集団の受付係であろう方。
1人1人にかっちりと点呼をとっている。
入社式
私はこの光景を見て、なんだか異様さを感じた。
昨年の怒涛の1年を通して、私はなんやら社会の仕組みやシステムが変わったのかと勘違いしていた。
NEWSを見れば、「大手企業の入社式はオンラインで実施」などがあり得ることではあるが、大都市とはかけ離れた地方では、至って当たり前のように、全員が集まって入社式をするようだ。
入社式を集まってすることに反対したいというわけではなく、なんとなくあの光景に違和感を感じた。というのが正しい表現だろう。
果たして、あの黒い服を着て、謎の時間を待ち続けるのは必要だろうか。今はまだ社会への行進が少なく、考えも未熟ではあるが、この先の未来を創るのは私たち若い人たち。
こんな答えも出ないようなことを考えるのも、悪くはないはず。
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