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【LVS Season1】ゆめのき学園活動レポート①

2024年8月よりスタートしたローカルベンチャーシップSeason1、各チームの1ヶ月の動きを振り返り、担当コーディネーターがレポートをお届けします。

ゆめのき学園のコーディネーターは天广が担当、今回は8月の活動をご紹介します。

     ▼ゆめのき学園のプロジェクトはこちらをご覧下さい▼

今回のプロジェクトに挑戦するのは、ゆめのき学園学童保育部統括責任者 の美果さん。
さらに今回は昨年度にベンチャーバディとして挑戦した絵里香さんという心強い味方もご一緒に新たなチーム体制のもと始動していきます!

そんなゆめのき学園のバディに応募しマッチングしたのは…この春大学に入学したばかりの新潟県在住の大学生・渡部桃香さん🍑

もともと高校時代は学校内に留まらず、自分の暮らす地域での活動に参画する経験もあり、大学では社会福祉の分野を専攻するなど、そのポテンシャルと関心にピッタリだと判断し、マッチングといたしました。

プロジェクトキックオフ!


バディとのマッチングが決まり、8月15日にキックオフミーティングを迎えました。初回は新潟駅にある交流拠点のMOYORe:に集まり、顔合わせを実施。

顔合わせMTGの様子

驚きだったのは、美果さんと、絵里香さんも今日で2回目の顔合わせだったという事実。お互い息の合ったコミュニケーションを展開するゆえに長年苦楽を共にしたパートナーかと思わせる雰囲気を漂わせていましたが、
それぞれがフレッシュな関係性のもとでプロジェクトがスタートしました!

まずは簡単に自己紹介。お互いの呼び名を確認し合ったり、共通点などを探しながら徐々に緊張感も和らぎ、コミュニケーションが弾みます。
(全員、名前の最後に“か”の文字がつくという思わぬ共通点も!)

MTGの様子

それから、ゆめのき学園が置かれた状況や今回の プロジェクトが立ち上がった背景について美果さんから共有してもらいつつ、改めて丁寧に目線合わせをしました。

・ゆめのき学園では、昨年度(2023年)にビジョン、ミッションを再定義し、さらに行動基準の策定を行った。

・ゆめのき学園が目指す世界観を大切にしながら、その中で働いているスタッフ一人一人が自分の希望にマッチした役割を選び、納得感を持って成長を感じながら、子どもたちへの貢献の幅が増えていくシステムを形にしたい。

・一方で、まだ構想段階で曖昧な状態にあるシステムの輪郭を明らかにしつつ、日々の業務の中に実装していくには、日常の生徒対応などの業務に追われ、時間などのリソースに限りがある美果さん含む園内のスタッフだけでは余力がなく、重要なことだが優先順位が後回しになり、着手できずにいる。

・そこで、実際に手足を動かし、必要な情報のリサーチや仮説の検証、アイデアの収束を手伝ってくれる人材や、学童の中(内側)で働いている人とは異なる視点(相対的)でフィードバックをくれる外部人材の力が必要と感じている。

・またこのシステムを形にすることで、働く本人の成長など自己実現の欲求を満たせるような職場環境が整い、その魅力の周知をしていくことで、現在働いているスタッフはもちろん、これから新たにゆめのき学園で働くことを考える意欲的な人材に自社が選ばれる好循環につながると思っている。

などなど、この日は、各メンバーがPJの背景を質問を交わしながらしっかりと背景を噛み砕き、改めて腹落ちさせることに時間を使いました。

バディの桃香さんもメモをとりながら、自分のよく分からない部分はそのままにせず質問をする姿勢に積極性と頼もしさも感じます。
(*例えば、システムって具体的にどんなもの?など、美果さんも改めて伝えたいことの真意を考える機会になったようです。)

最後は3人でのスリーショットも収め、今日はお開き。今後のプロジェクトの成果が楽しみです。

3人での集合写真

第2回全体 MTG  

初回MTGで決めきれなかった今後の具体的なアクションプランの設計などのフォローアップも含め、1週間後に再会。今度はオンラインでのMTGに。

ここで、一つ大きな壁が立ちはだかります。
プロジェクトオーナーの美果さんから、同じくプロジェクトオーナーの補佐役として参加する絵里花さんと、ベンチャーバディである桃香さんが同席する場での、それぞれへ共有する情報の線引きが難しく、何をこの場で聞いていいのかお互いに探り合いながらで、MTGが思うように進行しない状況が発生。

それもそのはず、絵里花さんは美果さんと近しい立ち位置(プロジェクトオーナーの補佐役)ではあるけど、昨年度のベンチャーバディとして参画した身。ゆめのき学園のスタッフが日常的に行うお仕事(学童に通う生徒のサポートなど)とは、別の会社で別の仕事を普段している背景もあり、ゆめのきに状況や現場の景色を詳細にはキャッチアップできてなかったこともあり、お二人の持つ情報に少しばかり溝が生まれていて、その部分を埋め合わせることにも時間を使いたい気持ちもありました。

また、桃香さんには何も知らない新鮮な視点で参加してもらった方が、システムに関する忌憚無いフィードバックが得られる(*今回のシステムは評価にも直結するので、公開された基準に過度に合わせようとすることなく、何も知らないまっさらな状態でに仕事に取り掛かるゆめのき学園スタッフとして、手探りで基準に順応していくプロセスを体感してもらい意見が欲しい)との理由から、
ゆめのき学園が抱える(システム=スタッフ評価にまつわるもののの基準)をできれば、現時点では桃香さんには公開したくない事情など、
お二人が同席する場でのプロジェクトでのスコープの当て方に苦戦しました。

この日は一旦、システムとはそもそも何なのか?そこのアウトラインを明確にしつつ、その上で各メンバーの役割やタスクを明確化する。
さらに、同時並行してバディである桃香さんは現地訪問の日程を調整し現場感を掴む、それからヒアリングできそうな人の洗い出しなど、
次のアクションを暫定的に定めながら、少しばかりモヤモヤが残る形で解散。

さらに迎えた8月下旬。


桃香さんがなんと高熱にうなされ、現地訪問の再調整、さらにMTGが8月中は難しくなるような緊急事態が発生・・・
果たしてこのプロジェクトの行く先やいかにと一時は不安が募りますが、
ここから迎える9月。それぞれが躍動し始める序章に過ぎないのかもしれません。

次号へ続く。

コーディネーターより


美果さん、桃香さん、絵里香さんという異なる立場で、それぞれ違ったバックボーンを抱えながら、それぞれ本業もある中、プロジェクトを進めると同時に関係も1から紡いでいく。これからが本番ですね!

序盤にしっかりと見つめる部分が具体化したことで、プロジェクトの地盤が固まり、むしろ安定的じゃないことで、3人が3人で「自分が何とかしなきゃっ!」という少しばかりの危機感も併せもちながら、今まで以上に、さらにギアを上げて、より自分主体で動いてくれる可能性も感じさせます。

そして、成果創出という共通の目的に向かう道中で、新たに加わったお二人のお仲間がもつフレッシュなエネルギーに誰よりも触発されたであろう、プロジェクトオーナーである美果さんのご活躍も楽しみです。
まだ旅は始まったばかり。

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