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【プロジェクト事例】羽賀 万起子さん×信田 絵里香さん|ゆめのき学園
ゆめのき学園は新潟市西区を中心に、子どもたちの居場所に関わるさまざまな事業を展開しています。常々、収益を安定させるために認知拡大とファン獲得に取り組まなければと考えており、注目したのがボードゲームでした。本プロジェクトを活用して、これまでは個人向けに開催していたボードゲームワークショップを法人向けに展開。ゲーム要素をビジネスに活用する「ゲーミフィケーション」をコンセプトとした研修プログラムを開発し、新たに研修事業を立ち上げたいと思います。
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何をするかよりも、誰とするかを大切にしたいから。
バディの応募条件がアンダー30だと伺って、とてもワクワクしました。若い方との交流は感性の違いが面白く、たくさんの刺激があります。これまでにもアルバイトの受け入れを通して多くの若者と協働してきましたが、このプロジェクトで出会う方はきっとゆめのき学園からではアプローチできない人材。素敵な方との出会いに期待して参加を決めました。
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経験や知識を問わず、ありのままの自分を必要とされてみたい。
自分が働いている環境でコミュニケーションがうまくいかず、無力感やモヤモヤを抱えながら過ごしていました。事前説明会で、「経営者は知識や経験の有無に関わらず若いアイデアを求めている」と聞いて、自分も必要とされる存在になれるかもしれない、何より面白そう!と感じて応募することに。「弱みじゃなくて強みを活かそう」という視点にも共感でき、活動を楽しみにしていました。
【プロジェクトテーマ】
テーブルゲームを使った研修事業を新たに創り、「遊び」から生まれる「学び」を大人にも。
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[week1]時間をかけて丁寧に互いを知る
ワクワクしながら迎えた初顔合わせ。お互いのことを知るために、まずはじっくりと自己紹介をすることにしました。経歴や参加動機だけでなく、生い立ちや価値観なども深掘り。羽賀さんは、信田さんとならゼロから始めた方が魅力的になりそうだと感じたそう。初日は15分ほど新規事業の概要を伝え、各自気になったボードゲームを持ち帰って終了となりました。
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[week3]オンラインで意見交換&叩き台の作成
信田さんの意見を積極的に取り入れていきたいと考えた羽賀さん。フラットな関係を意識しながら、コーディネーターも含め3人でアイデアを出し合って、研修プログラムの骨組みを作っていきます。初日のおかげで心理的安全性が高まり、和気あいあいとした雰囲気で進むミーティング。信田さんはバディとしての活動に刺激を受け、勤め先での業務にも張り合いが出たといいます。
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[week6]スケジュールを変更し、深掘りに注力
1カ月が過ぎたところで、プログラムの中身にばかり注目し、市場ニーズを深堀りできていないことに気づきました。組織内で研修プログラムのデモワークショップを実施するフェーズに差し掛かっていたものの、一旦ストップ。このチームだからこそ生み出せる価値を大切にしたいと考え、3カ月後のゴールを研修プログラムの完成までに軌道修正。改めてコンセプトから考え直すことにしました。
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[week9]スタンプ連打で気持ちを伝え合う
実は、対面でミーティングを実施したのは3カ月間でわずか3回。週に一度、オンラインで1〜1.5時間ほど進捗確認をするほか、簡単な情報共有や質問はLINEのグループチャットを使用していました。時にはスタンプの連投合戦が起き、ここでも心理的安全性の高さがうかがえたゆめのきチーム。資料に記載するキャッチフレーズの一言一言も納得するまで話し合いました。
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[week12]研修商品の説明資料が完成
一進一退を繰り返しながらも、目標としていた研修プログラムと説明資料が無事に完成しました。カタチにできたのは、本業で研修事業に関わって得た知見と自分の意見の双方をしっかり伝えてくれた信田さんのおかげと話す羽賀さん。中間成果発表会では、参加チームで唯一動画を使って発表。動画素材の撮影・編集も信田さんが担当しました。
【プロジェクトオーナーの基本情報】
業 種:学習支援・子育て支援事業・サービス内容学童保育運営、児童福祉施設運営、子育て・育児支援サービス
所在地:〒950-2076 新潟県新潟市西区上新栄町5丁目17−3
WEB:https://yumenokigakuen.com/