LabVIEW CLAD対策① ハードウェア問題対策のためのDAQ設定
はじめに
LabVIEWのCLAD試験ではハードウェア関連の問題が出題されます。
NIからは下記のPreparation Guideの中で例題が提供されており、試験の準備のためにこの内容を確認しておくことは重要です。
http://learn-cf.ni.com/custed/Certification/Prep%20Material/CLAD/CLAD_Exam_Preparation_Guide_using_LabVIEW_2017.pdf
試験前に例題と同じVIを自作して動作を確認するには、ハードウェアに関する関数を使えるようにソフトウェア上で設定が必要です(特に、ハードウェアを用意する必要はありません)ので、この記事ではその設定方法を説明します。
設定方法
1.Measurement & Automation Explorer (MAX)を起動する。(Windowsであれば、キーボードのwindoswキーを押した後、”NI MAX"と打ち込めば表示することができます)
2.NI MAXが起動したら、左列の「デバイスとインターフェース」 を右クリックし、「新規作成」を選択する。
3.新規作成ダイアログボックスで、「NI-DAQmxシミュレーションデバイスまたはモジュール式計測器シミュレーションデバイス」を選択し、終了 ボタンをクリック。
4.「CompactDAQシャーシ」の左の「+」クリックし展開し、「NI cDAQ-9178」を選択し、OKをクリックします。
5.デバイスはDevices and Interfacesリストに「NI cDAQ-9178 "cDAQx "」として表示されます。ここで、他のcDAQ-9178デバイスがなければ、"x "=1です。
6.「デバイスとインターフェース」の リストでデバイス名(NI cDAQ-9178"cDAQx")を右クリックし、「cDAQシミュレーションシャーシを構成」を選択する。
7.モジュール欄の右の"v"をクリックし、下に示すようなモジュールを1~8のスロットに対して設定し、OKをクリックします。
スロット1:NI 9236
スロット2:NI 9213
スロット3:NI 9472
スロット4:NI 9263
スロット5:<なし>
スロット6:<なし>
スロット7:NI 9234
スロット8:NI 9215
8.以上で設定は終わりです。
使い方
ブロックダイアグラムで、Measurement I/O→NI DAQmxとすることで、ハードウェアに関する各種関数を使うことができるようになります。
上記の関数を用いることでCLADの例題を自分で作成し、実際の動作を確認することができます。
例えば、CALDのハードウェア問題のQ4を作成した例は下記のようになります。
以上。