3年生0学期。
高校2年生の12月。最後の学年集会。
「年明けからは2年生の3学期ではなく、3年生の0学期として、受験の準備がはじまります。」と、言われたかどうか定かではないが、3年生0学期をキーワードに受験生としての自覚をあおられた記憶がある。
思えば今まさに3年生0学期にいる。
石の上にも三年と、ことわざになって、先人たちが言い伝えているぐらいだから、きっとそうんなんだと思う。
確かに、ここまで2年弱やってきて、分からないなりに、もがき、苦しみ、ときにつぶされ、はいつくばり。それなりにできることが増えてきた実感はある。
一方で、まだまだできないことが多すぎて、おじさんたちへのとてつもなく高い壁を見せつけられているようでときどき絶望する。
きっと、勝負の3年目。
今、ぼんやりとやりたいなーとか、やった方がいいんだろうなーと思いつつも、目の前のことでいっぱいいっぱいになってできていないことをなんとか形にできるように。自分がやったと自信をもっていえるような成果を出せるように。
きっと、ここでひとつステージが上がるポイント。
これまでは、任せてもらえることがありがたく、全部一旦引き受けてみていたけれど、難易度はどんどんあがり、あちこちに動き回るほどに量も増えていった。
結果、すべてが後手後手にまわっていく悪循環におちいった。
恥ずかしながら、言われたことをとにかく早く手元から離すことだけを考えていた。分かることが少ない以上、スピードだけが武器になるという一心で。
本当はもっと頭をつかわないといけなくて。
・それは自分がやるべきことか、他の人にお願いできないか
・質かスピード感か大事なのはどちらか
・言われたことを言われた通りにすればいいのか(出された指示が全てか)
・そもそも求められていること(=目的)は何か、本当に今必要な仕事なのか
たたかい方をかえるタイミングが来たんだと思う。
勝負の3年目の0学期。
基礎を固めたうえで、何をもってたたかうか、何をめざしてたたかうか。
次にやりたいこともいろいろとぼんやり頭をめぐらせて考えつつあるのも事実ではあるが、、このご時世に忙しく働かせていただけることにまずは感謝しつつ。