【夫に依存していたと気付き夫婦関係を改善する話】⑫怒りの裏には悲しみがある
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夫の車から降りて
自分の車に乗り込み
車のシートを倒して
顔にタオルをかけて
外から見たら
寝ているように見えるように
溢れ出てくる涙をそのままに
声を押し殺して
静かに泣き続けていた私
いつまでも止まらない涙
だけど
これはなんの涙なんだろうか
そう自分に問う
私からの離婚宣言
こうなったきっかけは
夫の言葉にショックを受けた私が
夫を無視し始めて
数ヶ月間
その間も夫は変わらず
私にスイーツなどのお土産を買ってきてくれて
晩ごはんには私が好きなおかずを作ってくれて
いつも家事育児の手助けをしてくれて
いつも支えてくれていた
突然始まった無視が数ヶ月続き
その間
何の話し合いもすることなく
ある日突然
もう離婚したい
調停しよう、裁判しよう
双方の親に入ってもらって話し合いしよう
お互いにとって良い形で終わるように
私からの一方的な離婚宣言を受けて
夫から離婚したい理由を問われて
もう離婚するし、もうどうでもいいやと
これまでの不満をこれでもかとぶちまけて
それは全て一方的なもの
私の視点でみたことばかりで
いままで言えなかったことや
我慢してきたことを夫に伝えたことで
とってもスッキリして
そうしてやっと見えてきた
変わらず家族のために
私のためにと、動いてくれてる夫の姿
あれ、、
もしかして、夫って、いい人では、、?
もしかして、私、色々と、間違えてる、、?
たまっていた不満を爆発させたら
頭が冷えたようで
それまで、
もう離婚、無理、さようなら
それしか頭になかったから
夫の嫌なところ
好きじゃないところばかりが
私の目には写っていたけれど
冷静になったことで
歪んだフィルターご外れて
夫のいいところが見えてきたら
見れば見るほど
いいところばかりが見えてくるから
私の気持ちもどんどん変化してきて
無視するきっかけとなって
夫の無神経な一言を思っても
(無神経な一言、これもまた私の盛大な勘違いで)
(詳細はまた別に書きます)
これ、、離婚するほどのことかな、、
なにより私、まだ、夫のことが、好きだ、、
私の夫への想い
夫のことを想う気持ち
その気持ちは、まだ確かに、ある
というか、
夫のことが大好きだから
夫の言葉に深く傷ついていたんだ
大好きな人から裏切られたような思いで
とっても悲しくて、悔しくて、傷ついて、
もう離婚だと宣言することで
夫に分かって欲しかったんだ
こんなにも私は傷ついているんだ
離婚を言い出すほど
私の心は傷ついているんだぞ!と
夫に後悔させてやりたい
私を傷つけたこと
夫からの言葉が欲しい
ごめん、私のことを愛してる、と
そんな気持ちだったんだと、気付いた
怒りの感情のうらには悲しみがあるという
悲しくて、傷ついて、怒りとなって
離婚!と、夫にぶつけてたんだ
夫との話し合いした後
涙が止まらなかった理由は
本当は分かって欲しかった
本当は労って欲しかった
本当は私を愛してると言って欲しかった
そう思っていた自分の気持ちに気付いたこと
そして
私からの無視が始まる前
離婚したいとなる前の私の状況
私ひとりで頑張ってたこと
私ひとり抱え込んで無理してたこと
それはやり方が違ったかもしれないけれど
家族みんなのためにと一生懸命やってたこと
これらを夫に伝えることが出来て私
夫が私の思いを理解してくれて
さらにそこから
どうしたら私が楽になれるか?
どうしたら家族にとっていいか?
たくさんアドバイスしてくれて
なおかつ夫も協力すると言ってくれて
そのことが私の気持ちをとても楽にしてくれた
離婚したいとなってたのは
私ひとりで無理して我慢しての日々に
限界が来ていたことから
もうこんな生活はいやだ!と
心がSOSを出していたことに気付いて
夫は
私のやり方を聞いて理解して
それらがより良くなるよう提案してくれて
私が楽になるようにと色々考えてくれて
何よりも
結婚前も、結婚後も、いまも、
いつも、いつでも、夫は私のことを
助けようと、支えようと、想ってくれてた
私に、見えていなかっただけ
私が、見ようとしていなかっただけ
私が、夫の愛情を、受け取っていなかっただけ
思い返せば
夫は伝えてくれてたのに
なのに
ひとりで無理して余裕がなくなっていた
私の頭に浮かんでくるのは
私に非協力的な言動ばかりだった
本当、人間って
見たいものしか見ないんだなあ
夫もどれだけ辛かっただろう
愛する妻のためにと動いているのに
肝心の妻は
その愛を受け取ろうとせず
いつもひとりで走り回って
ピリピリイライラいつも不機嫌な妻
そんな妻の姿を見ていた夫
夫も、しんどかったんだ
夫も、疲れてたんだ
毎日毎日家族のために働いて
毎月お給料を渡してくれて
仕事から帰宅してからも
バタバタしてる妻のために手助けして
ゆっくりしたい休日も
妻がひとりになれるよう
子ども達を連れて出かけてくれて
なのに妻は笑ってくれない
どころかやっぱり不機嫌そう
いつもイライラ子ども達を叱りつけて
夫への労りの言葉もなく
あんまり大変そうだから
妻が楽になるよう提案したら
突然に妻からの無視が始まり
子ども達とは楽しそうに会話する妻
家のなかでの居場所がなくなっていく夫
数ヶ月間の無視が続いてると思ったら
いきなりの離婚宣言
身に覚えのない事柄を述べられて
罵倒、糾弾、批判、怒りをぶつけられて
と思ったら
今度は突然「仲直りしたい」と言われ、、
ほんと、なんて短絡的な思考、浅はか過ぎる
夫はどれどけ傷ついたんだろう
夫をどれどけ傷ついてしまったんだろう
自分のしたことのあんまりさに
情けなくて、不甲斐なくて、涙
でも
「仲直りしたい」という思いを
いまの私の想いを、夫に伝えられたこと
伝えることができた
伝えたかったこと
ぜんぶ伝えることが出来た、、!
そんな安堵感もあって
グチャグチャな感情のまま
止まらない涙を流し続けた
続く