【夫に依存していたと気付き夫婦関係を改善する話】⑪仲直りしたい

この記事の続きです

「私はいまのままは嫌だ」
「夫くんと仲直りしたい」

そう言った私に、

「それ、自分が拒否したらどうするの?」
「無理矢理にでも離婚するの?」

そう答えた夫

それまで
離婚する、調停する、裁判しましょう

一方的にそう宣言してきた妻が
いきなり「仲直りしたい」なんて

手のひら返し過ぎて信用できない
何か裏があるのでは?と疑うだろうし
人格がコロコロ変わり過ぎて怖すぎる(汗)


でも私は
「仲直り」したら
元の鞘に収まると思っていたから

私から「仲直りしよう」と言うことで

いますぐに仲直りできる、と
そんなお目出度い思考でいたから

まさかの夫の「拒否」発言に

え?!
拒否するの?!
うそんー?!

めちゃくちゃビックリしていた


いま振り返って見ると
本当お目出度い、脳天気な奴なんだろう、、


「言った言葉は取り戻せない」

夫を傷つけてしまった私の言葉
もう、取り消せない

そのことを、分かっていなかった


「拒否したらどうするの?」

そう言われて
なんて返せばいいのか
分からなくて


私は

「イヤだ」
「仲良くしたい」
「ごめんなさい」
「仲直りしたい」

そう繰り返すしかなかった


夫も、急な方向転換に混乱したのか、

「急に言われても、心が追いつかない」
「ちょっと考えさせて」

そう言って車を降りようとする

とっさに夫の服を掴んでしまった私

「いやだ、降りないで」

泣きながら懇願する私に、

「考える時間が欲しい」

と、夫


ああ、久しぶりに話せたのに
もう終わってしまう
まだ終わりたくない
まだ話したい!

そう思って
夫の服を掴んで降りさせまいと離さない私

だけど
「ちょっと、本当に、時間が欲しい」

そんな言う夫の声は切実で

あ、これ、マジなやつだ
ここは引く場面だ

そう感じて

私「いつ、返事、くれるの?」

夫「、、次の休み、までには」

私「次の話し合いの日を、決めて欲しい」

私「子ども達が居ると、なかなか話せないから」

まだ服を掴んだまま夫に言う私に

夫「、、3日後くらいには」

そう約束してくれた夫

これ以上引き伸ばしたら駄目だと思い
私は、手を離した


車を降りた夫は
子ども達が待つ家に戻り

私は、夫の車から、自分の車に乗り込み
止まらない涙を隠すため
タオルを顔に乗せて
ひとり、静かに、泣く時間を過ごした


続く