見出し画像

生きるのがつらくてどうしようもない僕を、幾度となく救ってくれた曲

僕は高校生の時に統合失調症を発症しました。

いまではそうでもありませんが、当時は絶望の真っただ中でした。

なぜ僕が、という気持ちと、精神障害者のレッテルを貼られ、今後世間から疎まれて生きていかねばならないという気持ちで心が押しつぶされていました。

発症して数年経った後、僕はこの曲と出会いました。

ブランニュー・ヘヴィーズ『World Keeps Spinning』。

……

このバンドを知ったきっかけは、当時好きだった対戦格闘ゲーム『ストリートファイターⅢ』のBGMの作曲者である奥河英樹さんが、好きなアーティストとして挙げていたのが気になったからです(ゲームのサウンドトラックより)。

ジャンルとしては「アシッドジャズ」といって、1990年代に流行ったクラブミュージックのひとつ(?)です。

ではさっそく聴いてみましょう。

つらいとき、悲しいとき、どうしようもなくむなしいときに聴く曲を僕は何曲か持っているのですが、歌詞ありの曲の中ではジャミロクワイの『Virtual Insanity』と並んで、僕の中では二大巨頭です。

歌詞を読んでいくと、どこか遠くに行ってしまった友人(もうこの世にいないかもしれない)に向かって発せられたメッセージのような感じがしました。

この曲の歌詞でいう『君』を自分に置き換えて聴いていると、『僕』はなんだか神様や仏様のような神聖な存在に思えてきて、なんというか、僕は守られているというか、宇宙との一体感を感じたこともあります。

“The world keeps on spinning
世界は回り続けている”

"When we think we've reached the end the world keeps on spinning
私たちが終わりを迎えたときも、世界は回っているのよ"

という歌詞からは、世の無常のようなものも感じられます。

悲しいとき、何度この歌が僕を慰めてくれたことか。
むなしいとき、何度この歌が僕を支えてくれたことか。
とてもスケールの大きい曲だと思います。

……

英検3級の英語力で、歌詞を訳してみました。
一緒に曲の世界観を味わっていだいただければ幸いです。
(※著作権の都合上削除する場合があります)

ブランニュー・ヘヴィーズ
World Keeps Spinning(1994)

【歌詞】
The world keeps on spinning
世界は回っている

The world keeps on spinning, yeah
世界は回り続けている

World keeps on spinning
世界は回っている

The worlds keeps on spinning, yeah
世界は回り続けている

Hey, now I know you're gonna be okay
ねえ、わかるよ、君はもう大丈夫だって

Time keeps on changing but I know we're gonna win anyway
時代は変わり続けるけど、僕らはきっと勝ち取れる

Oh, how I've done you wrong,
君にしてしまった過ち

There ain't a thing that I can say to you to make it better
この状況をよくするために君に言えることは、何もない

Sometimes we must be strong
時に僕らは強くあらねばならない

You know, that life goes on for us if we cannot be together
ほら、一緒にいられなくても、人生は僕らのために続いていくよ

《コーラス》
Don't cheat yourself, happiness is 'round the corner
自分を偽らないで、幸せがあの曲がり角の周りにあるわ

It will come to you, so have faith in future love
それはあなたにやってくる、だから未来の愛を信じて

'Coz there's heaven up above
上を見上げれば天国があるから

When we think we've reached the end the world keeps on spinning
私たちが終わりを迎えたときも、世界は回っているのよ


Hey, you know that time can be a healer, so they say
ねぇほら、時が癒し手になってくれる、だから彼らは言うんだ

We mustn't be afraid to let our lonely nights become a brand new day
「恐れてはいけない、ひとりぼっちの夜を新たな始まりの日にするために」と

Oh, how I've done you wrong,
君にしてしまった過ち

I couldn't offer you a hope or find a better way,
僕は君に希望を捧げることも、よりよい道を見つけることもできなかった

This time we must be strong, our friendship lasts beyond all else,
いまこの時、僕らは強くあらねば 僕らの友情はすべてを越えて続く

Don't let it fade away
その気持ちを、かすれさせてはいけない

Don't let it fade away
自然に消滅させてはいけない

《コーラス》
くりかえし


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?