【チェス】シュリーマン・ディフェンス探検隊 その4
みなさんこんにちは!
今日もシュリーマン・ディフェンス探検隊の時間がやってまいりました!
だんだんと寒くなってきましたが、負けずに張り切っていきましょう!
さっそく棋譜を見ていきましょう!
……
ゲスト ー ルージン
●棋譜はこちら
※本当は相手のお名前を隠したいんですが、やり方がわからないので
やむを得ずわかる形で棋譜を公開しています。
例えばこちらが勝った棋譜を公開することによって
相手の方を貶めたり晒し上げたりするような意図はまったくなく、
純粋にオープニングへの理解を深めようという目的で
棋譜を公開しています。
前回と同じく、白は4.Bxc6と指してきました。
ビショップ交換の後Nxe5とポーンを取りにくればQd4で悪くない、というのは前回紹介した通りです。
今回は違う展開になりました。
4. … dxc6
5.exf5
穏やかにいきたいのであれば5.Nc3から駒組みしていくのがよさそうですが、早くも戦いが始まりそうです。
黒はe5のポーンをとりあえず放置して、白マスビショップを展開しました。
ここでは、先に5. … e4と突いてタダで取られないようにするのがよかったようです。以下、たとえば
6.Qe2 Bxf5
7.d3 Qe7
などと、クイーンサイドにキャスリングする準備をしつつ
e4をめぐる争いに備える展開がありました。
……
本譜に戻ります。
5. … Bxf5
6.d3 Bg4
白がe5のポーンを放置して6.d3とビショップの展開を目指してきた(?)
ので、ポーンを取られまいとナイトをピンしてみたのですが、これは
緩手(ぬるい手)だったようで、ここでは6. … e4から先ほど説明した展開を目指す方がよかったようです。
……
7.o-o Nf6
8.Bg5 Bd6
9.h3 Bh5
10.g4
白、キングの守りを弱めてしまうので、通常は避けたい手です。
例えば、本譜では駒損が怖くて指せなかったのですが、ここで
10. … Qd7
と指す手があるようで、仮に11.gxh5とビショップを取ると
11. … Qxh3で白のキングが危険にさらされます。その後例えば
12.Rf1などとキングの逃げ道を確保しようとしても、黒はキャスリングから攻めが続きそうです(12. … o-o)。
……
本譜に戻ります。
白13手目が終わったところで、黒は13. … h5からキングサイドを崩す手があったようです。
本譜では、さらなる戦いに備えてロングキャスリングしました。
少し進んで、この局面。
ここで、Rdg8+からの怒涛の攻めがあったようです。
(例)
17. … Rdg8+
18.Kh1 Bxf3+
19.Nf3 f4
20.Ng1 Rxh6
21.Kh2 Rxg1
こうなると白は2手メイトを防げません。
(※その他の変化手順については割愛します。)
本譜に戻って、最後は白があっさりあきらめてしまった感じです。
ここで24.f3ならもう少し続きましたが、白厳しいことに変わりはなかったように思います。
ただ、お互い時間が切迫していたので、時間切れを狙って粘るのもひとつの対局だったのかな、と思います。
【結論】
勝ちはしましたが、課題の残る内容でした。
攻めの踏み込みがまだまだ甘いです。
……
いかがでしたでしょうか?
記事がより分かりやすく、おもしろくなるよう工夫していきますので
今後とも応援よろしくお願いします!
探検隊はまだまだ進んでいきます!
次回をお楽しみに!
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