NAS(DS218)導入の備忘録
(追記) 2019年ごろのメモ書きでしたが、後悔を胸に刻むため公開しときます。
→Amazon Photosへの自動バックアップが2020年11月から停止。。。悲しす。。。別手段を模索中です。
せめて220+以上の上位機種なら仮想化でWin10入れて標準のAmazon Drive同期アプリや、Dockerなどで回避策構築できそうだったのに。
構成は、Synology DS218にWD Blue 6TB 5400rpm 256MBを2台で冗長構成はSHR(Synology Hybrid RAID)。
あくまでも私個人の主観による記載であるため、圧倒的な知識不足が予想されます。
なぜNASを導入するに至ったか?
現状、自身のデータ管理はすべて外付けHDDで、ほんの一部クラウドという状況。
よって、冗長性を持たせて管理をしたい。また、Amazon Photos(Prime Photo)へ自動バックアップをしてみたい。
構成選定理由
コストパフォーマンス重視です。
NAS: DS218
・あくまでも個人の写真・音楽管理がメインで、商売道具ではない
・RAID1で十分であり、RAID5以上は過剰かつ場所がない(結局、後述のSHRを採用)
・ホットスワップ対応有り(経験したことあると便利さを痛感する)
・その他
・リモートでのコンテンツ再生(主に写真)
・仮想化とかは必要なさげ
・Amazon Photoへの写真データの自動クラウドバックアップが可能
個人的には、白い筐体の方が好みなんですけどねー
HDD: Western Digital Blue (6TB 5400rpm 256MB) x2
当然ながらWD Red, Seagate Ironwolf, Deskstar, etc.のNAS専用の方が故障率も低いし、望ましい。すべては自己責任。
・24h稼働は必要なく、そこまで頻繁にアクセスが行われない
・HDDってそんなに壊れる?(←HDD故障より容量不足で交換していることの方が多い)
・5400rpmであれば、発熱量もそこまでではない
・揺れるようなところに置かない見込みで、振動対策はなくてもよい(必要そうなら耐震マット、大地震は基本アウトで諦めの精神)
・RAID1構成前提であり、ホットスワップまで対応するため
・店回った時に安かった(時としてタイミングと勢いは重要である)
SHR(Synology Hybrid RAID)
・Synologyではデフォルトがこれ
・RAIDとは異なり、交換時には最大容量のHDDよりも大きいものを交換可能とのこと
・RAID1よりも効率的に管理してくれそう(勝手な思い込み)
正直に申して、この仕様を事前に把握していれば、HDDサイズはもう1サイズ小さくしてもよかった気がするが、後の祭り。。。高い勉強代となったね!
セットアップ(ハード)
特に難しいことはない。開封の議を行い、説明書の通りHDDをセット、ケーブル類を接続するだけ。強いて言えば、付属のLANケーブルがCat. 5eで帯域が気になるぐらいだ。
セットアップ(ソフト)
電源ON!説明書記載の接続先につなげば、勝手に初期設定が始まる。ガイダンス通りにセットアップすれば特に困ることなし。DiskStation Managerというのがメインでの管理アプリ。
最後に、動作確認のため写真をいくつか格納してみて動作確認しOK。
(これが悪夢の始まりとは。。。動作確認は適当なテキストファイルなどにしておいて、写真データはPhoto Statioinをインストールしてからやろう)。
Photo Stationのセットアップ
ここで、写真管理アプリPhoto Stationをパッケージセンターからインストールしたところ、問題が発生。
先ほど格納した写真がPhoto Station上どこにも見当たらない。しかもWebブラウザからだとFile Stationからphotoフォルダすら見えなくなっているではないか。。。(エクスプローラー上でのみ確認できる)。
調査結果
Photo Stationをインストールすると、photoフォルダへの権限管理が完全にPhoto Stationへ移行され、DSM上では管理できなくなるようである。さらにインデックスが作成されていないためPhoto Station上では表示されないという状況のようだ。(なんとも不親切な、インストールした時点で分かっているんだから自動でやってくれよ。。。)
とまぁ、下記の通りインデックス作成を行えば解決する。
権限管理
正直自分も手探りで進めているが、たぶん分けておいた方が良いかなと。adminは無効化しておいた。
たとえば、スマホなどから写真を見るときは"DS photo"アプリからとなるため、photoのみへのアクセス権を有するユーザーを作成してアクセスさせるなど。
具体的には、下記より、権限割り当ての画面まで遷移し、まずはグループ権限でphotoやmusicなどに何が付与されているか確認。必要に応じて追加で設定する。
Amazon Driveへのバックアップ
正直他には、あまり躓くところは特になかった。
Amazon Driveへのバックアップも、下記パッケージをインストールしたらガイダンス通り設定するだけ。
終わりに
微妙に躓いて思ったよりも大変だったが、Amazon Driveバックアップまでを考えると楽だったのかな。
後継機はこちらかな