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【パワー99】第4回世界大会調整録【非公式フォーマット】

前文

 前回の世界大会に出たトーゴから「次の大会、いっしょに出ようよ。カードは全部準備するから!」ってことになり、、トーゴハウスメンツ2人の血染めのささくれ殻使いのビール党下働きの4人で出ることになった。トップ4に自分含めたメンバー3人送り出せたので調整録を記す。
 パワー99についてはこちら

使用デッキと戦績は
アブザン大変異 トーゴ トップ4
ヒバリブリンク 下働き 2位
ティムールフラッシュ前期 血染めのささくれ 5位
ティムールフラッシュ後期 狭間レヴィ トップ4
となる。

 追加カードによる新しいギミック、シナジーやコンボがあるデッキを作るよりも自分が考えたデッキからメタにあったデッキ形が整ったデッキを使うことにした。
 デッキ選択の経緯として白単や赤単などの単色アグロは採用カードの妥協点が多いのと、サイドのカードが貧弱で対応力が低いと判断して使用しないことにした。

デッキレシピ&メモ


アブザン大変異

 前回のレシピから軽い生物が変更され初代テーロスうざうざ生物の羊毛鬣のライオンが加入、従来のタルキール時代のアブザンミッドレンジ感が出た。シンプルisベスト。除去が強くて先手後手さが少なく『いいとこ取り』が出来てる。
 それ以外大きく変えた部分もなくメインからエンチャアーティファクト依存のデッキに浄化の輝きを入れたぐらい。
 サイドから4マナ瞬速最強生物こと夜群れの伏兵を投入した。これは調整中に2‐8で打ち消しを多用したフラッシュに勝てなかったからである。前回のデッキを使用し、デザインしプロキシで調整を行った自分であろうが、使用者のトーゴであろうがメイン戦は勝てなかったのだ。デッキの相性上仕方ないことである。
 どんなに大変異ギミックでアドバンテージを稼ごうが3マナ2/2変異生物は表になることもなく打ち消されて、4マナであの狼が居座って終わりなのだ。

2体いるとトークン本体ともども手が付けれない


 打ち消しは無理にしろ、4マナ瞬速に勝てないのならこっちも同じことすればよくね? 相手の脅威退かすインスタントや構える余裕やシステム(怪物化や大変異)はあるんだし……?から数枚採用。元はロクソドンの強打者だった…ごめんね……。だってこの環境ハンデスないんだもん。
 また、引き分けを少なくするため相手の勝ちの目を潰す消えないこだまや強引にボードのリードを突破する空の粉砕を採用した。全体除去の選択が広すぎてかなり悩ませた。あと、メインのタシグルは微妙かも。

 

ヒバリブリンク

(このレシピは検索ツールのバグによりイリーガルカードが混ざっておりそのまま構築を進めてしまった。現在組めないので注意。青白占術土地と夢さらいの5枚。大会運営様、プレイヤーの皆様本当に申し訳ございません)

 サクリ台兼フィニッシャーとしてガルガドンを使い、影武者、ETB能力生物、ヒバリを組み合わせて無限コンボを狙うデッキである。
 墓地へのマークが薄いときに使えば、勝ちきれるだけのポテンシャルはあると考えた。土地は少ないが5マナまで余裕で伸びる。
 また影武者ガルガドンコピペビートダウンルート全体除去とドロー打ち消しPWを絡めたコントロールサイドチェンジなど比較的多彩な戦略ができる。黒いデッキが多くサイドに採用している記憶殺しに強い。
 相性が絶妙に悪いデニックを採用しているのは序盤にライフを詰められすぎると受け身になりがちになる点を補う絆魂2/3とコンボ始動にガルガでサクればよし、裏面が強力なドローエンジンになる。一応墓地のリアニ先をエレボスの介入から守れたりする…。

頼りになるナイスガイ


 影武者は3~4枚でよかったかも。フブルプスが微妙だったか。
 最後まで悩んでいたのが忠実な軍用犬の枚数。実際先手で3/1警戒はまあまあうざい強いことが分かったので2枚入れてよかった。刻めるクロックは大事。
サイドの対抗変転終局の始まりこれもフラッシュにボコボコにされたから。調整中これに勝てず何度も対策カードを練ったがメインでは改善できなかった。マインドフレイヤーや1枚刺しのカードは自分の性癖である。性癖デッキを他人に使わせるな!
 今後のヒバリとしては土地が弱くなったのでどうするか、青白シャドウランドは論外、バトルランドと噛み合うがいずれにしてもバトルランド側が許してくれない。中速~低速デッキのキープ基準の緩和と「占術1」が大事な場面が存在するのだ。後者だと石の宣告でもらった手掛かりトークンがいい例だろう。
 これを読むパワー99プレイヤーに、墓地は必ず対策するべし。
 

ティムールフラッシュ2種類

 数枚しかカードは違わないが前期後期として分ける。前期は大会3週間以上前から組まれたデッキである。以前の没デッキとして挙げたフラッシュデッキを血染めのささくれのためチューンしたものだ。その後調整をし筆者が使用した後期型になる(大会2日前に用意)。

前期型

後期型

 インスタントタイミングが主なパーミッションデッキである。青と緑が妨害とアドバンテージ、赤が除去を担当する。
 何が来るかわからない、意識外からのパワーカードで負けるかもしれない。ならば脅威を打ち消せばいいのだ。調整中、事故以外では完敗することが一度もなかったデッキだ。3種のデッキに「もしこれみたいなの誰かに持ちこまれたら……」と不安が出てサイドに打ち消されないカードを大量に取った理由である。


サイズが昭和

 メインデッキはある程度綺麗にまとめることが出来た。タッサの介入とクアンドリクスの命令1枚ずつが自由枠に当たるかな。後者は地味だけど便利なので1枚は入れたい。墓地対策やカードの再利用に使えるよ。
 後期型がサイドからバットリと攻めに使える加護のサテュロス、打ち消されずトークンが火力にも触られることもない終局の始まりを採用した。同型とコントロール対策を入れた。これが原因でもあり墓地対策の枚数が減ってしまい、下働きが使用するヒバリブリンクに2敗してしまった。
 不利なアグロに対してはサイドの恋煩いの野獣を採用することでかなり変わった。相手からすると1/1のトークンもかなりうざい。ミジウム超過や狼の展開まで間に合ってくれればいいので相打ち上等でガンガンブロックできる。もちろん殴って勝った試合もあった。


まとめ

 3人分のデッキを組んだが死ぬほど大変だった。どれも『消耗戦強い』『コンボが内蔵されている』『アクションを捌ける』と対ミッドレンジへの有利な部分を持っている点が好き。上記3つの要素みたいに長所を持ってないとレアパワーに押しつぶされてしまうね。
 大会結果としては身内当たりが多すぎてお互いがお互いの不利なところを知っている状態だったけどトップ4に3人送り出せてよかった。

 パワー99大会主催、プレイヤーの皆様ありがとうございました。
 イリーガルカードの件、大変申し訳ありませんでした。検索ツールにあり前回の大会で使えていたため、使用可能であると過信し参加してすみませんでした。今後このようなことが起きないよう厳重にチェックします。

おまけ 

色々作っていたのでそれを晒す。 

白単

 じゃんけんぽんかダイス大きいほうで、で先攻取れて1マナ2マナ3マナの動きすれば大体勝てる、通称マジレス。後手とサイドは貧弱すぎる。レアスタッツに押し負けたり、少しでも除去られるとカードが足らなくなって20点削るのが遠くなる。

バント隆盛

 大会後に組んだ。フェリダーの撤退エルフカニ戦士使ってあげたいよな、スタンで強かったし。ドロコマが一番うまく使えそう。バントという色もっさりしてるのに打ち消しが取れるので評価高い。 

赤青テンポ

 単体で弱いカードがいくつか入ってはいるけどデッキとしては出来てはいる。ただ重いカードが多くて1ターンに数回アクションしたりはできない。サイドの熱病の幻視もいい感じ。

アブザンブリンク

無難すぎて使いたくないやつ。茨橋の追跡者、かなりいいカードです。3マナブリンクは全除去かわすのに便利 ただクリーチャーが通常のアブザンより多くもっさりする。

ビッグレッド

 自分が赤単を持ち込むならこんな感じ。シンボルが濃いから使われなかったカードや安かったカード勢ぞろい。問題は高タフネス。

ジャンドミッドレンジ

 なんとなくって感じでうまくまとまらなかった。おそらくアブザンより重くなるのでマナクリは必要。4マナ帯から本格的に圧をかける感じかなー。ラクドスの復活木端/微塵でフィニッシュ。


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