大好評!べビオティクスプロジェクトって何??
こんにちは!ラブテリ研究チームの奈良岡です。
新型コロナウイルスという見えない敵との戦いが始まって早1年。除菌除菌と気をつかい、こんなにも菌やウイルスを意識するようになるとは思ってもみなかった方も多いのではないでしょうか。しかし、除菌を意識しすぎてしまうと、悪い菌だけではなく良い菌も殺してしまうことになります。
そんな中で、ラブテリは妊娠中〜子供の育菌をサポートする“ベビオティクスプロジェクト"を始めました。
菌にまつわる疑問に腸内細菌博士が答えてくれたり、育菌レシピも配信しているので、Instagramもぜひフォローしてくださいね。
luvtelli_babiotics
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ベビオティクスとは
ベビオティクスとは、Baby + Probioticsの造語です。分かりやすく言うと、赤ちゃんの時期から腸に有益な菌を育てましょうと言う意味で、「育菌」を意味します。腸は、免疫機能を調節したり、ビタミンを作ったり、ホルモンを作ったりしていて、『腸は第2の脳』と言われるほど、重要な役割を果たしています。
子どもの腸内細菌
赤ちゃんは、お母さんのお腹の中にいる時は無菌であると言われています。初めての菌との出会いは生まれてくる時で、お母さんの産道を通る時に菌を取り込みながら外の世界に出てきます。生まれて数日で、いわゆる善玉菌と言われる乳酸菌が90%を占めます。それが、離乳食の開始とともに徐々に割合が変わって、3歳になると約70%、大人になると20% になります。
腸内細菌の詳しいお話は、腸内細菌博士の高畑宗明先生の記事で解説しているので、ぜひ読んでみてくださいね!
赤ちゃんのお腹の菌はどこからやってくるの?
https://note.com/luvtelli2020/n/n3a06a8d196c0
腸内細菌はバランスがだいじ!
腸内細菌はバランスが大事で、悪玉菌がゼロなら良いという訳でもありません。大人だと、善玉菌2、悪玉菌1、日和見菌7の割合が理想とされています。日和見菌とは多い方の味方になる菌で、普段は中立な立場にいます。善玉菌が減ると、便秘はもちろんのこと、免疫機能が低下して、腸から細菌やウイルスが侵入して感染症にかかりやすくなったり、花粉症などのアレルギーを起こしやすくなります。また、食べたものをエネルギーに変換するビタミンBも善玉菌が作ってくれます。なので、私たちが元気で過ごすためには腸の善玉菌が元気に働いてくれることがポイントになってきます。
育った環境とアレルギー
最近では、きょうだいの数が多いほど、また、生まれた順が遅いほど、アトピーになりにくいことが分かってきました。また、都会で育った子供より、農村で山や川、動物や植物と触れ合う機会が多かった子ほどアレルギー性鼻炎のリスクが減るということも明らかとなってきました。
善玉菌を元気にする食事
善玉菌を増やすには、そもそもの善玉菌を取り入れる方法と、善玉菌が好きなエサを取り入れる2つの方法があります。
プレバイオティクス:乳酸菌やビフィズス菌など善玉菌そのもの
納豆、味噌、醤油、チーズ、ヨーグルト、漬物、キムチなどの発酵食品
プロバイオテイクス:善玉菌のエサになるもの
根菜、アボカド、キウイ、納豆などに多い食物繊維、オリゴ糖
ぜひ↑これらの食品を毎日の食事に取り入れてみてくださいね。
腸内環境は食べ物で変化しますが、子供の頃に大体の構成が決まると言われているので、お子さんには一生アレルギーや感染症知らずでいてくれるように、自然に触れ合ったり、食事から取り入れるサポートをしてあげたいですね。
\私が記事を書きました/
奈良岡佑南 博士(医学):大学にて細胞を使った基礎研究から女性アスリートのコンディショニング研究まで、スポーツ・栄養・健康を軸に研究してます。