2020.12.9.

親友が珍しく通話をしたいと連絡をくれた。バイトがあり返信が遅れたものの、なんとか通話することができた。彼女は電話口で、泣いていた。「生理中っていうのもあると思うんだけど、寂しくなっちゃって。聞いてくれてありがとうね」と涙声で言う彼女に、その日抱えていた幾多の疲労や苛立ちが霧散していくのを感じていた。数少ない親友の彼女に頼られて嬉しくないわけがない。もう、それこそ意識がなくなるんじゃないかというくらい疲れていても、軋む体を動かして彼女と通話してよかった。彼女が「救われた」と言ってくれる時、私もまた救われているのだ。

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