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5/9 「余命と向き合う人」





先ほど、毎週火曜日23:00~
NHKで放送されている「100カメ」を視聴!!!



番組を観たことない人、知らない人のために・・・

上部のHPを覗いてもらえると、
番組の内容がわかるのですが、こちら!

100カメは、気になる場所に100台の固定カメラを設置して人々の生態を観察するドキュメンタリー。カメラを意識しない姿・会話の記録から、思わぬ実像が見えてくる。

100カメ HP


オードリーの若林さんと春日さんが
100カメのVTRを見ながら、感想を言う30分番組!


今までいろいろなテーマがありました。

「赤ちゃん誕生(産婦人科)」
「コンサートの舞台裏(関西ジャニーズ Jr.)」
「青森ねぶた祭」
「パンダ&ペンギン飼育員」

などなど、

幅広いジャンルの裏側を見せてもらい、
いろいろなことを知り、考えさせられる
大好きな番組です。




今回のテーマは
「余命と向き合う人」



以前「赤ちゃんの誕生」を見て、
生命の誕生、命の尊さを学んだので
今回は「死」を意識するテーマなのか、と
ふり幅の大きさに驚きました。


視聴中。
いつもTwitterを広げて、
そのとき感じたことをつぶやきながら
番組を拝聴するのですが、
今回は一切Twitterを開くことがありませんでした。


「余命宣告」された5人の人生、
生き方が断片的に流れていたのですが、
あまりにも自分の人生が恥ずかしくなるくらい
5人とそのご家族の方々が
一生懸命生きている姿が胸に刺さりました。




エピソードから番組が出していた
「余命と向き合う人」の生態がこちら。

「余命と向き合う人」
①自分の気持ちと素直に生きる
③分かち合えても不安は消えない
④自分がいなくなったことを考える
⑤ヒーローが背中を押してくれる
⑥一輪のバラが希望になる
⑦こんな一日を過ごしたい
⑧自問自答して今がある




①自分の気持ちと素直に生きる
⑦こんな一日を過ごしたい

こちらは、
ある3人家族(夫、妻、娘)の旦那さんのエピソードで
とても考えさせられました。
旦那さんは余命宣告されてから、
やめていたタバコも解禁して、
家族との時間を優先する生活に切り替え
過ごされていました。

朝からお仕事されていて、
娘さんの送迎もしたり、、、
見た目だけでは病気であることはわからない。

でも生活の節々で感じるんです。
奥さんが将来に備えて
資格の勉強をする姿や、
旦那さんの誕生日に
「このケーキが食べられるとは…」
と、そのつぶやきに。


何気ない生活の時間を
大切にされているんです。
旦那さんも奥さんも娘さんも
笑顔で食事を囲んでいる。

余命宣告って何でしょうね。
された側の気持ちってどうなんでしょうね。
本人には告げないでほしいと願う家族もいれば、
告げて、残りの人生を楽しく生きてほしい、と
願う家族もいるわけで。


「死」に向かうことって怖いことなのかな?と
想像でしかモノが言えないのですが、
この家族は「向き合っている」んだなと。

旦那さんのやりたいこと、
もしかしたら奥さんと娘さんのやりたいこと
それぞれのことを尊重している。
そんな素敵な家族に見えました。







③分かち合えても不安は消えない

こちらは、女性が動画配信している様子から
考えさせられました。

動画配信では、
とても笑顔で話されていて、
同じ境遇にあった方々?たちのことを
気にかける言葉や励ます言葉が
ありました。


でも病院では、医者に
「不眠が続いている」と
悩みや不安を吐き出していました。

「不眠」で眠ることができない患者さんは
多いらしく、同じ境遇だと分かち合っても
それだけで精神的な不安や恐怖は消えることは
ないんだろうな、と。

そんな中で、他人を励ましつつ、
自分にもエールを送り、送られ、の日々を
過ごされているのかな、と思うと
自分も一生懸命生きていきたいと、
強く思いました。








④自分がいなくなったことを考える

会社で働いている女性が、
自分がいなくなったときのことを考えて
すべて資料をファイリングして見える化し、
引き継げるようにしている姿から
考えさせられました。

自分はまず、
そんなことを考えたこともなかったので、
どういう思いで作業されたのだろう…と
丁寧にファイリングされている様子から
とても考えさせられました。








⑤ヒーローが背中を押してくれる


休日にだいすきな「バッドマン」の映像を見たり、
「バッドマン」について語り合う女性の様子から
考えさせられました。

「底辺から這い上がってくるバッドマンが良い」
と語る姿を見て、
余命うんぬん関係なくとも
自分の中で「ヒーロー」のような
頑張れる存在がいるって
すごいことだし、
日々どこかの場面で支えられているんだな
と改めて考えさせられました。

やっぱり好きなものに対して
熱く語る様子は、
誰でも輝いているものだと思う。








⑥一輪のバラが希望になる

好きなYOSHIKIさんとHIDEさんのLIVEに
参戦する女性の姿から考えさせられました。

その女性は、行きもとても苦しそうで、
終演後も「苦しい」と
きつそうな様子だったのですが、
「苦しくて声が出せなかったけど、
心の中で叫んだから良いんだ、
行けてよかった!」と喜んでいる姿が
とても輝いていて、私まで
嬉しい気持ちにさせられました。

YOSHIKIさんからもらったという
一輪のバラを大事そうに飾る姿が
とても印象的で、
そんな中で「また来年行けるかな」
って母親の前で涙する姿には
胸が苦しくなりました。


またその女性は、
旦那さんと1か月ぶりに再開し、
結婚3周年のディナーへ出かけていました。
(旦那さんの仕事の都合上離れて暮らしている)

その日は、「今までで一番苦しい」と言っていて、
なんでこんな日に限って…とも吐露していて
心がえぐられましたが、
頑張ってディナーへ向かっていました。


到着してから、
奥さんは飲み物も食べ物も
手に付けられない状態でした。

そんな中の旦那さんとの会話

旦「LINEの返事がくるのもありがたかったって
  こんなときに気づく…」
 「(奥さんが)絶対に治ると信じていて、
  というか言い聞かせてて、
  向き合えていなかった」

奥「治る治るってあなたに言われて、
  でも私は(余命を)受け入れていたから
  それは違うって」



この様子を見て、聞いて、
もう心が張り裂けそうな気持ちに。

だって
家族が大切な人を信じたい、
生きてほしい、いや生きていく、って
信じたい気持ちも当然だと思うし、
でも余命を宣告された以上
この時間、この生活を大切にしたい
って思って過ごすのも当然の気持ちだろうし、
奥さんは旦那さんと会えなかった1か月も
いろいろ思うことがあったんやろうな…
と思うと、涙が止まらなかったです。

最後、記念日サプライズケーキだけは
奥さんが嬉しそうに美味しそうに食べていて、
とても良かったなと思いました。


ホテルを出るときの最後の最後まで
ホテルマンに気丈に振舞っていた奥さんが、
運転する旦那さんの問いかけに反応せず、
苦しがっていた姿を見て、
「とても周囲に気を配って頑張られてたんやな」
って素敵ですごい人だな…と思っていたら、
「2週間後に亡くなりました」
っていうテロップが出て、
赤の他人なのに悲しくて切なくて
しょうがなかったです。
ご冥福をお祈りいたします。

時の儚さをとても考えさせられました。








⑧自問自答して今がある

「バッドマン」好きの女性が、
PCで日記を綴っている姿から考えさせられました。


「かけがえのない時間」
「諦めないこと」

こんな当たり前におもうことを、
手記することで
誰かに自分の思いを知ってほしい。

あ~いつか漫画にならないかな~。

と、女性はつぶやいていました。


こうやって、自分で自分に問いながら、
または言い聞かせながら、
残りの人生を一生懸命、
必死に今という瞬間を生きているんだなと、
自分の生き方や日々の生活はどうだ?と
考えさせられました。






番組を観終わった後に、
余命宣告を受けた5人の方々と、
それぞれのご家族、環境をたどって
ここまで自分の人生について
考えさせられるとは
思ってもみませんでした。


個人的には、
余命宣告された叔母のことを
思い出しました。
私の母(叔母の妹)、そして叔母の娘たちは、
「本人には伝えない」という方向で
治療を進めていたのですが、
本人がもう命の期限が短いことを悟っていて
結果、告げていました。

でも「余命」はあくまで予測です。
叔母は余命よりも長く生きました。



「余命」

この言葉の重み、
そして私もその中で
ただ宣告されていないだけで、
毎日を生きているのだなと
改めて実感することができました。

とても貴重な30分間でした。

出演された5人とそのご家族の方々に
心から感謝します。
ありがとうございます。



最後に番組でつぶやかれた言葉と、
番組の取材手記を載せて終わりにします。

お時間ある方は、この番組回と取材手記
合わせて、ぜひ観てほしいです。


つらいこと、疲れること、
いろいろあるけれど、
無事に1日を過ごせたことが、尊く、特別なこと。