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【NY駐在妻】エレベーターに閉じ込められました


先日nyに住む大学時代のサークルの後輩とランチするべく、SOHO方面へ娘を連れて出かけました。

電車を間違えてしまい慌てふためきながらも、ようやく最寄駅に到着。

ホッとしながらホームから改札へ上がるエレベーターに乗ったところで事件は起こりました。

エレベーター内には部屋とYシャツと、、、

ではなく、

おじさんと娘と私。

UPのボタンを押してしばらくしてから、動いていないことに気付きました。

同タイミングでおじさんも気付く。

もう一度ボタンを押すも動かず、とりあえず扉を開けて出ることにするも、開閉ボタンも動かない。

“Not work”

思わずボソッと私が呟いたのをきっかけに、我々はエレベーターに閉じ込められたことを知りました。

え。

こんなことってあるん。

とりあえず緊急コールボタンも押してみるも、鳴るのはコール音のみ。

え。

緊急ボタンってすぐ通じるんじゃないん。

おじさんがドンドン!と激しく扉を中から叩き、外の人へ助けを呼びかけます。

が、届かない。

単純に地下鉄がうるさくて聞こえていないか、

ヤバい奴がエレベーター内で暴れていると思われたか。

どちらの可能性も考えられます。

電車内はクーラーがんがんですが、エレベーター内はNOクーラー。
蒸し風呂状態のエレベーター。
奇跡的に娘が寝ていたのは幸いでした。
しかも娘のベビーカーは全身くまなく風を受けられるファンシートつきなので、蒸し風呂も何のその。

あー、私はここで今日初めて出会ったばかりのおじさんと朽ち果てることになるのか。

と、ドラマチックな思考になり、そしてドラマでしか見たことないような行動を起こしました。

ドンドンドン!と、激しくドアを叩きながら

“Please push the button!”

と、凄まじい形相で叫びます。

おじさんも叫びながらドアを壊す勢いで叩き、蹴ります。

こじ開けようとし出したので、私も手伝います、と参戦。

一緒に開けようとしていたら突然おじさんが手を離し、指を挟む私。
痛い。まだ痛みは感じる。

“It's ok”

とおじさん。

こういうときは、

“Are you ok?”

って言われると思っていました。

その後も映画のワンシーンのように汗だくになりながら外に助けを求めると、外からようやく

“Wait! wait!”

とこじ開けようとする救いの手が。

それでも開く気配はなく、虚しく緊急コールはなり続けていました。

すると、何のタイミングか、静かにエレベーターがUP。

いや、何のタイミング。

そしておじさんと全く同じタイミングで、

“Oh my god・・・”

と、ハモリました。


何事もなかったかのように改札階へ到着。

私からは“Have a good day
おじさんからは“Break a leg
と、互いの残り半日の幸せを願い解散しました。

こんなのドラマか壮大なアメリカのドッキリくらいかと思っていましたが、たった一つ確信したのは、

緊急コールに緊急性なし


とりあえずみんな無事でよかった。


無事ランチにありつけました♡










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