医師の働き方改革を進めるためのタスク・シフト/シェアの推進に関する検討会資料「特定行為研修修了者配置による医師の業務・労働時間への影響」
過去のツイッターの発信まとめ
2019年11月20日(令和元年11月20日)に開催された医師の働き方改革を進めるためのタスク・シフト/シェアの推進に関する検討会https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_07965.html
そこでで提示された参考資料に着目する
特定行為研修修了者配置による 医師の業務・労働時間への影響
https://www.mhlw.go.jp/content/10800000/000568281.pdf
ここに出てくる修了者は「21区分全て修了」、つまり日本NP教育大学院協議会に加盟する大学院の修了生、すなわち「診療看護師(NP)」である可能性が高いかもしれない。
とすると、もしかするとこれは「診療看護師(NP)の配置による影響」とも読めるかもしれない。
「抗生剤投与等をタイムリーに実施」に関して、必要かどうかの判断、状態の把握、実施するなら何を使用するか、使用後の効果判定など事前の包括的指示に基づく対応以外にも、多くのことを行っているだろう 「医師の指示回数が減った」のは、「実施した」から?「実施までの過程が終わっていた」から?
診療看護師(NP)が患者の状態把握、可能な範囲の対応、範囲外は処方、処置などを提案し、医師の確認後に対応する。
現行制度なら、医師が「指示を出す」から「確認する」に変わればいい。
診療看護師(NP)が実践し、医師が法律を保証するシステム
実施した行為だけでなく、判断するための知識や思考過程に対して焦点を当てて欲しい。
勤務時間に影響を与えているのは、こちらも「21区分全て」を修了した人
もしかすると、診療看護師(NP)である可能性は高いかもしれない。
そして、勤務時間と特定行為の実施件数はどれほど影響しているのか?
病棟管理、患者管理、病棟回診、ベッドコントロールなど、どれくらい影響を与えているのだろうか?
現場の意見を聞いてみたい
実施件数とそれに係る時間
病棟管理、病棟回診、病棟回診などに係る時間
医師の勤務時間に与える影響が大きいのは後者だろう
外科医は一日の業務はどのように変化したのだろうか?
おそらく手術以外の時間が減ったのだろうが、それも見てみたい
特定行為研修終了者は21区分全て、1区分あるいは数区分だけ、大学院2年間、自施設12ケ月など様々
それらをすべて同一に修了者と記載しても間違いではない
ただ、知識量は当然差はある
診療看護師(NP)は特定行為研修修了者と言えるが、その逆は成り立たない
診療看護師(NP)は特定行為研修修了者とまとめることは可能
間違いではないが、この報告は21区分全てを修了した人の結果
この結果から、現場の管理者は、特定行為研修がいると同様な仕事をしてくれると感じるかもしれない
例えば病院の経営陣や現場の管理職が、数区分の特定行為研修修了者に同様な効果や役割を求めらたら、当事者である特定行為研修修了者はどうするのだろうか?