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一緒に山登りませんか?

コロナ禍の現在のような状況でも、幸い撮るものには困らない。

そういうところに住んでいる。

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写真家たるもの、どこに住んでいるかは重要だ。

なにせ生き様が反映されるのだから。

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昨日再び高尾山(599m)に登ってきた。

電車は使わない。自宅から自分の足でゆく。

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京王線高尾山口駅前。高尾山登山の玄関口。先週は案外ひとがいたが、昨日は少なかった。

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高尾山の中腹、標高472m地点まで登れる高尾登山電鉄ケーブルカーの清滝駅。

この駅を通り過ぎて、アスファルト道をゆく。

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登りは川沿いの6号路を選択。ここからスタート。

ひとが少ないこともあり、軽く走りながらゆく。

今日のお供はFUJIFILMのカメラX-E3と、レンズ23mmF2のセット。

私が所有しているFUJIFILM製品の中で最小のサイズ。

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走りながら感覚でばんばん撮っていく。

感性のみ。

こういう時は広角レンズがいい。

なにも考えない。ただ押してく。

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山頂直下。こんなにひとが少ないのは、雪が降った時の高尾山ぐらい。珍しい。

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山頂はどうだろう?と思いながら登ってく。

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かろうじて山サクラが咲いていた。

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山頂どーん。ひといなっ!!

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振り返る。

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蕎麦屋の「曙亭」とビジターセンターも閉まっている。

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富士山!この日はとても綺麗に見事に見えた。

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老夫婦が良い距離感で腰掛けてた。

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単焦点の広角レンズ一本だから寄れない。でもこの不自由さがいいんだよ。

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もう一度山頂に戻る。ひとは増えていない。

下山する。

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下山は稲荷山コースを選択。約220段の階段を下りる。

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通常このあたりはひとがかなりいるので早めにスルーして進むが、ひとがいないと、普段気にとめないところにも目がいく。木目が綺麗だなとか。

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カップルが仲睦まじく歩いてきた。水たまりに映ってきれい。

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登り同様、感覚で軽やかにバシャバシャ撮ってく。

俺は天狗だとばかりに、足取り軽くゆく。トレーニングにちょうどいい。

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関東平野。良い天気だった。

ウィルスは目に見えないので、景色だけを見ていると、コロナ禍で大変な状況が縁遠く感じる。錯覚する。

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山は変わらない。

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下山。外国人の子供が元気に走ってた。

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里山の景色。

ブラジリアン柔術、ジムとほぼ毎日トレーニングしてた身からすると、随分動かなくなったけど、今後も定期的に近所の山に登ろうと思う。

写真を見て、少しでも山に登った気分、リフレッシュした方がいたら幸いです。

またアップします。

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井賀孝
頂いたご支援は取材費に充てさせていただきます。その体験を写真や文章を通じ、みなさまにフィードバックできたらなと考えます。