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懐かしいDM

自己流でコラージュを作り始めた頃に友人からグループ展の誘いがあり、参加してみることにしました。その時のDMが出て来ました。懐かしい!

参加していたのはイラストレーターやアクセサリー作家、版画家など、20人ぐらいだったかな。大阪造形センターの制作展では展示のみだったけれど、販売が伴うグループ展は初めてのことでした。コラージュ作品のほか、実はその頃趣味で作っていた小さなテディベア(幼い頃からのくま好き)を出品することにしました。

コラージュはハガキ大の厚紙に、英字新聞や布、ボタンなどを貼り付けた半立体のコラージュにチャレンジ。とにかく自分のコーナーを賑やかに飾らねば!との思いで、頑張って作りました。しかし搬入の時に気づいたんですが、他の作家のレベルが高くて気後れした記憶があります。

平日はデザイン事務所の仕事を終え、急いでギャラリーに向かったことを覚えています。土日には知人友人が来てくれました。テディベアは友人が買ってくれたことも思い出しました。

コラージュしたポストカードは値段の付け方が今イチ分からず、原画を確か200円とか300円という今では考えられない値段で売っていました。安かったからということもあってか作品はわりあい売れ行きがよく、今はほとんど手元に残っていません。作品と呼ぶにはまだまだのレベルだったと思いますが、何より私の作品に関心を持ってくれる人がいることに驚きました。

自分で作ったものを自分の手で販売するという初めての経験でした。見てくれる人に手に取ってもらったり作品の説明をしたり、直接コミュニケーションを取ることの喜びを覚えたんですね。“作る楽しさ”を味わったことはもちろん、自分の作品が他人に共感を持ってもらえたことにちょっとした手応えを感じたんですよね。この時はまだ作家としての自覚はありませんでしたが、いつかまた、自分の作ったものをいろいろな人に見てもらう機会があればいいなという気持ちが生じたことは確かです。

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