
ヨドバシ・ドット・コム(ヨドバシエクストリームサービス便)での再配達、置き配について
ヨドバシ・ドット・コム(ヨドバシエクストリームサービス便)で「置き配」を設定する方法
今回この記事を書こうと思ったのは、調べてみても、ヨドバシ・ドット・コム(ヨドバシエクストリームサービス便)の再配達(特に「置き配」)に関する情報が全然出てこなかったからです。なので、私自身の経験にはなりますが、「置き配」の設定についての流れを書いてみたいと思います。
私はそれまでヨドバシ・ドット・コムをあまり使ったことがなく、これから説明する状況は、2025年2月の出来事です。それ以前・以後で何か情報・対応が異なる可能性もあるのでご注意下さい。
注文から配送、不在票の投函まで
まず私は、ヨドバシ・ドット・コでの注文画面に「置き配」に関する情報や設定画面などを見つけられませんでした。個人的には是非「置き配」にしてほしいと思っていたのでかなり探したのですが、一切無かったと思います。ただ、「ポストに入るならポストに入れますよ」みたいな一文があったので、「じゃあ、そうであることを願って(注文した商品が、ポストに入るようなサイズで梱包されるか分からなかったので)」と考えて、配送日時指定なしで注文することにしました(ヨドバシ・ドット・コムでは、注文時に日時指定が出来たはず。これは、発送と配送を同じ会社がやっている強みですね)。
で、まず驚いたのが配送の早さ。私は、日曜の19時頃に注文したのですが、翌日月曜の10時ぐらいには既に最初の配送が行われていたのです。ただ、私は仕事で不在で、さらにポストにも入らない梱包だったため持ち帰りとなり、ポストに不在票が入っていました。ちなみに、配送の前には「これからお届けに伺います」というメールが届きます(他の宅配サービスでも同様のサービスはあるのかもしれませんが、私自身は今まで経験したことがなかったので驚きました)。在宅勤務の人なんかには、かなり便利なんじゃないでしょうか。
「お届け出来なかったので持ち帰ります」みたいなメールも届くし、ポストに不在票もあるわけですが、しかしそのどちらにもやはり、「置き配」に関する記載はありませんでした。不在票にはフリーダイヤルの番号が書かれています。他の会社ではWEBから再配達を依頼することが多いはずですが、ヨドバシ・ドット・コムにはそういう仕組みはないみたいです(まあ個人的には、WEBサイトの維持管理にコストを掛けるより、電話のみで全然いいだろうと感じますが)。
不在票記載のメールアドレスから再配達・置き配を依頼
ただ、不在票をよく見てみると、小さくメールアドレスも記載されています。そして電話番号の上には、「お届け時間や方法などは下記ご連絡先までお気軽にご相談下さい」の文字。「下記ご連絡先」にはフリーダイヤルだけではなく、当然メールアドレスも含まれているはずだと判断し、私は再配達をメールで依頼することにしました。
で、「『お気軽にご相談下さい』って書いてあるんだから、ここで『置き配』のお願いもしてみればいいんじゃないか」と考えたわけです。
というわけで私は、荷物が届いた月曜の深夜12時頃に、「再配達はこの日時に、ただし、『置き配』の設定が出来るならお願いしたい」という主旨のメールを送ってみました。
それで翌朝。私は大体6時前には起床しているのですが、ヨドバシ・ドット・コムの担当者から6:21に返信が来ていたのには驚きました。正直、「働く環境として大丈夫か?」とか「全然そんな早く返信しなくてもいいのに」と思ったりしましたが、ただその担当者の都合もあるでしょう(「もしかしたら、この時間にメールを全部片付けてしまうのが本人的には楽なのかも」とか)。なので、「早すぎて驚きました!」みたいなことを書くに留めておきました。ただホント、無理はしないでほしいなと思います。
というわけで、そのメールをもって無事、「置き配」の設定が完了しました。メールには次のような注意書きが記載されています。
置き配につきましてヨドバシカメラでは配達員のお届け完了を持ちまして、商品の所在を含みますその他一切の責任を負いかねます事、予めご承知おきの程お願い申し上げます。
万が一の破損紛失、雨による水濡れの責任は負いかねますので予めご了承お願いします。
まあこれぐらいは当然でしょう。「置き配」の依頼の際にはこれらの点にご注意下さい。
さて、これで「置き配」の設定は出来たわけですが、ふと、「あれ、これってもしかして、今回の配達のみの話なのかな?」と感じました。個人的には、次回以降注文分も「置き配」であることが望ましいわけですが、メールの文面からはそれは確定できないと思ったのです。そこで改めて、「これって次回以降の『置き配』も設定されてます?」とメールを送ってみました。
すると、やはり今回の「置き配」の依頼が済んだだけだったみたいです。そして、それまでやり取りしていた方とは別の人から返信があり、「それでは、ヨドバシエクストリームサービス便の場合に『置き配』で届ける設定にしましたよ」という内容のメールが届きました。これで「置き配」の設定はすべて完了したことになります。
ヨドバシ・ドット・コムに対しての様々な印象
ちなみに、6:21に届いたメールには出勤前に返信し、「次回以降も『置き配』になります?」のメールに対する返信は昼休みにしたのですが、その間の午10:41に再びヨドバシエクストリーム便の再配達がやってきて、不在票を残して持ち帰っていました。恐らく、「今回の注文は『置き配』で」という連絡が間に合わなかったか行き違いになったのでしょう。
まあそれは全然いいんですが、とにかく「再配達の依頼はまだ来てないけど、また送っちゃうぜ!」みたいな感じがあって、「少しでも早く届ける」ことへの気合いを感じました。まあ人によっては、「まだ再配達の依頼をしてないんだから来ないでよ」みたいにも思うかもしれませんが。個人的には、「不在なのにまた来てもらって申し訳ないな」と感じてしまいました。この辺りは少し、ヨドバシ・ドット・コムの気合いが空回りして伝わる部分もあるかもしれません。
私の場合、そう遠くないところにヨドバシカメラの実店舗があるので、「もし高額の商品を注文し、『置き配』が怖い場合は、店頭での受け取りにしよう」みたいに考えています。他の配送業者の場合、注文ごとに「置き配」にするかを選べるような気がしますが(あまりネット通販をしないので、ちゃんとは覚えていません)、ヨドバシ・ドット・コムでは、WEBで設定することは現時点では出来ないので、「今回は『置き配』を解除したいな」みたいなことが注文時に指定出来ないのはちょっと面倒かもしれません。
ただ、メールのやり取りの感じや「なるべく早く届けよう」という気合いなど、全体的には凄く好印象でした。私の勝手なイメージですが、WEBサイトを設置せずにメールアドレスを記載しているのは、「『人間同士のやり取り』みたいなものを重視したい」という気持ちの現れなのかもしれないと思ったりします。
私は以前、ヨドバシカメラに関するプレジデントオンラインの記事を読みました。そしてその中に、「家電やパソコンなどは一度買うと5~6年は買い替えないので、それまでお客さんとの接点が無くなることになる。だから、ボールペンや電球などの『楽しくない買い物』を送料無料で配送することで、お客さんとの接点を日常的に作ろうとしている」みたいなことが書かれていて、「なるほど」と感じたことがあります。
同じ理屈で考えれば、便利さではWEBサイトでクリックしてもらう方が楽でしょうが、それよりも、「メールのやり取りで『接点』を感じてほしい」みたいな意図があるのかもしれません。まあ、仮にそうだとしても、「『置き配』の設定はメールで受け付けます」みたいな記載があってもいいだろうとは思うのですが。
そんなわけで、ヨドバシ・ドット・コムの「置き配」の設定は、めんどくさいと言えばめんどくさいですが、「一度メールでやり取りするだけ」ではあるし、一般的な配送業者とは違う形で「接点」が生まれることで、好印象を抱く人もいたりするでしょう。私の推測が正しければ、個人的には「良い取り組み」という感じがするし、「大変だろうけど頑張ってくれ!」という気分にもなります。
またヨドバシ・ドット・コムの場合は、現場の配送員の実際の気持ちはどうか分からないものの、会社としては「お客さんとの接点を日常的に持っておきたいから」という理由付けが明確なので、同じ「送料無料」でも、ユーザー側としては使いやすい(「送料無料」を受け入れやすい)気がしました。今まであまり使う機会がありませんでしたが(なんとなくAmazonや楽天市場を使っていました)、これからは最初の選択肢としてヨドバシ・ドット・コムを頭に思い浮かべようと思っています。