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【日記】Vtuber の中身と外身、方向性についての私見

※注意
この記事の中では、Vtuberはキャラクターではなく中の人が居るという前提で話しており、具体名は出さないものの、前世や転生といったものにも触れます。


最近ホロライブから卒業者が立て続けに出ていて、所属Vtuberたちも出ていく者へのコメントだけでなく、マネジメントや自らの状況についても話すなど、なんとなくざわざわしている気がする
(私はざわざわが好き。だからきっと日本史が好きだったんだと思う。日本史は日本のざわざわした部分を濃縮したものなので)

私個人としては、今回の卒業に対して何もマイナスに思うところがない。それは出ていくVtuberにあまり思い入れが無いのもあるし、そもそもVtuberが企業を離れることにマイナスの感情がないからだ。

それは数ヶ月前に大企業を飛び出したVが、転生して今もVを続けているのを見ているのも一因だろう。
配信活動中止すると言いながら、似たようなガワを用意して配信を続けている様を見ると「こいつやってんなあ」とは思うが、ファンからしたら引き続き配信を楽しめるのだから何も問題はないだろう。


ここで問題になるとすれば、キャラクターそれ自体は失われてしまった事だと思う。ただ個人的には、ファンからすればそこは些細な問題ではないかと推察している。

元々私は、Vtuberはそのキャラとして動いたり喋ったりすることに意義があると考えてた原理派なので、にじさんじやホロライブのVには興味が無かった。
それがIronmoseというVtuberの特性を120%活かしたVに出会って考え方が変わって、英語の練習も兼ねて英語圏のVを見るようになり、興味の無かったホロライブもENではあるけど視聴するようになったという経緯がある。

だから私はVtuberをキャラクターというよりは服のような着脱可能なアバターとして見ており、Vの転生もガワと方向性が変わっただけにしか思えないのだ。
きっと他の人間も似たようなもので、配信中心のVのファンはそのVの中身を評価していて、ガワが変わっても愛し続けられるのではないだろうか。
というか、大企業のVもENなんかは既に転生後であることが多いので、それが元のガワに戻ったり、また別のガワに変化するに過ぎない。

もちろんVにとってガワが無意味だとは言わない。私もとある日英バイリンガルの天才Vtuberに前世があると知って調べたら、前世の見た目の方が自分の好みで悲しくなったことがある。


Vtuberが「方向性の違い」で事務所を離れるのも、隠語やなんかではなく文字通りの意味であり得ると私は考える。
それは配信中心とライブ活動中心の方向性だけでなく、配信のやり方でも日本の大企業の所属ではやりづらいことは確かにあるように思うからだ。

たとえば、KsonというVtuberはVでありながら頻繁に中身を出していて、まさに服を着替える感覚でVと生身を入れ替えている。これはホロライブなどでは出来ない方向性だろう。
他にも海外のVは恋人が出てくることもざらにあったりする。

ゲーム配信にしても、海外の個人Vなんかは配信の許可をいちいち取っていないだろうし、人によっては合法的に入手してるように見えない奴もいる。
褒められたことではないが、看板を背負っていないことで見過ごされる悪は確かにあるのだ。

とにかく配信活動だけをする事を考えると、企業より個人の方が自由度が高い。


と考えると、大きなライブや仕事に魅力を感じてなくて、とにかく配信が出来ればいいVtuberはある程度ファンを獲得したら、事務所を離れる方がメリットがあると言える。(もちろん金銭的にも)

つまり事務所を離れて個人勢として上手くいっている(ように見える)前例がいくつかある以上、タレントが事務所を離れるのはそんなにおかしいことではない。ならばVtuberが事務所を離れた時に、そのVを心配したり、事務所の体質を懸念する必要も然程ないように私は思う。


少し世の中がざわざわしてて私もテンションが上がったので、ちょっと無責任に語ってしまいました。
ではまた明日。


ちなみに、配信だけを考えると事務所に所属するメリットは多くのファンを獲得しやすい事以外にはないように感じるけど、海外から日本に移住する際のサポートとか、個人では到達しにくい大きなステージに立てたりする事を考えると、大きな事務所の存在意義は確かにあると私は考える。聴衆からしても、「事務所に所属=ある程度の実力の担保」なので推しを見つけやすくはある。

そしてそのメリットを維持するためにコストがかかる事を考えると、大手事務所からの転生時にガワを引き継げないのも仕方ないかなと私は考える。
(こう考えてしまうのは私が日本人的だからかもしれない)

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