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【日記】若者言葉を学ぼう

 YouTubeのおすすめにこの動画が上がってきました。イギリスのテレビ局BBCの動画です。

 タイトルを日本語訳すると
「Z世代とTikTokはどう私たちの話し方を変えているか」

 普段はこういうカタめの動画じゃなくて、もっとくだけた動画ばかり見てるんだけど(本当は英語学習のためにはもっとこういうのを見た方がいい)、題材に興味があったので珍しく開きました。


ざっくりとした要約

 Z世代と呼ばれる若い世代の話す言葉についてBBCのジャーナリストたち3人が話す。
 現在TikTokのようなSNSの影響で、若者言葉が急速にそしてワールドワイドに広がっている。話し方やイントネーションにもTikTokビデオに適応したような変化が生じている。
 ただ言葉はファッションや音楽と同じで流行り廃りがあり、流行って短期間で使われなくなるものもあれば、浸透して長く使われるものもある。
 インターネットの普及以降、この言葉の流行り廃りのサイクルがぐんと速くなっているが、この変化を恐れるのは間違いで、BBCの英語学習では正しい英語というよりは、使われている英語を教えるようにしている。
※短くまとめたかったのでかなりの部分を省略した。


具体例

 私はTikTokは全く見ないので、ここで語られる若者言葉を直に耳にする機会はほぼないですが、YouTubeにもたまに貫通してきます。ただ私の見ている動画はZ世代よりも少し上の世代が作っていることが多いので、TikTok由来の若者言葉はbrainrot(脳が腐る)と揶揄されることが多いです。

skibidi

>Z世代の流行語(TikTok brainrot)の代表格。スキビディトイレでお馴染み。
 正直私はこのskibidiがどういうものかいまいち掴めていないです。上の動画でもこのskibidiの意味を解説していますが、どんな文にも入れることが出来る単語で、当のZ世代も正確な意味を上手く説明することが出来ないみたいです。よく分からないですね。

 これを聞いて思ったのが、少し前に流行った「卍」みたいだなと。私は世代じゃないので「卍」の意味や使い方もよく知らないのですが、きっとskibidiも卍と同じような意味合いなんだと思います。
 知らないものと知らないものを無理矢理一纏めにした感は否めません。

rizz

(主に性的な)魅力
 2023年のオックスフォード ワードオブザイヤーにこのrizzが選ばれたそうで、世間に認知されたため、若者たちは既にこのrizzという言葉をあまり使わなくなったそうです。大人が言っているだけなので、本当にそうかは分かりません。
 rizzlerという言葉もあり、これはrizzのある人、つまり魅力的な人を指します。


英語圏の世代間対立

 ここまで何度もZ世代と口にしていますが、英語圏でも日本と同じように他の世代に対して名前をつけて、あれこれとやかく言うことが横行しています。

若者世代のGenZ
少し年上のMillennials
おっさん世代のGenX
ベビーブームのBoomers

 私の観測範囲では、GenXの影が薄く、Boomersは嫌われています。団塊の世代みたいなものです。またGenZもTikTok brainrotという言葉から分かるように、他の世代から訳の分からない存在として見られています。インターネット上では全てが対立しています。
 またGenZはZoomersと呼ばれることもあり、これはBoomersとZ世代がZoom(ネットで会議するやつ)の第1世代である事を組み合わせた造語です。


まとめ

 この動画はTikTokやZ世代で流行る若者言葉が与える影響について語っていて、そのテーマ自体も興味深いものでしたが、私が最も大切だと思ったのは、日本だろうと英語圏だろうとやっていることは大して変わらないということです。
 世代間で勝手にレッテルを貼り合ってギャーギャーと対立するし、言葉は流行ったり廃れたりするし、若者言葉に眉を顰める人もいます。

※動画内で、流行語は最近発生したものではなく、以前から他の小さなコミュニティで使われていた言葉がインフルエンサーなどが使って広がることが多いと言っていたがこれも同じで、日本の若者言葉の中にも、ネットの掲示板やニコニコ動画由来のものも少なくない。

 そんな中、この動画の中でBBCは、正しくない言葉を糾弾するのではなく、終始「言葉は新しく生まれ、変わったり無くなったりするものだ」というスタンスだったのは良かったです。


ではまた明日。


※よく考えたら、英語の場合はYouTubeやTwitter、Redditを見ているが、日本語はテレビやYouTubeをほとんど見なくて、Twitterと noteとマンガしか読んでないので、日本の若者言葉の方がよく知らない。
 流行ってる言葉は知らないけど、流行語の元ネタを知ってることは多い。

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