Trash Taste
これは日本在住の3人の外国人アニメYouTuberが行っているポッドキャストの題名である。
イギリス出身のConnerとGarnt、オーストラリア出身のJoeyがアニメや日本での暮らし等についてのトークを毎週2時間ほどアップしている。題名の通り(TrashTaste=くだらない嗜好、意見)の様々な意見が3人から飛び出す様が好評なのだろう、2020年に始まったこの番組は現在5年目に入っている。
アニメYouTuberと書いたが、今も主にアニメについての動画を作り続けているのはGarntだけで、他の2人はストリーマーとして活動したり、アパレルブランドを立ち上げたりしている。ポッドキャストの方も、今やアニメよりは食べ物の話や彼らの最近の出来事について話す方が圧倒的に多い。
彼らは日本在住だと書いたが日本人に向けたポッドキャストではなく、番組は全編英語である。最新話の更新が日本時間の土曜早朝5時(アメリカだと金曜15時くらい)であることからも伺うことができる。
・Trash Tasteとの出会い
では、どのようにして私がこの番組を毎週楽しみにするようになったのかを書こうと思う。
時は1年以上前、私がオーストラリアへ旅立つ前に遡る。英語に慣れるために英語圏のVtuberを見ようと考えてChatGPTに誰がおすすめかと尋ねたところ、Ironmouseを勧められたので動画を見始める(ここでMori Calliopeを勧められていたら運命が変わっていたんだと思う)
Ironmouseの動画を見ていると、生身の男性が頻繁に現れることに気づく。自分の知っているVtuberという概念は特定の男性と頻繁に絡むことは御法度だったので驚いた。調べてみると有名なYoutuberで、日本在住で、TrashTasteというポッドキャストもやっているらしかった。上に書いたConnerのことである。
練習の為の英語のコンテンツに飢えていた私は彼の動画や配信も見始める。だんだんとConnerのコンテンツも好きになり、動画などに時々出てくるGarntやJoeyも気になってきたので、Trash Tasteを聴き始めることになる。
・英語力向上のためのTrashTaste
TrashTasteを聴き始めた時には、既にオーストラリアへ渡って2か月以上経っていたが、私は英語のリスニングに問題を抱えていた。語学学校へ通っていた時に先生が話していた我々のレベルに合わせた英語はしっかり聞き取れるのだが、テレビ番組や市井の人間の英語が一度では全然聞き取れなかったのだ(後に自分のリスニング能力の低さだけが原因ではなく、オーストラリアのアクセントが絶望的に合ってなかったことが分かる。今でも結構苦手)
そこで私はリスニングを鍛えるためにTrashTasteのとある回を何度も何度も繰り返し聞くことを決意する。それが#167の回である。なぜこの回だったのかというと、①その時の最新回だった②ゲストが天城サリーという日本語もネイティブ級に話せる声優で、聞き取りやすい英語を話していた③男性だけでなく女性の声の聞き取りも練習できる④その回の中で日本語を習得するために同じアニメを何度も何度も繰り返し見ていたという話をしていてた、という理由からであった。
もちろん最新回が更新される度に新しい回の視聴もしていたが、練習のために最も多く聴いたのはこの#167であった。
結果として、TrashTasteをリスニング教材に選んだのは正解だったと思う。そう考える理由を書いていく。
・トークの内容が理解しやすい
話題がアニメやゲームのことであったり、日本の食べ物や地方のことであることが多いので、会話で出てくる固有名詞を知っている場合が多い。人名、地名、商品名、これらをあらかじめ知っていると知らないとでは会話の聴き取りやすさが全然違うと思う。彼らの年齢が自分と近いこともあって、考え方やなんかも理解しやすい。
・彼らの英語が比較的聞き取りやすい
多くのネイティブの英語は一音一音があまりはっきりしていなくて、曇りがかっているように私は感じる。しかし3人の英語は比較的音がはっきりしているように思う。これは彼らが流暢ではないにせよある程度日本語というものを知っているからかもしれないし、英語だけでなく流暢に話せる他の言語を持っているからかもしれない(Joeyは日本語、Garntはタイ語、Connerはウェールズ語)
・毎週新しい会話が2時間分も更新される
これは大きい。しかも無料。とにかく色々な文、単語が聞くことができるので大変ありがたかった。同じ3人がポッドキャストを続けているので、聞けば聞くほど、英語に慣れるだけでなく、3人の言葉選びの癖や話し方にも慣れてくるので、加速度的に理解できるようになり、自信もつく。
・字幕がある
ポッドキャストには英語字幕があるので、聞き取れなかった部分は確認することができる。日本語訳はない。そこまで優しくはない。
色々書いたけど、TrashTasteを聴き始めて1年以上、トーク流れは音声だけの状態でも9割5分は理解できるけど、もう少し細かい会話のディテールになると分からない部分もそこそこ出てくるし、単語や表現単位だと知らないものや聞き取れないものがゴロゴロ出てくる。まだまだ英語と仲良くなるための旅路は遠い道のりで、伴奏してくれるこのポッドキャストのような面白いコンテンツは大変有り難いのである。
今日も疲れから家から出なかったので、無意味に長い日記を書いてしまった。4時間以上かかった。人に時間を与えると碌なことをしないですね。ではまた明日。
※もっとnoteに慣れてたら彼らのYouTubeチャンネルやTrashTasteのリンクを貼れたのに…。やり方を覚えたらまた貼りにきます。