【日記】雨は嫌いだ

    今日の天気は1日中雨。明日も午前中はこの雨が続くらしい。明日は午前中に出かける予定があったのに、雨のせいで自転車はでなく電車で行かないといけないっぽい。

    雨が降ると、自転車は使えないし、洗濯物は乾かないわ、歩くと足元は濡れるわで何もいいことがない。秋口は雨が降るたびに気温が下がり、冬に近づくのでなおさら嫌いだ。

    ところで、今日の日記のタイトルでもある「雨は嫌いだ」という台詞から始まるTVアニメと言えば何でしょうか？

   そうです。ダイナミックコードですね。

注意：ここからはアニメ「ダイナミックコード」の話をします。自分はこのアニメが好きだし、ゲームの方はプレイしていません。申し訳ないですが、気をつけてください。

    2017年にアニメ化したこのダイナミックコード、原作は人気乙女ゲームで、主人公はバンドマンと恋に落ちることができます。攻略対象は4つのバンドで合計16人。(正確には、各バンドごとにゲームが分かれていて、主人公もバンドごとに異なる人物)

    で、そんな人気ゲームがアニメ化したは良いものの、製作予算の都合か、製作陣の力不足か、はたまた、乙女ゲームなのに恋愛要素を消し去った影響からか、出来があまりよろしくなく(婉曲表現)、特に作画崩壊 (「殺人点字ブロック」「ダイナミック違法建築」で検索) が話題になり、原作ファンが離れていったところに、コンビニの光に集まる夏の虫のごとく引き寄せられたのが我々だったのです。

    ただ勘違いしてほしくないのは、私はダイナミックコードの作画ミス等がギャハギャハ笑えるから好きなのではなく(もちろん笑えるが)、ダイナミックコードには計算では出せないであろう、天然物の変さがあり、それが唯一無二であるからこそ好きなのであります。
    ただし、自分の好きな漫画やゲームがアニメ化されてダイナミックコードみたいになったら絶対に見ないと思います。ああ人間というものはなんと自分勝手なのだろうか……

    では、アニメ「ダイナミックコード」の変なところを紹介します。

・主人公たちの性格が男子小学生
    このアニメは16人のバンドマンの群像劇的な物語ではあるが、中心となって話を動かすのは rêve parfait (通称レバフェ) というバンドです。
    この4人のメンバーは原作では高校生だったのがアニメでは大学生へと成長しています。しかし、アニメで恋愛要素がオミットされた影響か、温泉ではしゃぐ、雪山で遭難している最中に雪合戦で遊ぶ、美味しそうにご飯を食べる、責められるとすぐに責任転嫁しようとする等、良くも悪くも精神年齢が小学生男児みたいになっています。

・写真科6年道明寺辰哉の存在
    バンドマンたちの恋愛相手となるゲーム版の主人公達はいなくなり、名もなきファン以外の女性キャラも存在しないこのアニメに足されたオリジナルキャラクターがこの道明寺辰哉であります。
    彼はバンドマンではないため他のキャラと違ってイケメンに描かれておらず(角刈りに近い髪型に緑のシャツとベージュのベスト)、他のバンドマンと違って第1話で「俺、写真科6年、道明寺辰哉。」ときちんと自己紹介してくれます。(他のキャラは本当に名乗らない。だからニコニコで変なあだ名が浸透する)
    そんなオリキャラ道明寺辰哉が、各バンドの困り事を、裏から手を回して解決に導くのだから変な話運びである。もちろん、道明寺辰哉は他のバンドマン達から全く好かれていない。本当に変な話です。

・追いピアノ
    これは僕がゲラゲラ笑った部分で、ダイナミックコードを見続けようと決めた部分でもあります。
     第1話の最後、KYOSOというバンドの依人がバンドを辞めることが週刊誌の記事で明らかになる衝撃のシーンで、その衝撃を表す低音のピアノのデーンという効果音が思ったより長く続くので、思わず笑ってしまうのが追いピアノの正体です。
   「追いピアノ」で検索して見てもらうのが早いんですが、文字にすると、

「デェ、デェ、デェ、デェーーン…………デェ、デェ、デェ、デェーーン………デェ………デェ………デェ……デーーーン……」

って感じです。

   アニメのサウンドトラックにも「DYNAMIC PIANO」として収録されているそうです。

・逆に綺麗な作画
    作画崩壊の話題が大きく独り歩きしてしまっている部分があるダイナミックコードですが、逆に作画が良い部分もあります。

    まずはバンドマンの顔。モブの顔は崩れやすく、一瞬で別人のように変わってしまう事もあるのがダイナミックコードですが、バンドマン達の顔は基本的に美しいままです。中でも、女性らしい出で立ちをしているハルちゃん(あだ名はネキニキ)には崩れているカットが全くありません。ファンが何を求めているか分かっていますね。

    次に風景。このアニメは全12話でバンドマン達の1年間を描いており、日本の春夏秋冬を美しい風景と共に楽しむことができます。

    そして生き物。生き物も基本的に綺麗に描かれており、特に場面転換時によく描かれる鷺のような鳥は「ダイナミックバード」と呼ばれ、アニメファンに親しまれている。
    ただし猫は除きます。レバフェのマネージャー八雲の飼い猫であるニャン吉は、顔や体型がコロコロ変わり、ひどい時にはバナナマン日村のような顔になります。

    ここまで書いて、自分はアニメ「ダイナミックコード」について、もっと語りたいし、もっと語れることが分かりました。好きなキャラ、好きな話数、名ゼリフ等まだまだいけます。
    ただ今のままだと、自分の文章力の拙さのせいでダイナミックコードの良さを上手く伝えられないので、もっと上手に書けるようになったら、もしくは、ニコニコで一挙放送が決まったら、ダイナミックコードについての第二弾を書きたいと思います。

ではまた明日。