シャニマス越境コミュ「冬が灯る先」感想

 じんわりと暖かい話だなと思いました。
 せっかく日々noteを書いてるんだから、これも感想を残しておこうと思って、ポチポチしています。

 私は考察は出来ないし、今までのコミュも全部読んでるわけじゃないし、感受性が豊かでもなければ、言葉を巧みに操ることもできないので、これはどこまで行ってもただの感想です。


読む前

今回の越境コミュに登場したアイドルは、
灯織、果穂、千代子、千雪、愛依、円香、美琴、ルカ
の8人でした。

 最初に予告でこのメンツが発表された時は、灯織、美琴、ルカの3人が目につきました。

 灯織とルカは、2年前の越境コミュ「線たちの12月」で、気が合いそうな関係になりそうなところで不運なすれ違いが起こり、ギクシャクしてしまっていたので、再び会話を交わすことを期待していた組み合わせです。

 美琴とルカは、2人が283事務所に入る前、別事務所で一緒にユニットを組んでいた関係で、にも関わらず、ルカが283に入ってからも、ルカが美琴を意識している描写はあっても、2人が会話をする描写はありませんでした。(多分)

 なので、今回のイベントで、灯織とルカはまた仲良くなれるかもしれない、美琴とルカが会話をするかもしれない、切れたナイフのようなルカの態度に変化があるかもしれない、ということを期待してワクワクしていました。
 また円香も、シャニソンという別ゲームの方で、彼女が斑鳩ルカのファンであることが分かり、円香とルカがつっかかるような会話をしていたと聞いていたので、ここの組み合わせも楽しみでした。


読んだあと

 文頭にも書きましたが、じんわりと暖かい話でした。
 コミュの中で、各アイドルがささやかな優しさや気遣いをリレーのように繋いでいて、こちらもじんわりと暖かい気持ちになりました。

 ちょこ先輩と愛依がプレゼント選びに迷う美琴に声をかけました。悩んでいる灯織に美琴は声をかけ相談に乗り、それの様子を察して円香は部屋に入らないという気遣いを見せ、それを見た千雪は労いとして円香に差し入れを買います。
 ルカでさえ、手違いでレッスン室が借りられなかった果穂にレッスン室を譲ろうとします。(そして果穂はルカに2人で使うことを提案する)

 こういった優しさが廻る様子がコミュの随所に見られ、クリスマスシーズンらしい、自分も人に優しくしたくなるような良いコミュでした。


 読む前に期待をしていたルカ周りの関係性も大分ほぐれてきた気がします。

 「線たちの12月」でギクシャクしていた灯織との関係も、今回2人がしっかり言葉を交わすことで解消出来たと思います。次のひおルカの絡みが楽しみです。

 美琴目当てとはいえシャニPからの提案に乗るし、果穂にも優しくするなど、切れたナイフだったルカの性格も少し丸くなった気がします。僕はコミュを読んでいないので分からないのですが、コメティックのおかげなのかもしれません。

 そんな中、美琴との会話も期待通りありましたが、それが予想以上に良かったです。


美琴とルカとの会話

 コミュの最後、美琴とルカがそれぞれ用意したプレゼントを事務所へ持ってきた場面で2人の会話は実現しました。

 何が良かったかって言うと、会話の空気感です。すごく落ち着いた雰囲気だったんですよ。トゲトゲした感じでもなく、回想であったような2人がユニットを組んでた時のような感じでもなく、まるで別れたカップルが久しぶりに会った時のような、そういった空気感でした。

 読む前は美琴とルカがどんな態度でどんな会話をするのかドキドキしていたので、優しさたっぷりのストーリーの後でこの穏やかな会話を読んだ時は、良い意味で意表をつかれました。
 例えるなら、注射の針が全く痛くなかった時のような感じで、身構えていたものが良い意味で来ずに、あとは褒めるしかないって感じです。言ってることが良く分かんないですね。


 今回の越境コミュ「冬が灯る先」は、当初修羅場やドラマが来ると身構えていたのですが、結果出されたのは暖かさで包まれた穏やかな話で、クリスマス前だしこういうのもいいなぁと私は思いました。

 私はシャニマスのシナリオと思想の強さには大いに信頼を置いているので、来年もしっかりと突っ走って頂きたいです。

 でも、胃がキュッとなるような話も、クリフハンガー満載の話も、「明るい部屋」のようなクッソ長くて面白い話もどれも好きなので、こういうのもお待ちしてます。

 ではまた。


※ここまで書いて、確認のためにもう一回コミュを読み直したら、エンディングの美琴とルカの会話がやっぱりすごく良かった。というか、会話の前にルカが「もしも前のユニットの時にクリスマスプレゼントが渡せるような間柄だったら解散してなかったかも」的なことを頭によぎらせてて、実質ララランドじゃんって思った。

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