【日記】ノムスケの引退
今日はカープの今シーズン最終試合。
また、今期いっぱいでの引退を表明していた野村祐輔選手の引退試合でもあった。
ありがたいことに、NHK広島はこの最終戦を引退セレモニーと共に中継してくれた。
ノムスケの引退を初めて聞いた時は「そうか、やはりか」と思ったくらいで何とも思わなかったが、引退セレモニーを見ていると、様々な思いが込み上げてきたので少し語ろうと思う。
ノムスケがカープに入団したの2011年ドラフトの時であった。
広島県民からするとノムスケは、広島の広陵高校出身で、2007年夏の甲子園では、例の佐賀北を相手にあと一歩のところで優勝を逃した悲劇の準優勝である。
そんな彼がドラフト1位でカープに入団することになった時はこれ以上ないくらい喜んだものである。
しかもノムスケはルーキー年の2012年に防御率1.98(うろ覚え)という優秀な数字を残し、新人王を受賞した。期待通りの結果を出し、カープの未来を明るく照らしてくれたのだ。
広島カープといえば2016〜18年にセリーグ三連覇を果たしたが、ノムスケももちろん三連覇の功労者である。
2016年はカープの25年ぶりの優勝を16勝という好成績で導き、17年18年もしっかりとローテーションを守った。
5回や6回をしっかりと抑え、球数が嵩む前にリリーフに交代する姿は、公務員投法と呼ばれ愛されていた。
ここまで書いたことを振り返ると、ちょっと客観的すぎる気がする。まあいいか。
カープの投手なら自分は、マエケンやジョンソン、中崎、アドゥワ、九里、福井が好みなので、私にとってはノムスケはただの優秀な投手である。
しかし、彼は広陵を甲子園優勝直前まで導き、カープで新人王を取り、三連覇に貢献した。
彼のピッチングはいつも広島に光をもたらしてくれる。素晴らしい選手である。
今日の引退セレモニー後のスタジアムを一周歩いての挨拶では、同じ広陵出身の選手である中村奨成がサインボールの入ったカバンを持ってついて歩いていたし、他の広陵高校出身の選手も一緒に歩いていた。(明治大学の後輩である森下も一緒に歩いていたらしい)
この光景は見ていて正直感動した。高校野球とプロ野球とで広島をホームとして活躍し続けた選手に相応しい最後だったと思う。
決めるのは本人と球団だが、自分としては今後も指導者か何かの形でカープに関わり続けて欲しい。
13年間お疲れ様でした。
そういえば甲子園決勝での例の顔や「遺紺試合」なんかもあったなぁ…
ではまた明日。