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【日記】金目当ての奴はそりゃあ強いだろうよ(バズ編)

これは本来、前のnoteの続きとして書いていたのだけど、少し文が長くなりすぎたのと、話のベクトルが微妙に違うように感じたので、同じタイトルで記事を分けた。こちらではみんな大好きなTwitterの話をする。
私は最近のTwitterのバズにも金目当て由来の強かさを感じている。

TwitterといえばカスのSNSなので、昔から様々な言い争いが繰り広げられている。「〇〇が悪い」「〇〇はダメ」という類のツイートには耳目が集まりやすいのか、いわゆるバズっているのをよく目にする。最近もカップうどんの話や、Vtuberの話で喧々諤々しているのを見かけた。

そんなドブ川のようなTwitterだが、私はブロック機能をほとんど使っていない。私は基本的に見る専なので変な人に絡まれる可能性が無いというのが理由の1つだが、もう1つは、汚いからといってブロックを多用してしまったら、その川が汚いかどうかすら分からなくなってしまうからという理由がある。
しょうもない言い争いや、面白くなくて汚いツイートには価値がないが(ネット上ではいくらでも嘘がつけるので信憑性も怪しい)、そのカスみたいな呟きをする人が存在するという事自体は現実で、そこを認識することには価値があると思っているのだ。

言うなればAVと同じだ。(上品な例え話ではないのは許して欲しい)
AVの中で描かれていることは、年齢や経歴、場所やシチュエーションなど真実でないことも多くあるけど(時間停止ものの99%はやらせだと聞いたことがある)、でもそこに写っている人の姿と行為自体は真実であり、その真実こそが重要で価値があると私は思う。

まあだから、ツイートの内容自体は疑わしくても、その文章を意図して投稿したこと自体は真実であり、私はそこに価値を見出していた


しかし、Twitterが金儲けの手段として使えるようになってからは話が異なる。雀の涙程度とはいえインプレッション数に応じて金が稼げるようになったり、直接的な広告じゃない方法でのTwitterのマネタイズ手法が世に広まったことで、より大きな数字を稼ぐことに対する承認欲求の充足以外の利点が生まれてしまった。

そうなってくると、金目当てでTwitterをしている人に常人は勝てない
バズっているツイートに意思のないリプライをぶら下げるインプレゾンビみたいな真似は多くの人は恥ずかしくてできないし、いくらバズる可能性が高くても、思ってもいない雑な意見を大きな声で主張することは多くの人にとっては虚無だ

しかし目的が楽しくSNSを使うことや自らの意見を表明することでなく、単純に金儲けに繋げることであればそれが出来てしまう。だってお金のためだから。昨今の生成AI技術の発展によって、文章を生み出すことが容易になったこともそこに拍車をかけていると思う。
AVの例えで言うなら、映っている人物すら本物かどうか分からなくなってしまったのだ。

結果として、大きくバズっているツイートは金目当てのアカウントの可能性が高いんじゃと邪推するようになってしまった。なぜなら金銭を目的に人間の感情やシステムをハックしようとしている人たちに、無料の暇つぶしとしてTwitterを使っている人がバズの頻度で勝てるわけないから。

なので最近は、数字を稼いでいる雑な否定意見や二項対立を見ても、まずはそれに心を動かさないように努めている。だってその人が本心でその意見を主張しているか分からないし、そこに人間の意思があるかすら定かではないから。
え?もしも実際に人が考えていて、本気で主張している場合?……… I feel sorry for them.


ここまでの文章を書いてて思うのが、金目当てでない集団や場の中に金目当ての人間が入り込むと、場が荒らされることになるのだろう。そして私はそれが嫌なんだと思う。
例えば転売ヤーなんかもそうで、本来エンドユーザーである消費者の中に、金を稼ごうとする輩が入り込むからおかしなことになる。

そういえば数年前に野球のオープン戦(シーズン前の練習試合みたいなもの)を見に行った際に、隣に座っていた人間が大きな声で汚いヤジを飛ばしていて嫌だったのを思い出した。たかがオープン戦なのにどうしてヤジを飛ばすのかと不思議に思っていたら、試合終了後に彼は仲間と万札のやり取りをし始めた。試合結果で賭博をしていたのだ。ヤジの有無で試合の動きが変わるわけではないが、それだけ(無意味に)熱中していたのだろう。

金儲けは悪とは言わないが、金が絡むと人は醜悪な振る舞いをするね。


ではまた明日。

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