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【日記】SNS総フォロワー数600万人超のアニメ監督ってなんだよ
ガンダムの映画を見に行った時に、「メイクアガール」という長編アニメの予告編が流れていました。内容は科学的に彼女を生み出したことで起こる事件みたいな近未来SFラブストーリー的な感じでした。そんなことより私の興味を引いたのは、この映画の監督が「SNS総フォロワー600万人超!」という枕詞で紹介されていたことでした。
何かを広めるインフルエンサーや写真を上げるモデルやコスプレイヤー、音楽や絵、マンガを上げるアーティストならSNSのフォロワー数が何かしらの実績や実力を担保するかもしれないですが、アニメ監督のフォロワー数は何を意味するのでしょうか。SNSにアニメでも上げてるのでしょうか?よく分かりません。
この監督というのが「安田現象」という方なのですが、恥ずかしながら私は初めて名前を聞いたので、この機会にちょっと調べてみたいと思います。
結論から言うと、SNSにアニメを上げてました。
謳い文句の「SNS総フォロワー数600万人超」の内訳はTikTok 290万人、YouTube 220万人、インスタ・Twitterが大体50万人ずつらしいです。主にYouTubeとTikTokにショートのアニメ動画を上げているようです。
TikTokのアカウントは持っていないので、YouTubeの方で見てみましたが、ロボットや忍者、妖怪などが出てくる非現実的なシチュエーションの3Dアニメが多いようです。台詞が無く、音楽と動きと効果音だけで全て表現しているところが私は好きです。
YouTubeショートの視聴回数は何百万回がほとんどで、中には1億回を超えているものもありました。
雰囲気は落ち着いていて、確かにアカウントをフォローして、数日に一回タイムラインに流れてきたら嬉しいだろうなって感じのショートアニメです。
見た動画の中で私はこれが好きです。
この監督は元々3DCGのクリエイターとしてニトロプラスに所属しアニメやゲーム作りに関わり、その後物語を作る方に興味を持ち、退社後はフリーランスとして活躍しているそうです。ずっと真夜中でいいのにのMVも制作したことがあります。
2020年に第29回CGアニメコンテストで入賞を取っています。このコンテストでは新海誠監督や「けものフレンズ」のたつき監督、「ペンギンハイウェイ」の石田祐康監督も賞を取ったことがあるみたいです。
この時入賞した「メイクラブ」と言う作品が今回の映画「メイクアガール」の下敷きになっているそうです。「メイクラブ」は監督のYouTubeに動画があります。
というわけでこちらが「SNS総フォロワー数600万人超」の正体になります。現在SNSで評価されているのはショート動画内での世界観作りやその雰囲気だと思いますが、物語作りへの興味も高そうなので、長編映画にもその才があるのかもしれません。
アニメ監督を表すのにフォロワー数を出してくるのはどうなんだよと今でも思っていますが、そこがフックになって興味を抱いた人間がここに1人いるので、やはり効果はあるのだと思います。
最後に、勝手に私のnoteのネタにしてしまったので、けじめとして安田現象のYouTubeの URLと「メイクアガール」公式サイトのURLを貼っておきます。
上映は1/31からだそうです。
ではまた明日。