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【日記】〇〇先進国という言い回し

 毎年12月に新語・流行語大賞が行われることから分かるように、世界には日々多くの新しい言葉が誕生する。
 それは現実世界でもそうだし、多くの人がより雑多に発言するインターネット世界ではそれがより顕著である。

 ネット上の言葉といえば、各プラットフォーム内でのみ流行する閉じた言葉もあれば、「草」や「ンゴ」のように現実世界にまで広まるような言葉もある。(具体例がこの2つしか思い浮かばないの、すごく恥ずかしい)


 流行語とまではいかないが、最近私が見かけて面白いなと感じたのは「〇〇先進国」という言い回しだ。これはふたばちゃんねるという掲示板サイトで見かけた。〇〇の中にはコンテンツ等が入る。

中国はウルトラマン先進国、韓国はデジモン先進国

 ウルトラマンもデジモンもどちらも日本で生まれたコンテンツで、誕生後何十年も愛され続け、今もなお、新たな作品や派生商品が作られている。(ちなみに私はウルトラマンはガイア、デジモンはメタルグレイモンが好きだ。)

 しかし現在、ウルトラマンは中国でより人気で、日本では販売していないおもちゃやゲームが展開されているし(もちろん海賊版ではなく公式)、デジモンは韓国で人気で、「デジモンマスターズオンライン」というPCゲームは韓国の企業によって管理されているらしい。

 このように日本生まれのコンテンツだけど、他の国の方が人気で商品展開もされている状況を、半ば皮肉も込めながら〇〇先進国と呼んでいた。

 他にも、南米ではドラゴンボールが宗教のように扱われていると聞くので、ドラゴンボール先進国と言えるだろうし、パキスタンには「鉄拳7」という格闘ゲームが強い人が多くいるらしいので、鉄拳7先進国と呼べるだろう。


では日本は何の先進国?

 前項では、日本発祥で他国で流行っているものを挙げたが、逆に他国発祥で日本で異常に流行っているものは何だろうか。パッと思い浮かぶのは2つである。

 1つ目はサメ映画だ。
 これは昔仕入れた知識だが、ダブルヘッドジョーズ(頭が2つあるサメの映画)やシャークトパス(頭がサメで下半身がタコなサメの映画)、シャークネード(トルネードと共にサメが襲ってくるサメ映画)のような低予算ゲテモノサメ映画は、日本で特に人気があり、日本で売れるから作っている節があったらしい。

 2つ目は野球だ。
 野球はアメリカで生まれたスポーツで、世界一レベルが高いリーグはアメリカのメジャーリーグだ。
 ただ、人気という面で見ると、本国アメリカでの野球はアメフトやバスケットボール、アイスホッケーと並ぶ4大スポーツの一角という立ち位置でしかなく、試合によっては観客席の空席も目立つ。

 一方日本では、近年野球の現地観戦は上り調子で、平日であろうと多くの人間が詰め掛ける。プロ野球だけでなく高校野球も昔から注目を集めている。またWBCでの優勝や、大谷選手のおかげで、良くも悪くもメディアで野球を取り扱う時間が多くなっている。日本人は野球が好きなのだ。
 今開催されているプレミア12という国際大会でも、アメリカのチームと異なり、国内リーグの一流どころの選手たちを出場させていることから考えても、日本がどれだけ野球が好きなのかが分かると思う。

 であるから、日本は何の先進国かと問われたら、サメ映画先進国で、野球先進国だと言うことができるのではないだろうか。
 他にもきっとあるはずなので、またの機会にもっと考えたいと思う。


 ちなみに、今日プレミア12で日本と対戦したオーストラリアはラグビー先進国と言えるだろう。

 ラグビーはオーストラリアで1番人気のスポーツである。どのくらい人気かっていうと、公園で父と子がキャッチボールをするのはラグビーボールなくらい人気である。

 オーストラリアでは、オーストラリアンフットボール、ラグビーユニオン、ラグビーリーグの3種類のラグビーが行われる。日本で主に行われる、オリンピックの種目にあるのはラグビーユニオンの7人版である。ちなみにオーストラリアはパリ五輪のベスト4だ。

 州によって人気度は異なるが、オーストラリアンフットボールとラグビーリーグ主に人気で、ラグビーユニオンはあまり人気がない。
 その人気がないラグビーユニオンで五輪のベスト4なのだからオーストラリアのラグビーのその裾野の広さが窺い知れる。
(この話カタカナが異常に多くて申し訳ない)

 というわけで、今日は〇〇先進国という話題で雑語りしました。

ではまた明日。

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