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冬に気をつける事

毎晩独り言を発するわたしは
子供の頃想像していた
おじさん像そのままだ

酒を片手に自分の中から溢れるものを
口に出す
違うのはわたしがシラフという事くらいか

それが良いか悪いかと問われれば
良いことだと答える

子供の頃を想像していたら
子供の頃の出来事まで思い出してしまった

祖母の家の前には空き地があって
当時は焚き火も外で出来た
わたしは1人で火遊びをしていたのだが
冬だった事もあり
火に近かった
丁度、今くらいの季節だ

火に何かをくべるというのは
子供心にとても楽しい
いや、今でも楽しいのだ
子供か

子供はエネルギーの塊だ
だからか、くべるものがあれば
どんどん投げ入れる

火が勢いを増すのは
ワンテンポ後の事だ

気がついた時にはもう遅い

ボンッ

わたしは確かに爆発音を聞いた

爆発するようなものは入れてない
それぐらいはわかる

何が爆発したのか
わたしは何で尻もちをついてるのか

なぜ焦げ臭いのか

知らなかった


髪に引火すると
こんな事になるとは

幸い火傷もケガもなく
顔が汚れて
前髪がチヂレた程度ですんだが

わたしのように
集中すると、視野が狭くなる子供は
気をつけた方が良いのかもしれない

けれども、それは良い経験なのだ

火は恐い
一度大きな火が起これば
消すことは難しい

火は思いもよらない所で起こる

なので、封筒に銀杏を入れてチンは、まだしも
それに紙袋を代用すると
いつのまにかレンジの中で
火が回転しているので

くれぐれも注意してほしいのだ

わたしのように
カルシファーかなと
ボケてる時間はない
早急に濡れタオルで消火してほしい

うん
おじさんらしい小言だ

今日も満足した

良い一日だ


最後まで読んで頂きありがとうございます



まさにこれです
鐘井ユウ様、ありがとうございます


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こくぞう
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