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わたしの知る花

初めてのnoteの投稿
記念すべき一つ目は【わたしの知る花】という町田そのこさんの作品について書くことにしました。

こちらは主に本を読んだ記録として残していけたらと思っています。

最近めっきりすり減っている感受性、昔は読めたのに今は読めないなんて本や漫画も出てきている始末。
そんな私の感受性を探したくて色々読むことにしました。戻ってこいよ!私の感受性。 

さて、本題の記録を。
いやいやどう書けばいいの?ここから手探りか😭

こちらにいったら幸せになれるよ。
そういう地図があったらいいのにと何度も思ったことがあります。結局そんなものはどこにもないからその時その時で自分でしっかり選択をしながら生きていくしかない。

平さんはきっとそのすべての選択の場面で自分が行きたい方角へは進めない方の道を進んでしまった人。どんどん転がり落ちて、そして一人で何十年も生きている。
なぜ平さんはたった一人で生きてきたのか、なぜいつも画板を下げて絵を描いているのか。そこの部分を一本の軸にしつつ各章で視点が変わるオムニバス形式。

泣ける、とまでないかないけれど誰かと関わりながら生きていればどんな日々にもどこかに欠片くらいは幸せと呼べるものがあるんじゃないかなと思えた作品。
たとえ、一番大切な人のそばで生きていけないのだとしても

135ページより
近くにいてもらおうとして傷つけるくらいなら、離れた場所で笑っていてほしいわ、って。束の間でも傍にいて笑いあえた、その記憶だけで十分。
大事なひとが笑っている、それだけでいいのよ。
近くにいるとか、触れていられるとか、望み過ぎだと思えばいい。

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