いい映画、ドラマを見ていつも感じる事
先日最終回を迎えたドラマは大変面白かった。
自分はドラマウォッチャーという訳ではないが、50を過ぎてから色々と勿体無いお化けが現れ、最近はサブスクなどを良く利用し、隙間時間があると見ている。
いい作品を見終わった後は、感動や爽快感に包まれた後にもの凄いジェラシーというか歯痒さが襲いかかってくる。
高橋真梨子が脳内再生し、ヘビーローテーションするくらい歯痒くなるのだ。
もうキスする場所を間違ってるくらい歯痒いのだ。(アラフィフ世代にしか分からないワードで申し訳ないです。)
それは何故か?
自分もものづくりを生業としているので、自分の仕事に対する腹立たしさからくるものだ。
個人的な感想かつ、当たり前のことかも知れないが、やはり面白いドラマ、映画などには共通してるのは脚本、演者、演出、広告などの全てが上手く噛み合って相乗効果を生んでいるものが抜きに出るのだと思う。
演者がピカイチでも脚本がショボいとそこまでの作品にはならず、その逆で脚本がすこぶる良くても演者、あるいは演出がイマイチだと駄作になるものもある。
また、広告、宣伝、プロデュースもこの時代は作品をつくる、成功させる大きな要素であろう。
このひとつひとつの歯車ががっちり噛み合うと本当に最強なんだと思う。
一見、それぞれが自分の仕事をしっかり熟せば簡単な作業に思えるかも知れないが、これが最高に難しい。
ワシの仕事に置き換えてみる。
建築物の設計を生業としているが、設計はドラマや映画の製作に置き換えると脚本家に当たると勝手に考えている。
演出、監督は現場監督、演者は職人さん達。
難しいのはクライアントだ。
これは永遠のテーマになるくらい難しい話になるのでまた別の機会とさせて頂く。
では何故上手くいくものと行かないものの差はなんなのか?。
答えはシンプルだ。
皆同じ方向を見ているのか、そこに尽きる。
なんか難しいが、いいものを作りたい。利益を上げたい。納期に間に合わせたいとかではない。
それはあくまで大前提の話だ。
それぞれに脚本の意図や、演出の意味、何故この作品をこのタイミングで今やる必要があるのか、などを読み合い一つの矢になる感覚が良いものにさせるのだと思うのです。
まあ、映画やドラマと自分の仕事の掛けられる時間や予算は次元が違うのだが、良い作品に出会うとまたヤラレタ。羨ましい。羨望の眼差しってやつになる。
ちなみに、個人的に大ヒットの先日終わった作品の脚本は、大分余裕を持って完成したとの事。
それにより演者は先の展開を十分理解し、イメージした上で最初から演じられたのが上手くいった大きな要素との話を聞き、自分に置き換え設計図を早く仕上げないと演者(職人さん)、監督(現場監督)は困るよねと我に帰ってしまう今日この頃です。
また、真梨子さんが脳内で再生されてきた‼️。
いやー、歯痒いのよ自分が。
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