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アイスピックつながりで
最近図書館でサム・キーン著『アイスピックを握る外科医』(https://www.kashiwashobo.co.jp/book/9784760155255)を借りて読み始めたところなのですが(まだ前書きしか読んでない)、今日ニュースを開いたら電車内で実際にアイスピックを握って逮捕された医師がいて驚きました。
現実が本のタイトルに追いつくスピードが速い。
同じ車内に咳をしている人がいて、それに腹を立てて「これ以上、せきをしたらコロすぞ」とアイスピックのようなものを突き付けたそうです。
同じ空間に口元を塞がずに咳を続ける人がいると確かに不快ですが、この医師の採用した手段はちと暴力的すぎて良くありませんでしたね。
(というか何でアイスピックなんて持ち歩いてるんれすか…)
私はこの不快感のおそらくもっといい解消法を知っているので紹介します。
まず、アイスピックではなく”のど飴”と”未使用のマスク”を持ち歩きます。
電車内で(口元をカバーせずに)咳をしている人を見かけたら、こう声をかけます。「こんにちはお兄さん(お姉さん)、咳してつらそうやな。のど飴舐める?」
はいと言われたらのど飴を渡す。断られたら「何も覆わずに咳されるとちょっと嫌やねんから、マスク使うてもらってもいい?」と未使用のマスクを渡す。
「ほなお大事にしたってや」なんて言って別れる。
これでwin-win!(なはず)
大都市の電車内で知らない人に話しかけるのって、自分が変な人だと思われたら嫌だなって思う気まずさとか、相手が変な人だったらどうしようみたいな緊張感とかあると思うんですけど、さすがに凶器を向けて「コロすぞ」って言うよりはこっちの方がハードル低いですよね。
渡した飴やマスクは警戒して捨てられるかもしれないですけど、「あ、この空間で口元覆わずに咳するのってマズいのかもな」くらいに感じ取ってもらうことはできると思うんですよね。
平和的にコミュニケーション取ろうよ。
<ここから追記>
やっちまった~!
投稿してから気付いたのですが、咳をした男性が口元を塞いでいたとも塞いでいなかったともニュース記事では述べられていませんでした。完全に筆者の偏見で「電車内で咳しただけでブチ切れられるってことは口元覆ってなかったんやな」と思い込んだまま話を進めてしまいました。
誤った前提で持論を公開してしまい、申し訳ありませんでした。