板金設計製作のポイント3
キュービクルの扉の垂れ下がり(ダレとも言います) ヒンジピンを使用した場合
例え、ヒンジピンを利用した大型の扉でも、ダレが生じないわけでは有りません。
扉が回転するために、ヒンジピンには必ずガタが有るわけで、そのための対策を施さなければ、扉にダレが生じる事になります。
ダレ防止のため、上部のヒンジピンに対策します。
職人の経験により多少、図面寸法より、ずらして溶接する事が必要となります。図A
逆に図面通りに製作してしまうと、ダレが生じてしまう事になります。
参考までに、図B は3管角ヒンジピンですが、その他にも、たくさん種類が有りますので、好みで選んで下さい。
対策方法としては、キュービクル等のボックス図面中に、「扉がダレないよう、考慮して溶接の事」という注記を入れるだけです。後は板金屋さんの方で、考慮して製作して頂くという事です。
図面の書き方としては、上部のヒンジにのみ指示します。3箇所有る場合は、上部と真ん中のみに指示します。
図B 3管角ヒンジピン