フィルタについて4
ボルストンフィルタなどのケースを作る時、又は、単なる圧力容器を作る時のOリング配置の仕方2点です。
図Aは、「フィルタについて3」の中で説明した構造です。
図Bは、もう一つの方法となります。
個人的には図Bの方が、Oリングの溝が中ぐりになっていない為、作り易いかなと思ったのですが、加工屋さんから、特にその辺りの話が出ませんでしたので、どちらでも良いと思います。
後から、図Bの方法でも製作したなと思い出したので参考までに、という事です。
Oリングを設置する部分の寸法や公差については、カタログに載っています。
但し、このフィルタ構造の設計の時の Oリングの配置には注意が必要です。
Oリングがシール部分に掛かって回転が重くなってから、一捻りの回転でシールを完了させる構造にするのが良いという事です。
余り回転させてしまうと、ヒッツれるため、Oリングにキズ等問題が有るかも知れません。
私はさらに、Oリングにテフロングリスを塗布して、スムースにセットされるようにしました。
図Aと図Bはどちらも、一捻りの条件を考慮した配置になっています。