見出し画像

【全文無料】呪文軸ドロマーゴッド構築論

こんにちは。
J_罪ちゃん_BOSSです。
(デュエマではJという名で通してます)

普段カジュアル程度にデュエマを楽しんでいます。
この度自分がほぼデュエマを引退するにあたり、約7年間握り続けたドロマーゴッドの構築を公開します。
この記事を見て、少しでもゴッド使用者が増えてくれるとありがたいです。


1.デッキリストとコンセプト

コンセプト
「ドロマーゴッドというデッキタイプから無駄を削り出し、余った枠でゴッドの動きを最大限活かせる構築」をコンセプトに作成しました。この構築が他のドロマーゴッドと大きく違う点は、ゴッドの採用枚数の少なさ、特に3コスゴッド枠と右神枠が『悪魔右機フリル』の"4枚のみ"の採用であるという点です。

理想ムーブである「3コスゴッド→プロジェクトゴッド」という動きに対して、フィニッシャーになる『極限龍神ヘヴィ』と『無法神類G・イズモ』、またデッキの潤滑油となる『聖霊左神ジャスティス』、これらへ直接リンクが出来ない『聖霊左機コットン』や『神人類イズモ』は、結局のところ現代環境では弱い動きとなってしまう。ならば3〜5ターン目で除去や妨害を優先し、『ゴッド・ゲート』へ着実に繋げるように構築した方が、ゴッドの強さを押し出せると判断しました。
また長年の経験から右神4枚のみでも、『聖霊左神ジャスティス』による呪文の連発や『機械神類ヨミ』の蘇生効果で十分だと思ったため、右神枠は4枚のみで十分という結論に至りました。

3コスゴッド枠、右神枠を極限まで削った結果、10枚以上の枠が空き、構築に自由度が出せるようになりました。自分がドロマーゴッドというデッキタイプに求めた点は、STからの逆転要素と、メタ獣への対応力でした。ここからは、これら2点を中心に各カードへの解説に移りたいと思います。


2.各カード解説

初動枠として採用。
相手のテンポを崩す役割はもちろん、相手のメタカードや呪文を止めてくるカード、それらの再利用札を事前に封じておくことで、こちらの動きを通しやすくなる。
青黒コンプのシャッフ、4邪などのカツキングラフルルといった対面に後手からでも間に合う点がgood。
現代デュエマでは盾回収の手段が限られてる点も評価できる。

メタ処理枠として採用。
この枠に以前まで『ドアノッカ=ノアドッカ / 「…開けるか?」』を採用していたが、相手の盤面にとこしえなどがいる状況で、盾から『ゴッド・ゲート』と同時に踏んだ際にゴッドゲートが不発となってしまう現象が死ぬほど嫌だったのでこちらに切りかえた。
手打ちする場合3コスなのが少々痛手ではあるが、同期の妖精のメガラストバーストやアーテルコブラによるメタ獣の再利用を防げるため、山札送りである点が非常に刺さる。また、青魔の新世壊や黒単アビスの3コスジャシンを除去できる点も優秀。

3コスゴッド枠兼右神枠。右神最強カード。
『邪招待』と同様に、同期やアーテルコブラに対して強い除去性能を持つ。相手のメタカードを想定して、あえて3ターン目に出さないというプレイングが必要になる場面もある。
ちなみに、最速フリルプロジェクトゴッドの動きは先手で3割の確率でできるのに対し、『神化設計図』を4枚フルで採用しても、3.5割にしか上がらない。

中盤の盤面処理からフィニッシャーまでこなせる万能左神。
以前まで3枚の採用だったが、最速『プロジェクト・ゴッド』の動きからのヘヴィGイズモフリルの再現性を上げるために4枚へ。
テクニックとして、リンク済みの『機械神類ヨミ』の攻撃時効果で『極限龍神ヘヴィ』を蘇生、その際ヨミのリンクを解除しヘヴィとリンク、ヘヴィの出た時能力を処理する前に攻撃クリーチャーが2体に分裂しており、ヨミから分離したゴッドを攻撃クリーチャーとして選ぶ。ヘヴィの出た時能力を分離したゴッドへ押し付けることで、リンク済みヘヴィを用意しながら攻撃キャンセルができる。
なおこの挙動は2023年時点では、よくある質問に明記されていない為、CSなどの大型大会では事前にジャッジへ確認を。(GP2023-2ndではOKでした)

ゴッド最強呪文①。初期の頃と効果が違うため、古参勢は要確認。
『インフェルノ・サイン』などの蘇生トリガーを採用している場合、プロジェクトゴッド空撃ちというプレイングも有り得る。

ゴッド最強呪文②。
無言で処理を行うと、手札から召喚する効果を破棄したとトラブルになり得るので、しっかり宣言を。
また、見たカードを山札へ戻す際、『【今すぐ】うわっ……相手の攻撃止めすぎ…?【クリック】』をボトムへ置かないように注意。

潤滑油となるゴッドであり、最強の盾ともなるゴッド。
出す際は『プロジェクト・ゴッド』を唱えることを想定し、山札が11枚以上あることを確認すること。また、ブレイク数を増やす効果を忘れがちなので要注意。
『極限龍神ヘヴィ』の出た時能力と、『【今すぐ】うわっ……相手の攻撃止めすぎ…?【クリック】』の山回復効果が待機している場合、先にクリックの効果を使い山を回復させ、ヘヴィの能力をジャスティスに当てることで墓地にジャスティスを残しつつ、山を回復させることが出来る。

最強中央神。
最速『プロジェクト・ゴッド』を打ってこれが出るだけで詰むデッキもあるため4枚採用。結局中央神のバリエーションを増やすよりも、出したいゴッドを増やした方が勝率は高い。
ゴッドの天敵である秩序の意思やケッシングゼロを無力化できるのは非常にありがたい。
テクニックとして、あえてリンク解除するによって打点を増やすといった攻撃も可能。

痒いところに手が届く中央神。正直このカードが出た頃は弱くね?って思ってた。
3神リンクの足りないパーツを持ってきたり、貴重なブロッカー内蔵ゴッドとして活躍するが、ドロマーゴッドはアクションごとに手札を消費するデッキなので、あまり多色を増やしたくない。そのため3枚だけの採用。
『聖霊左神ジャスティス』を蘇生することでさらなる展開を狙えるので、墓地にジャスティスを残すプレイングを心がけたい。

盾増やしをメインにしつつ、トリガーでメタ獣を処理することもできるため採用。
ここの枠は元々『天命龍装ホーリーエンド / ナウ・オア・ネバー』だったが、黒緑アビスなどのハンデス相手に『聖霊左神ジャスティス』をキープすることが難しいと判断したため、盾を増やせるこちらに切り替えた。
『護天!銀河MAX』も候補になりそうだが、手札にトリガーを抱えるプレイングをするのがノイズに感じたため採用は見送った。

STによる逆転要素枠。
『天命龍装ホーリーエンド / ナウ・オア・ネバー』の方が『ゴッド・ゲート』へ繋げやすいが、相手のメタ獣を意識した際『邪招待』を探しに行けるこちらを優先した。また単色である点もネバーより偉い。

受け用カード。
ドロマーゴッドは、STから『ゴッド・ゲート』を踏ませ、『極限龍神ヘヴィ』と『機械神類ヨミ』をリンクさせることで鉄壁の守りが可能だが、アビスラッシュやブロック不可など、突破する手段がいくつかある。そのため、『聖霊左神ジャスティス』から唱えられる攻撃を止める手段が欲しかった。
色を気にしないなら各種スパーク系の採用でも良いが、スパーク系と同等の効果を持ちながら、青黒の色を生み出せるため今回はこちらを採用した。
下面を手打ちすることで1ターンの遅延を狙い、『ゴッド・ゲート』に間に合わせることができたり、ヨミから上面を蘇生することでさらなる遅延も狙える。

ジャスティスを採用する場合、ほぼほぼ採用した方がいいと思われるカード。このカードがないと、ジャスティスを自由に使えない場面がある。
1枚の採用だと盾落ちや手札落ちの可能性がある。このカードはジャスティスで呪文を連発する際に山札に必要なため、ジャスティスを軸にドロマーゴッドを構築する場合は基本2枚の採用がオススメだ。

3.採用候補となるカード


ここから先は、環境の変化や好みなどによって採用候補となるカードを紹介したいと思います。

『密かで華麗なるカイタイ』の他候補。
自分の動きを強くしたい場合にオススメ。『ゴッド・ゲート』を1ターン早く起動できる他、『天命龍装ホーリーエンド / ナウ・オア・ネバー』を採用していれば、防御力が格段に上がる。

『邪招待』の他候補。
山送りのメリットは無いが、とこしえやシャッフを処理しつつ、こちらはカラクリバーシを処理することが出来る。
Sトリガープラスも地味にうざい。

『極限龍神ヘヴィ』の枠の他候補。
手打ちによる強さは無いが、攻撃したくない場合に山を削ることが出来る。
中央神にはリンクするだけではなく、リンクを解除する能力もある。ゴッドのリンクを解除し、エレクトラグライドと中央神のリンクで1回、さらにそれらと右神とのリンクでもう1回、計4枚の山札を削ることが出来る。中央神が増えればさらにもう4枚、新たなゴッドが1枚出る度にリンク解除は行えるため、加速度的に山札を削ることが出来る。
山を削りきれなくとも、攻撃時能力で相手の強力な呪文を奪うことも可能。

右神が4枚では不安だ、と感じる方におすすめな5枚目右神候補。どちらもヘヴィGイズモへのブロッカー付与という役割がある。
デッキに足りない色を補うというのが基本的な選択理由になるが、『真滅右神ラウドパーク』は手打ちのしやすさや、アーテルやダークネスで蘇生できる点、『極限右神オメガ』は天門型ゴッドに採用できる他、5000VTに引っかからないといった差別化ができる。

個人的におすすめな中央神候補。
『神の子イズモ』はリンクしたゴッド全てにアンタッチャブル(選べない)を付与できる。ヘヴィGイズモフリルの弱点として、封印と攻撃ブロック不可があるため、対象を選んで封印や攻撃ブロック不可をしてくる対面が流行った際に採用を検討できる。
また、自分の構築は相手のシールドを増やすため、ブレイク数を増やせる点もちょっと偉い。

語るまでもないつよつよ受け札。
しかしドロマーゴッドにおいては、ネバージャスティスをしても『プロジェクト・ゴッド』は回答札にならないので過信しすぎないように。

Sトリガーがついているが、正直ドロマーゴッドには強い墓地肥やし手段がほぼないので、受け札としては考えていない。採用するなら、ハンデス対面にワンチャンを作れるカードとしての検討を。
受け札として考えるなら『襲来、鬼札王国!』もあるが、手打ち出来ないので微妙。

スパーク系呪文おすすめカード。
『極閃呪文「バリスパーク」』は、全体タップに加え、Sトリガープラスでメタクリーチャーの除去もできる。また単色である点も強い。『シュバルスリング-B3 / エン・ゲルス・スパーク』はデッキに闇が足りない時に使える。
これら2つの呪文は、どちらも5コストでありシャッフに対して強く出れる。しかし、ゲンムエンペラーなどが流行った際は、『デーモン・スパーク』などが良いだろう。

追記
現在はこのようなリストになっています

カイタイを1枚減らし、見えているぞ!を2枚へ

追記②
先日、超光喜エルボロムを4枚採用したドロマーゴッドをTwitterにて拝見しました。
エルボロムのハイパーモードでゴッドゲートを唱え展開したり、除去トリガーで相手のメタ獣を一掃したりなど、今までのゴッドにはない動きが出来て楽しそうな構築でした。
いずれエルボロム型のゴッドも組んでみたいです。

4.余談


余談①
自分が過去に作ったデッキの中でも特に自信作だったものをここで供養しときます。


余談②
GP2023-2ndの際にデュエチューブの企画として行われた「デュエマでそれ正解in大須」にて、「ぷ」と提案したのは私です。

デュエチューブ-DM公式- より引用

最後に一言
みんなもデュエチューブを見よう!

いいなと思ったら応援しよう!