Fラン卒でもアメリカでエンジニアになる方法②(就職サイトの活用方法)
前回に引き続き、アメリカでエンジニアの職を得るための方法について、私が利用した就活サイトとその活用方法について解説していこうかと思います。
就職サイトの活用方法
アメリカで就職活動をする際に、ほとんどの人は以下の就活サイトに登録する必要があります。LinkedInはアメリカで最も有名なサイトでこのブログを読んでいる人は知っている人も多いのではないかと思います。今回は、私が実際にアメリカで化学系エンジニアとして就職活動をしていく中で、個人的にお勧めの3つのサイトの活用方法について情報をシェアしようかと思います。
1. LinkedIn
まず初めにLinkedInの活用方法についてです。LinkedInはアメリカで最も有名な就職サイトで、Facebookとマイナビが一緒になったようなサイトです。アメリカで就職活動をしている方は、絶対に登録することをお勧めします。現地のアメリカ人の中には、あまり評判が良くない等の話も耳にしますが、それはあまりにも登録者数が多く、一つの求人に何百人も応募が殺到することが普通なので、競争率が高いという意味で評判が良くないのかも知れません。実際に私も活動を始めた初期は気になった求人は片っ端から応募していましたが、返信すらなく、心が折れそうになったこともありました。ただ、私が活動していく中で、次に紹介するIndeedと求人が被っていることが多く、競争率の面ではどのサイトも変わらないと個人的に思っています。LinkedInに関しては、自分のプロフィール欄に、自分の学歴、職歴、スキル、資格等を記載する欄があるので、ここをいかに充実させ、他の人と差別化するかが最も重要です。アメリカにおいては、総合職採用というものが存在しないので、企業は専門性を非常に重要視します。プロフィール欄には自分の専門分野に関するスキルは漏れなく記載しておくことが非常に重要です。私の場合は、前職が化学メーカー勤務だったので、使用できる分析機器や、専門とする化学物質については書けることは片っ端から書いていました。後にも説明しますが、私はこのプロフィール欄を充実させたことで、リクルーターと企業からの返信が良く来るようになりました。
次に企業を探す際ですが、まず就職希望の地域とキーワードで検索するかと思います。英語力に自信がない人は、まずはJapaneseでキーワード検索することをお勧めします。私は、サンフランシスコに住んでいるのですが、ここは日系企業が非常に多く、Japaneseで検索すると非常に多くの求人が出てきます。まずは、専門分野にこだわらずに、広い目で求人も見ることも重要です。専門性にこだわることも大事ですが、選択肢を広げておくことも重要です。全くオファーがもらえず、時間だけが過ぎていくと精神的にも良くないので、まずは仕事を選ばずに応募しみることをお勧めします。私の場合は、バイリンガルの求人で内定をいただきましたが、この方法が最も企業からのリアクションが多かったです。
次に、LinkedInを使用する上で最も重要なことを説明します。通常、求人に応募する場合は、レジュメと個人情報、場合によってはカバーレターを送付することがあると思います。実はこのプロセスはあまり重要ではないと考えています。というのも企業は何百、何千という応募の中から、1~2人を選択しなければいけないので、レジュメやカバーレターなんぞは、一次選考の段階では、全く見ていないと考えていいと思います。最も重要なのは、応募した後に、求人の採用担当者に直接メールを送ることです。送る内容は、自分がこの求人に最適な人材である事を、自分のプロフィールから論理的に説明する事です。メールを受け取った採用担当者は、内容を見て気に入れば、直接プロフィールを見にきてくれる可能性が非常に高くなります。実際私が、求人に応募した後に、返信が来たパターンは、全て採用担当者に直接メールを送った場合のみでした。ですので、採用担当者に直接メールを送らない場合は、その先へはいけないと考えていいと思います。ちなみにこの方法はアメリカ就活のノウハウ本にも良く記載されています。日本人にとってはあまり馴染みのないやり方で、採用担当者に直接メールを送ることに抵抗がある人もいるかと思いますが、郷に入れば郷に従えということわざの通り 、日本での価値観を捨てないと、オファーを得る確率は上がらないと思います。是非、今説明した方法はやってみてください。
次に、日本人には馴染みのない方法ですが、referralという方法があります。これは、応募する企業の人や、前職のマネージャー等の推薦を得る方法です。私の場合は、こちらに知り合いもおらず、前職のスタッフもLinkedInをやっている人がいなかったので、あまり活用することはできなかったのですが、知り合いがいる人は是非、コネクションを活用してください。私の場合はひたすら、知らない人にもコネクション申請をしまくっていました。理由は採用担当者があなたのプロフィールを見た際に、コネクションが10人とかだった場合、採用を見送る可能性があるので、繋がりは多い方がいいです。場合によっては応募する企業の日本人の人に直接メールを送り、referralになって欲しいと連絡することもありだと思います。優先度が高い企業は、応募する前に一度この方法を試して見てください。選考通過率が格段と上がるかと思います。
最後に、LinkedInにはプレミアム会員という月額30ドルの有料プランがあります。メリットは色々とありますが、初月無料ですので、是非一度登録してみてください。
つらつらと長い文章を書いてしまいましたが、まとめると以下の通りです。
プロフィール欄を充実させる!(専門的なスキルは漏れなく記載する)
求人検索の際はJapaneseでキーワード検索する!(広い目で求人を見る)
応募後は、企業の採用担当者に応募理由をメールする!(最重要!!)
Referallを活用する!
コネクション数をとにかく増やす!
2. Indeed
次に私がアメリカで就活するのにあたり2番目に利用した、Indeedについて解説します。IndeedはLinkedInと違い、求人に応募することに重点を置いているサイトで、自分のスキル等のプロフィールも記載することはできますが、企業の採用担当者があなたのプロフィールを直接見る可能性があるかどうかは怪しいです。ただ一方で、求人の質や数が充実しており、LinkedInで求人を探す前に、一度Indeedで探すのもありだと思います。ちなみに、Indeedは日系エージェントから連絡がたくさん来ますので、エージェントも活用してみるといいかと思います。
3. Glass door
こちらは、就活には直接利用することはないかと思います。あまりお勧めはしませんが、企業の評価や、給料のレビューが載っているので、企業を調べる際に良く利用していました。
4. 日系エージェント
最後に日系エージェントについてですが、私が今回オファーをいただいたのも、日系エージェント経由でした。こちらは基本的には日系企業側のみの採用を行なっているので、オファーをいただける可能性が最も高いかと思います。ちなみに私はカリフォルニアのサンフランシスコで就活を行っていたのですが、利用してエージェントは、Pasona、Interplace、TOP SF、Actus Consulting、Quick USA等です。エージェントの求人には、LinkedInやIndeedで募集していない企業の求人も多いので、是非活用することをお勧めします。
まとめ
今回は、アメリカ就活における、就職サイトの活用方法について私の経験を説明させていただきました。次回は、面接について説明しようかと思います。ブログの感想のコメントも是非お願いします。