
台湾に来てよかったこと
こんにちは。
今日は食後にコーヒーを飲みながら、書いています。
台湾に引っ越してきて、もうすぐ3か月。あっという間の日々でした。
買い物できず困ったり、ことばが通じなくてもどかしい思いをしたり。
自分の肩書がなくなってしまったことに対する不安や孤独を感じる日もありました。
いまこうして、大きなトラブルなく元気に生活できていることに少し、ほっとしています。
今日は、最近のわたしが感じる、「台湾に来てよかったこと」をつづりたいと思います。
1. 夫が異国の地で、ひとり頑張ってきた様子を知れた
こちらに来てから、夫の職場の方々と会う機会が増えました。日本人はもちろん、台湾の方と一緒に、ごはんを食べに行くことも。
夫も中国語ネイティブではないので、言語は英語と中国語(とたまに日本語)を駆使して会話します。
日本人どうしであれば、会話することで仲を深めていけますが、第一言語が異なるとそうもいきません。夫は、中国語が完璧でなくとも積極的に会話に参加したり、まわりを見渡して飲みものが足りない人に声をかけたり。ことばだけでなく、行動や姿勢でも示していました。
わたしは今までそういう場面で、ついつい「ことばが話せない!」ということに気が向いてしまい、うまく伝えられないことが多かったです。
ことばだけでなく、行動や姿勢でも仲良くなりたいという気持ちは示すことができる。当たりまえだけれど、あらためてその重要性に気づきました。
もともといつでも周囲に気を使い、誰とでも打ち解けられる性格の夫ですが、この海外でのサバイバル力にはあらためてすごいな、と思いました。
同時に、日本にいたら知ることがなかった一面だと思うと、「来てよかった」と思います。
2. 想像していた以上に世界が広がった
駐在帯同を考えていたときから、「日本以外の国に住んだら視野が広がるんじゃないだろうか」という気持ちはもっていました。
それでも、実際に生活をはじめてみると、その広がり具合は思っていた以上のものでした。
台湾で生まれ育った友だちができて、中国語の勉強を始め、大学の語学学校に通いはじめる。野菜もお菓子も日本とはちょっと違う。街中には野良犬がいたり、はじめて見る植物が生えていたり。
日本とはまったく違う環境で生活している人たちがたくさんいて、価値観も考え方もそれぞれ異なる。
いかに自分が小さい世界のなかで暮らしていたのかを思い知らされました。
そして、日本にいたころとは比べものにならないほどの時間があり、たくさん本を読むことができる。ボランティアを通じたあらたな繋がりができたり、今まで知らなかったことを勉強できている。
この経験は、本当にかけがえのないものになると思っています。
3. 昔ほどひと目を気にしなくなった
良い意味で、ひと目を気にしなくなりました。
日本では、「こんな格好してたらなんて思われるかな」「すっぴんでは外にでられない!」というような、何をするにも”ひと目を気にする意識”がありました。
それ自体は悪いことだとは思いませんが、必要以上に気にしてしまって苦しくなることもしばしば・・
でも最近は、必要以上に気にすることはなくなりました。
台湾の街中ではみんな思い思いの格好をしていますし、メイクをしていない女性も多い。もちろんTPOも大切ですが、普段の生活では、自分がすきな自分でいられる格好をすればよいのだと思うようになりました。
また、物理的に距離がはなれたことにより、人間関係が強制的にリセットされたのも大きいと思います。夫しか知り合いがいない状況で、いちから「自分」と「自分のいる環境」を作っていく。最近はそれが楽しくもあります。
いまのわたしは、「日本で暮らしていたわたし」とは少しちがうかもしれないけれど、それもまた「わたし」であることに変わりはありません。
これからも実りある充実した駐在帯同生活となるように、一日一日を大切に暮らしていこうと思います。
それではまた、次の記事で!