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きっかけは、ヘモグロビン値5

現在、2度目のがんの手術のため、入院中。
今回は、私の最初の病気が分かった日のお話をします。

今から5年ちょっと前の出来事。
もともとは、病気がちでもなく、むしろ健康体。
父は体育教師。母は保健室の先生。
そんな両親のおかげもあって、食事には気をつかい、健康的な暮らしをしている方かとは…

足がむくむなーと気楽に近所の内科を受診し、
そこで言われたのが、ヘモグロビンの値が5(正常値12〜14)。かなりの貧血ですけど、この数値でよく普通に生活できていますね?って。
え⁇ 貧血って、か弱い女子のモノだと思っていたので、自分には縁のない病気だと思っていた。
ただ、言われてみると、立って歩こうとすると全身に力が入らず、一歩も動けなくことはしょっちゅうだった。しばらくすると歩けるので、疲れかなー?くらいで思ってた。まさか、こんな状態だったとは...

その日のうちに、気になって産婦人科も受診した。
なぜかと言うと、学生時代から、かなり生理痛がきつく、月の3分の1は生きている心地がしないほど痛みと吐き気で苦しんでいたから。もちろん痛み止めは手放せない。
そこでも貧血を指摘され、同じことを言われた...
実は3年前にこの病院を受診し、子宮内膜症を指摘されたことがあった。その時は特に治療をせず、そのままにしていた。今となっては、それも後悔...

言葉が大切だと言うことは分かっていたが、人の心にぐさっと刺さる武器であること、何気なく発する言葉で傷つく人がいることを身を持って実感した。

その当時、33歳の私は結婚も出産も、もちろん望んでいた。
問診の際に看護師さんに、もう出産は望んでないですよね?って。どういうこと⁇33歳で子供を望んだらいけないの⁇言葉が出なかった。。。
追い討ちをかけるように、医師からはココではみれないので、紹介状を書きますと、全く状況を教えてもらえなかった。前に受診した時に紹介状渡さなかった?と言われたが、紹介状はもらってないし、それってだいぶ進行してるってことだよね⁇
ただただ不安になり、一人で駐車場から動けず、涙が止まらなかったのを覚えています。

女性なら分かる方もいらっしゃるかと思いますが、産婦人科って、産科と婦人科が一緒になっている病院が多く、すごく酷な場所なんです。
妊娠中の幸せそうな、おなかの大きいママと、婦人科の病気で苦しんでいる女性とが同じ待合室にいるんです...
こんな状況で涙をやっと堪えている自分の隣には、愛おしそうにおなかを見つめるママ。
仕方はないと分かっていても、ぎゅっと胸をしめつけられるんです。

そして、その紹介状を持って、次の病院へ行くこととなります...

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