共有言語なるもの

発した言葉が意識の表層を素通りすることがほとんどの中で、それが届けたい人の届けたい領域にピンポイントで届く奇跡。
確かに辿り着けたのだという実感と共に涙が込み上げた。

文字や絵や音という形にして風がそよぐように幅広く発信できること。
本当はきっとそれ自体が有り難く、SNSを始めたきっかけでもあった。
近いところほど届かないものだから。
自分に何が出来るだろう。
全てはそんな気持ちから始まった。

可能性はとても身近なところにあった。
一つの作品を通してそれを共有言語にする。
そうすることで、それぞれの概念に対する見解や感情が結びつき、バラバラだった一つ一つの単語が言霊を伴って響き渡る。

作品の世界観やそこに存在するキャラクターの生き様を通して、言葉にならない深いメッセージを共有出来る。
そうしてそこでのキャッチボールが更に共振して内側の世界が広がる。

数ある素晴らしい作品の中で運命の出逢いだったコンテンツだから、そこから繋がるご縁を大切にしたい。

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