タダで家を建てる、そんなウマイはなし
とある知人のお話。
そんなウマイはなし、実現しました。
このお家、売ってしまおうかしら
そんなお電話から、始まりました。
「もう建物も古くなったし、雨漏りもしてきた。リフォームもお金かかるし、建て替えるお金もない。処分しようかと」
退職を控えた二人暮らしのご家庭でした。
愛着のあるお家、ホントは手放したくないのでは?と思ったものです。
ちょっと考えてさせて下さい
相談を預かった私は、思案しました。資産価値は?リフォーム費用は?建て替える費用は?
そして家賃相場は?
ここで注目したのは、家賃相場と建築費の関係です。
成り立ちます
土地の面積、建蔽率、容積率から考えた建築可能な面積を導き出すと、お二人が暮らすのに必要な面積の倍ほどの大きさのお家が建築可能でした。
残った面積でとれる3LDKで、思ったよりも高い家賃を稼ぐことが可能、とわかりました。
そこで一軒で2戸の間取りを作り、一戸を貸し出す事に。
ほぼタダで建ちました
頭金を少し入れてもらいましたが、大半はローンで計画。貸した方の家賃はそのローンの月々返済を少し上回りました。
固定資産税や賃貸の管理会社の費用を引いても、ほぼタダでお家を取得する事ができました。
もちろん、家賃の下落リスク、先々のローン支払いなどしっかり検討する事が重要です。
意外と知らない、自宅の価値
全てのお住まいで実現する話ではありませんが、
自宅や実家の建築可能面積、家賃相場、などご存じない方も多いです。
ちゃんと知らないと、逆に相続などでお金が出ていく事になりかねません。
自宅や実家の価値と将来のこと、ぜひしっかり考えて頂きたい、と改めて感じた出来事でした。