文字を書くのが上手くなりたい



なんてったって文字を書くのが上手くなりたい。

大学の授業で小説とは、芸術とは、みたいな講義を受けている。一応文字書きとして世界の端っこでやってきた身として卒業までにその先生の講義を受講したかったのでとても楽しい。
その授業の中で、紡ぐ言葉とは日常の表れ(意訳)で天性の文字書きは日常の言葉にも文学が宿る(多分)と言っていた。

その話を聞いて一人の友人を思い出した。友人と言っていいほど仲がいいかちょっとわからないけれど知り合いほど遠くもない、多分同期みたいなクラスメイトみたいなそんな感じの人。
その人のちょっとした言葉でもセンスある〜〜〜〜ってなるし長文を読むとまじで上手すぎる、と震えてしまう。私だってそんな文章が書きたい。

硬すぎずちょっとフランクで緩急があって、日常のことだけど面白く読める、文章も上手いし構成も上手い。
上手いなんて私が言うのも凄く上から目線な気がするけれど、私だって何年も小説を書いているのにこんなに上手く表現できなくてとても羨ましい。

綺麗な文章だね、と自分の小説を評価してもらうことはあったが、クスッと笑ってもらえるような作品は書けたことがない。多分。
向き不向きもあると思うけれど私はその人のセンスある文章が書けるその才能が羨ましくて、その人の文章がとても好きだ。いつかあぁなりたいとも思う。

大学の授業で言語表現の上手さは日常をいかに訓練の場とできるか、みたいなことを言われた。出版社の社長さんの講演会に参加した時も同じことを伺って努力しようと思ったこともあった。確かに言葉は常に何を考えてどんな表現をしているかと直結するし、素敵な文章を書く人は多分美しく言葉を使う人だと思う。

そう思うと私の文章は私の思う上手いとは少し離れた所にあるような気がして、もう本当に文章を書くのが上手くなりたい。あとできれば私の文章を評価してもらいたい。

そもそも上手い文章ってなんだろうな。
あと文章の終わり方をいつも見失う。オチが下手なんだな。

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