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純ちゃんは怒ってる!

○○:あのー…純葉さん…?



純葉:フンッ!



○○:あぁ…



かれこれ30分ぐらいこれが続いている



こちらを見る純葉に声をかけてもすぐにそっぽ向かれる





まぁ…僕のせいなんだけどね…



そう、あれは今から30分前の話…











"ちゃおっすぽい〜ん♪"



○○:このおっぱい大っきい…



純葉がお風呂から出てくるのを待っている間にリビングでTik○okを見ていると、



○○:うわ、この音源使ってる子みんなデカイな…



純葉:ふーん、○○はおっぱいおっきい子が好きなんだ



○○:うん、好きだね





○○:んっ?



スマホから流れる音源とはまた違い、



後ろ側から聞こえてくる聞き馴染みのある声に振り向くと





純葉:純葉がおらん間に随分楽しみよったね



○○:…あっ



今まで見たことのないジト目で僕を見る純葉がいた









○○:あの…純葉さん…少しお話しませんか?



純葉:いや



リビングでは正座する僕と隅で体育座りをする純葉



こうして今のような状況が出来上がってしまった





○○:純っ…



純葉:おっぱい星人は純葉に話しかけんで



何度も純葉に声をかけるけどその度に無慈悲に切り捨てられていく



…かと言って、



純葉:ジーッ…



話しかけなかったらものすごい眼差しでこっちを見てきて、



○○:純葉?



こうして話しかけるが



純葉:フンッ!



目が合うとそっぽを向く



自分で作った状況とはいえ、何とも困ったお姫様





まぁ、怒った純葉と会話する方法なんて簡単なんですけどね



どうするかって?



○○:純葉



純葉の近くに行くだけ





純葉:なに?



自ら距離は取るけど(一応怒ってるから)僕の目につく場所に常にいる純葉



今回も僕が正座してから僕の正面の隅の方に移動してたし…



どれだけ怒ってても僕の傍からは離れないでいてくれる優しい彼女



下手に距離を取って駆け引きをするぐらいなら素直に純葉の元に行って怒られるのが1番





○○:…ごめんね、純葉がお風呂に入ってたからって



純葉:○○は大きい方が好きなの?



○○:えっ?



純葉:○○が見よった子みんな大きかった



○○:…それは



純葉:前々から思うとったんよ!



純葉:純葉としてる時もやたらおっぱい触ってくるし!



純葉:ずっと思うとったんやろ!純葉のは小さいって!



○○:あーーー!!!ストップストップストップ!!!



○○:ごめん!本当に謝るからこれ以上はやめて!



流石にこれ以上は純葉の口からトンデモワードが出そうなので急いで止める





純葉:…○○は本当に純葉のこと好きなの?



純葉:…本当は純葉じゃ物足らんからあんな動画ばっかり見よるんじゃろ



○○:違う!純葉が1番好きだよ!



純葉:じゃあなんで見よったん?



○○:あれはたまたま流れてきただけだよ



純葉:じゃあ○○の意思じゃないと?



○○:うん



純葉:その割には食い入るように見よった気が…



○○:…気のせいです





純葉:純葉のことが好き?



○○:純葉のことが好き



純葉:純葉のことが1番好き?



○○:純葉のことが1番好き



純葉:純葉のことが1番好きだからTik○okを消す?



○○:………純葉のことが1番好きだからTik○okは消します



純葉:間が長い!



○○:すぐ消します!



可愛い彼女に誓いを立てると







純葉:いひひ、純葉のこと好きすぎじゃろ



僕の必死ぶりに40分ぶりの笑顔を見せる





純葉:なぁ○○?



純葉:純ちゃん嫉妬しちゃった



純葉が僕の肩に頭をのせる



純葉:だからさぁ、純ちゃんのことかまって?



○○:えっ?



純葉:あんな動画見よるぐらいやったら純ちゃんのことかまってくれるよね



○○:ふふっ、



僕の肩に頭を預けながら上目遣いで聞いてくる純葉が可愛くて頭を撫でる



純葉:いひひ(´罒`)



純葉:もっとぉ!



撫でられたりないのか僕の手を握って自分でなでなでする





○○:可愛いなぁ…



純葉:純ちゃん可愛い?



○○:純葉が1番可愛い



純葉:えへへ



純葉の頬が緩みまくって見えないはずのしっぽがブンブンと振られている





純葉:まだまだ純ちゃんは満足してないからいっぱい甘えるからね!



○○:…ほどほどにお願いします



純葉:いひひ、○○大好きだよ〜!



嫉妬で怒ったお姫様は甘々な純ちゃんになりましたとさ













○○:純葉さん…?



純葉:フンッ!



○○:あぁ…



後日僕のTik○okを見た純葉がいいね欄に埋まったおっぱい星人に怒ってしまいました…


fin…

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