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2021年まとめ * お知らせ


12月はインビジブルのシェア版制作のため、かなり低浮上となっておりましたが、大晦日を前に本編のシナリオ修正が、少しキリの良いところまで進んだので、まとめ記事を書きます。

進捗について


◆本編シナリオの仮修正は、3章後半まで終わり
◆幕間シナリオはメインがほぼ終わり、サブシナリオとメインのラストを執筆中
◆ゲームUI関連は、ギャラリーを残し完了

来月にはシナリオ関連を終わらせて、校正とデバッグに入りたく思っています。
また、以前ツイッターに少し書きましたが、来月どこかでボイス募集をします。ただ今回はセリフ収録なしの、簡易的な内容で考えているところです。

幕間については、副題を決めたのでそちらを載せておきます!


なるべく本編絡みの謎は、本編の中で明かすよう、シナリオの組み立てを頑張っていますが、キャラクターの掘り下げを中心に、書きたいけど本編に入れると収集がつかなくなるものを作っている形です。
幕間だからこそできることを、いっぱい詰め込みますので、シェア版ご購入いただく方に楽しんでもらえるよう頑張ります…!

ちょっとだけどんなシナリオ作ったか、作る予定か書いておきますね。

◆ギャグシナリオ:オカルトおじさんが、でっかいパフェを食べるお話。他にも短いものが作れたら。

◆シリアスシナリオ:主人公サイドではない、いわゆる敵側のストーリーや、キャラクターの掘り下げを主軸としたシナリオ。本編と照らし合わせて楽しめるように。

◆ミステリーシナリオ:凸凹急造探偵コンビが、とある事件の真相を紐解く。ミステリー好きとして、頑張って書きます。

◆恋愛シナリオ:本編で匂わせて終わった、恋愛感情はあるけど、そこに至る過程が書いていなかったキャラのお話。

◆オカルトシナリオ:オカルト×異能をきちんと見せられるように、本編のドッペルゲンガーとは別に考えています。

◆ジュブナイル:シリアスとまではいかないけど、本編のメインを汲んだ形のシナリオも用意したいと思っています。喫茶店店員絡みのものなど。

上記プラス、幕間メインシナリオ(宇津呂木すずという、幕間ヒロインが登場するもの。)を合わせて、一章分から二章分のシナリオ量になる予定です。メインシナリオ以外はフルボイスではないのですが、いろんなジャンルを楽しんでもらいたいなと思ってます。

あと、一緒にこちらも。


これは紺野美弥子のスマホです。
今時、スマホにストラップはつけない、という時代の移り変わりになんとも言えない気持ちになりながら、藤沢さんにお願いさせていただきました!
ちなみにスマホカバーは、水原のものを参考にしてもらいました。
実は、このアプリの中に、エモい仕掛けがあるので、よかったらじっと見つめてみてください!

2021年について


まずは、ノベルゲームの完成という大きな目標を達成できたこと! 正直今年はこれに尽きます。
夢だったティラノフェスにも参加できました!
ダウンロード2000は達成できていませんが、1800まではきました! ダウンロード数が全てではないけど、いろんな方が遊んでくれていることが嬉しい!
ダイヤ玉ブーストや推薦も数え切れないほどいただいています。
ダイヤ玉ブーストに関しては、インビジブルは合計13回もされてました! すごい!
シラクロ探偵も2回してもらってます。アクティビティが、1ページ全部拍手で埋めつくされたときは本当に興奮しましたね。

また、作品を通してたくさんの方と交流したり、感想などをいただくことができました。
引っ込み思案で、人と話すのがあまり得意ではない私にもとてもよくしてくださる制作者仲間の皆さま、制作を手伝ってくれている方々と言葉を交わすのが、本当に楽しく嬉しかったです。
感想やファンアートに関しても、あとでまた触れますが、反応ひとつに救われてます。

ゲームの実況もしていただきました!
インビジブルもシラクロ探偵も、また違う形で可愛がっていただき、とても嬉しいです。
実況を通じて、ここは直したいなと思う部分もありましたし、リアルな反応が見れるのが新鮮です。

さらに、クラウドファンディングも無事成功しました。
これに関しても、公開するまでドキドキでしたが、こういう形で応援してくださる方がいるというのは励みになりましたし、何よりシェア版を完成させるという目標が確固たるものとなりました。
どんなものを作ったら楽しんでもらえるか、初めましての方も、フリー版で触れてもらった方も、どちらにも『良かった』と言ってもらえる、そんな作品にしたいです。

ツイッターのサークルアカウントも、気付けば800人を超える方にフォローしていただいています。
エイプリルフールから、少しずつ動かし方を考えてきましたが、なんとか安定したなと思っています。
もうちっとも『白崎茉莉花』じゃなくて恐縮ですが、末永く仲良くしてもらえると嬉しいです!
2022年は新作など出せない可能性もありますが、どちらにせよノベルゲーム、フリーゲームが大好きで、それに支えてもらった気持ちはずっと持ち続けていますので、来年も変わらずプレイした作品の感想はお送りできたらと思ってます。

たくさんありがとうと伝えたい内容もありますが、残念なことも辛いことも多かった1年でもありました。
何かを作ること、公開すること、人と関わることにはどうしてもつきものなので、深く書きませんが、それでもきちんと完成させると思えたのは、やっぱり作品を好きでいてくれる方の声があったからです。

フリー版の反省と良かったこと


あえてインビジブルのフリー版は、あとがきを書いてないのですが、こちらは設定資料集に載せる予定でいます。
なので、ちゃんとしたあとがきというより、良かった点と反省点の羅列みたいなものになりますが、書き出しておきたいなと思ったので、ここにしたためておきます。
どちらも、いただいた感想などから感じ取ったこともありますし、私自身が思ったことも含みます。

◆反省点


・キャラクターが多すぎる、設定が分かりにくい
→仕様です。後者に関しては少しなんとかします。

・フェス合わせのため、シナリオ後半は特に勢いで突っ走り、強引に風呂敷を畳んだ自覚があります。
→文字数を増やさず、中身を精査して、シェア版では少しでも違和感や強引な部分を減らしていきたいです。
特に、過去と異能、ここがややこしいのと、解決してない問題があったり、矛盾があったり、とにかくまあそういうことで! と片付けてあったり、色々です。
ここは文章の癖を直す意味合いも兼ねて、ある程度読み手が理解しやすいよう、ストレートな表現を増やしてます。書いてるときは、それをやるとカッコ悪いかなと思ったのですが、カッコつける前に正しく状況や情報を理解してもらった方がいいので。

・前半と後半で書き手が違うのか、と思うほど文章の癖が変わっている
→主に2章までとその後で起きているので、ここは今の文体に合わせます。

・ゲームが重い
→ティラノV5になったことや、背景サイズを画面ぴったりにしたり等、できることはやりたいです。フルボイスなので多少は仕方ないですが、もう少し快適に遊べるように工夫します。

・ジャンル迷子、闇鍋
→最近思ったことなのですが、ジャケットやぱっと見で作品に興味を持ってくださる方から見て、ギャップが生じてる気がしてます。
オカルト、ミステリー、異能、ファンタジーこういう要素はもちろんありますし、そこも重視してはいますが、この作品のメインが何かと言われると『青春偶像』『ジュブナイル』なんです。噛み砕いて言うと、少年少女の成長物語。
ゆえに、それが好きな方にはぶっ刺さるし、求めていたものとなんか違う、というチグハグさも生んでいます。

これに関しても仕様ではありますが、最近はアピールの仕方を『長編』『ジュブナイル』の方向にもっていくようにしてます。
また、ほか要素から入った方にも、のめり込んで楽しんでもらえるようにとも思ってます。そこで何ができるかを考えた結果が『違和感減らし』です。違和感が減ると、作品に入り込んではもらえるので、なんか思ってたのと違うけど、これはこれで楽しい! そうやって読み切ってもらうという算段です。
そして、幕間でいろんなジャンルに挑戦してますので、なんかもっとこういうシナリオ読みたかったんだけど…という方も、そこで少し補給してもらえたら嬉しいですね。

◆良かった点


・キャラクター全般、内面を丁寧に書き、ジュブナイルとしては上手くできている
→ここはとても嬉しい。ほとんどの感想、レビューに共通して書いてもらっています。
推しキャラも挙げていただいたりしますが、人によって結構違います。不要なキャラを作らない、見せ場をきちんと用意する、人間らしく書く、過去からの成長を書く、ここは上手くいったかと思います。
ちなみに、一番多く名前を挙げてもらってるのは、おそらく『篠塚撫子』だと思います。篠塚君、私も大好き。

・どんでん返し、推理要素
→3章から5章にかけて、うまく緩急つけて、物語をひっくり返していけたと思います。
回収し切れてないものもありますが、伏線もある程度必要なものは取り切っていたので、次々真相が明かされる勢いのいい流れは作れてる。
ここも、多分設定や過去がうまく繋がると、より綺麗に見せられるはずなので、頑張りたい。

・バトルシーン
→めちゃくちゃ苦労したし、4章と6章はお手伝いもしてもらったんですが、それだけにカッコいい、楽しい、と言ってもらえることが多く、嬉しく思いますね。
正直、難産でした(笑)

・環境が快適、読みやすい
→視点変更、UIやシステム、この辺は長編として読むのに困らないものになっていたと、言っていただけるのが嬉しいです。
重いの以外はおそらく快適な環境だと思います。シェア版も見やすさ、遊びやすさを重視して作ります。

・誤字脱字誤用に関して、ほとんど指摘なし
→これは私の功績ではないですが、デバッグしてもらったことで、パッと見ておかしなものは取り切ったからだと思います。長編としては、なかなか頑張ったのではないかと。
直すのは本当に苦労しましたが、感動やシリアスシーンが興醒めになるようなことはなかったのは嬉しい。

以上。

水原は割と負けず嫌いで、褒められることのほかに、悔しさを原動力にするタイプです。

そうでなきゃ、創作やってられん!!

なので、評価してくれた方にもっともっとご奉仕しつつ、一度読んで微妙と思った人が、手のひらくるりんしちゃうようなものを作るのも密かな目標です。

もちろん、好きでいてくれる人だけに評価されればそれでええんや、という気持ちもあるのですが、それ以上に悔しいんですよね。
それだけ作品もキャラクターも大好きですし、どこに出しても恥ずかしくないと思ってますし、関わってくれた人もみんな素晴らしい才能をお持ちの方ばかりです。
もう一声ほしい、で終わりたくないという気持ちがあります。

そんな感じで年の瀬、来年に向けて色々頑張ってます。
公開してるゲームには、まだまだ未熟な部分もありますが、年末年始に楽しんでもらえたら嬉しいです。
皆様も良いお年を。

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