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【インビジブル公開記念】ありがとうの結び

◆インビジブルフリー版、公開になりました。

まだやることはありますが、9月はアップデート期間のお言葉に甘えて一旦申請させていただきました。
さっそく音楽が流れなかったり、動画が動かなくなったりしましたが、なんとかアップデートを行いました。生活圏にゾンビ出たくらいの慌てようで、周りの方にはご迷惑おかけしました……先は長いです。
修正すべき点は無限に出てきそうですが、そんなことやってたらエターなるになりそうなので、ひとまずこの状態で公開です。

データのダイエットとV5への移行はブラッシュアップ期間にやりたいと思ってますが、今後インビジブルのフリー版に関しては特に大きな更新はありませんので、気に留めていただけましたら遊んでやってください。
たくさんの方が関わり、本気をぶつけてきた作品なので、まだまだ未熟ですがきっと熱意は伝わると思っています。

◆そんなこんなで……。


早ければ先月末に公開できてたはずなのですが、最終的に滑り込み組になりました。計画性のなさは船出の時となんら変わりません。
そしてトラブル体質なのも変わりませんね。
公式ツイッターも1ヶ月動かさないと浦島太郎状態です。おやすみ期間中に新作公開されたのもたくさんスルーしてしまって、本当に申し訳ない。こちらはゆっくりになりますが、遊んで感想お送りする際に宣伝させていただきたく思います。
今後はもう少し現実的なスケジュールを組めるようになりたいものです。

現状、一番長いお付き合いなのが、デザイン関係で大変お世話になっている藤沢さんですが、おおよそ3年(やりとり始めたの2018年でした)かかってます。その後スクリプトのtackさんやBGMのひよじっくさんが加わって、本格的にいろんな方に参加していただいたのが2019年の冬、ほぼ2年。
迷走したり、深傷を負ったり、これ面白いんだろうか病を患ったり、最終的にゾンビみたいになりながら完成までもっていきました。
なんか清々しいとか、達成感よりも『終わった』ことへの安心感が強いです。
終わりの始まりなんですけどね。

◆『インビジブル』の楽しみ方


簡単ではありますが、見所やこうやって遊んでほしいよという内容を書き残しておきます。
別にこの方法じゃなくてもいいんだぜ。

①タイトル画面でBGM一周するまで聴く
贅沢なことにインビジブルはBGM全て、作曲のひよじっくさん書き下ろしです。
全部思い入れがあって大好きで、エンディング作ってくれた藤沢さんが楽曲名をエンディングに書いてくれてるのですが、以下の曲は特にお気に入り。なお、名付けは私です。
・versus:見たまんま戦闘曲。もうひとつ戦闘用の曲あるけど、こっちは激しめの方。緊張感と臨場感がやばくて鼻水出る。
・真相究明:別名『坂倉出』のテーマソング。ヤツが推理してるときによく流れる。不気味さとモヤモヤ感がする曲。
・ストレートオレンジティー:名付けもっといいのなかったんか。男子キャラの明るめの会話でよく流れてます。ノリノリで可愛い。

番外編:終わったらオプションから設定を確認して、お好みカスタマイズしてください。音量とかテキストスピードはそれぞれお好きなように、より快適に遊べますよう。

②どこから遊ぶか
体験版やった人もやってない人も、とりあえずプロローグから遊んでほしい。
背景もBGMもボイスも体験版から大幅に変更、追加されてますので、途中から遊んだ人向けに6章まで解放してますが、せっかくだから最初からどうぞ。
加筆修正めちゃくちゃしてます。

③推しキャラ見つけて楽しもう
朝岡くんや白崎さん、坂倉はかなり出番多めになってますけど、他のキャラも一通り見せ場をご用意しましたので、せっかくだから推しキャラ作って見守ってやってください。
書き足りないなぁってキャラはいますけど、雑に扱ったりはしてません。そこはそれなりに自信があります。
出番ここで終わりかよ! となったそこのあなた、そういうあなたのための有償版ですよ! 制作頑張りますね!

④ゲームオーバーも楽しいよ
選択肢でセーブして、とりあえずバッドエンド踏み抜いてみてください。
結構死にます。誰のとは言わないけど、首と胴体が泣き別れになるので、苦手な人は避けてね。
避け方について、バッドエンド行きの選択肢をまとめましたので、ネタバレ平気な方はこの記事の最後を確認お願いします。
なお、4章の水族館の選択肢は平穏な内容なので、お好きなキャラを選んでいただき、のんびり日常を眺めてください。
6章の選択肢はエンディング分岐のものです、ここでセーブをしておけば、どちらのエンディングも簡単に見られる親切設計となっています。

バッドエンドを踏む理由ですが、時々伏線回収をそこでしているからです。
もっとちゃんと伏線回収したかったのですが、フリー版はこれで許して。
バッドエンドは、死ぬ間際から挿入歌が流れます。めちゃくちゃ綺麗です。これもワンコーラス聴いてほしい。

⑤ボイス入ってるよ
パートボイス入ってる箇所のボイスは、できればじっくり聞いてほしいです。
アクターさんの気合の入り方すごいです。
ギャグ、泣く、叫ぶ、ブチギレ……みんな本当に上手いんだよなぁ。
なお、3章あたりまでパートボイスと汎用ボイスの入れ方にかなりムラがありますが、感覚掴みきれてなかったんだなと思ってください。

⑥エンディング簡単に全部見れるよ
エンディングは2つありますが、選択肢のところでセーブすればどちらも見れますので、せっかくだから両方見た上でエピローグへ進んでほしいです。
バッジも用意しています。エンディング1の方がメインストーリーではありますが、エンディング2の選択肢もアリだと思ってます。

⑦エピローグについて
ここもプロローグ同様フルボイス、いわゆる後日談的なお話になるので、人によっては蛇足と感じるかもしれませんが、私の主義的にどうしても終わりはこうであってほしいという形にもっていきました。
エンディング1でなんでや!となったら、エピローグまでみてください。エンディング1の余韻に浸ってから、時間をおいて読むのが一番オススメ。

⑧オープニングとエンディングの動画のこと
オープニング動画はツイッターで公開してますが、プロローグ読了後に流す設定です。カッコいいから観てね。
エンディングも演出凝ってて好きです。エンディングはただのネタバレなので、どこにもアップできませんから、ここだけの特別です。
どちらも曲も綺麗ですので、じっくり鑑賞してください。

おまけという名のぼやき
あらためてまだまだシナリオが未熟ですまんな、と見直しをしながら反省中です。
有償版は不要な伏線を削るか、活かして回収できるようにしたいですね。スタートとゴールは一緒で途中、少しテコ入れしたいです。
主人公の異能については結構やっちまった感があって(戦闘シーンで表現するの難しい上に、複雑になってしまったから)あとは割と説明が苦しいのが随所に見え隠れするけど、絡んだ糸を解きすぎてしまうと根本から見直しが必要になるので、そのまま押し通しました。勢い大事。

◆インビジブルのこと


まだフリー版を公開させられただけですが、人生の半分付き合ってきた作品に、一旦きちんとした終わりを作ることができて本当に良かったです。
こねくり回しすぎて、黒幕やら相棒やらその他諸々の設定やら、いっそ世界線から何度改変されたかわかりません。既に別作品とも言えますが、私の中の扱いは全く変わりません。
ストーリーそのものがもはや、私のイマジナリーフレンドのようなものです。(バトルシーン以外は)何を考えるでもなく、キャラクターが自然に会話を始めてくれて、そういうところはひとつも苦労してません。本当に親孝行な作品です。
まあ、そのように私の中で特別すぎて、結果が後述する後悔していることに繋がってもいますし、公開することに対する不安を強めてもいますけれども。
あの時こうしていたらの連続だった生き方に、流されずやり遂げられた出来事として、しっかり刻まれたのは間違いないです。
たくさんの人の手をお借りして実現できたこと、本当に深く感謝しております。

◆制作してきてよかったこと


制作陣は言わずもがなですが、制作者同士の繋がりを持てたこと、人の作品に刺激を受けたこと、誰かが私の作品に興味を持ってくれること、それは続けてきて一番よかったと思う点です。
元々、小説から始まったお話、そのときは誰にも見向きもしてもらえなかったストーリーが、キャラクターがたくさんの人に認知されていること、気にかけてもらえたこと、嬉しく思います。
制作者だからわかる辛さも、苦しさも、モヤモヤも、共有してきたからこそ乗り越えられた部分がありました。これからもきっとたくさんお世話になります。
私は演出が下手ですが、いろんなゲームを遊んでこの演出取り入れられないかな、こんな見せ方があるんだ、とすごく参考にさせてもらいました。勇気とやる気を分けてもらいました。大袈裟かもしれませんが、いいね一つにも救われてます。
初めての感想もいただきました。
何度も読み返して、気持ちが折れそうなときも持ち直せました。本当にありがとう。
長いマラソンを走ってるような気分で、ゴールテープがあったとして、その先に誰か待っていてくれるんだろうかと不安で不安で仕方なかったんです。だからすごく嬉しかった。

◆制作期間についての後悔


ゲーム制作の良いところしか見えてない状態からスタートして、たくさんの学びがありましたが、後悔してることも学びと同じだけあります。
後半になるとそれなりにトラブルへの対処法も身につきましたが、始めてからしばらくは本当に色々と迷惑をかけました。
自分の担当のシナリオですら満足に書けないところが始まりで、そこからいろんな人のお力をお借りしたわけですが、専門用語とかもからっきしなわけで、毎回新しいことをやっては失敗するの繰り返しでした。最初からこうしておけばよかった、が多くて、そこに時間を取られていた部分も大きいです。
公開直前までやれ音楽ファイルがどうのこうの、アップロードができないだとか、ひっくり返るほど容量多くなってて頭抱えたりとか、やれあれがないこれを忘れてた、未経験からやるってこういうことなんですよね…。
一番後悔してるのは制作期間ですね。2年も経てば環境も変わります、始めた当初はあったモチベーションは徐々に落ちていくし、頑張っても報われるのだろうかという不安感を強めます。初期の頃に作ったものに対して、今の自分のスキルとの差を感じ、もどかしい気持ち、やり直したい気持ちも芽生えます。
全部、作品の完成が早ければ起こらなかったものです。もっと自分が要領よければな、と何かあるたび強く思いました。特に離れていってしまった方に対して、作品が魅力的かそうでないか以前に、タイミングが合わなくなってしまったな…と思うことも多くありましたので。もっと早く完成ができていたらと思わなくもないのです。
フェスに間に合わせるため、ある程度の妥協はしましたが、やれることは最後までやろうとしたのは私の自己都合です。
私が最初にしたかったのはゲーム制作でも、シナリオを書くことでもなく、インビジブルを納得いく形で終わらせたかった、その一言に尽きます。だから私のわがままにお付き合いいただいたことには、本当に感謝してもし足りないのです。

◆これからのこと


まずはシラクロ探偵完成を目指します!
完成はほとんどしてますが、いじる必要がある場所がいくつか残ってますので。
それでやっと皆さんの作品楽しめるーーって思うじゃないですか。
ほかにもやることあるんです、本当ならそろそろ準備なんですけど、今ちょっとお腹いっぱい。
公開後数週間したら、なにか告知されるはずです。

◆終わりの終わり

インビジブルは正直長いですし、何年も前から書いたシナリオそのままなので未熟さが滲んでいるし、読み手を選ぶし……なので、合う合わないがあると思います。
少なくとも万人受けはしません。そこは理解して作っていますので、もうしょうがない。

そういう方はこれから公開する『シラユキ探偵とクロネコ助手』に触れてくださるととても嬉しいです。
短編でマダミスと、インビジブルとはマヌルネコと芝犬くらい違いますので、よろしければそちらでお会いしましょう。

ーーえ? シラクロもお口に合わない??

◆プレイ済オススメ作品

なるほど、よろしい。それでは私のオススメをどうぞ。
※まだ遊んでない作品が多いので、過去作中心で申し訳ないですが、遊んでいない作品を人にお勧めするのはどうかと思うので許してください。

◇恋に落ちてはいけない20分/灯野ともる 様

ジェラルドも最高でしたが、今作の攻略対象丹羽所長はもうすごいです。私はですね、年下男性派なのですが、丹羽所長はヤバいです。見てこの語彙力崩壊っぷり。
システムもめちゃくちゃ面白いのですが、とにかくツボを押さえてらっしゃる!! 公開初日に全エンド+オマケまで、読む手が止まらなかったです。泣きました。
これで恋に落ちるな?? 無理ですが??

◇白い日傘とアンデッド
「ふくろうと黒猫の杜」様
「Enharmonic☆Lied」様

ホネ子可愛すぎ一途すぎ案件。
こちらもバッジフルコンプさせていただきました。
コメディ部分も楽しく読めますし、恋愛ものとしてもとてもしっかりした作りをしてらっしゃる。
夏が終わる前に遊ぶんだ、さぁ、さぁ!!
トゥルーエンドの前に他のエンディングしっかり見た方がよいですよ。ネタバレしたくないのでこの辺で。

◇アル管理人の恋/Mirin 様

クオリティの高さがフリゲのそれではありません。
ボリュームも、随所に散りばめられたこだわりも、親切設計も、勿論攻略対象の男の子たちも、みんな素晴らしいです。
テストプレイに参加したのですが、そこで完成度の高さにノックアウトされました。
個人的推しはフェリ君ことフェリックス君、私は家庭的で優しい男子が大好きです。

◇片恋スターマイン/月草ひつじ 様

神ゲー。遊んでない方がいたら今すぐやるべし。
翔君を幸せにしたい、とにかく幸せにしたい。
涙何リットル流したかわかりません。泣けることが素晴らしいわけではないですが、とにかく感情をこれでもかというほどに揺さぶられました。魅せ方が素晴らしい。
先輩ルートも絶対に遊びます。

◇パーソナルスペース/春根利馬 様

スチルの使い方反則選手権ぶっちぎり優勝。
夜空に散りばめられた星を辿るようなお話。
浪漫ですね、一言で言うと。
あまりSFっていうジャンルに馴染みはないのですが、そんなこと感じる暇もないくらいに、お話にのめり込み、心が満たされました。
新作は打って変わってホラーですが、楽しみです!


まだ遊んでいないけど絶対遊びたいゲームについては、感想書けたらどんどん紹介していきますからね!!

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死にたくない人向けバッドエンド選択肢解説


バッドエンドに直結する選択肢
以下の選択肢で該当のものを選ぶと死にます。
それ以外の選択肢はたとえ間違いの選択肢を選んでいても、そっと軌道修正されたり、特段不穏な選択肢ではないものにあたります。
◆がついた選択肢は小ネタを挟んでいますので、気になった方は選んでみてください。

ネタバレなので下げます

もうちょっと下げます

まだ下げます

・2章

Q4:律の気を逸らすものを選べ
C:落ちていたゴムボール
→普通に死にます。
死に様も普通すぎて特に何もないので、死にたくないならスルーでオッケー。やや理不尽なので踏みたくないのに踏んだ人ごめんね。

Q5:怯んだ律にどう対応するか選べ
A:徹底的に攻撃する
→普通に可哀想な展開になって死にます。これに関しては、割とバッドエンド見たくて踏んでると思うのであんまり警告の必要なさそう。
◆B:霧島に連絡をする
→これを踏むと、なんだか不穏な現象が起きて死にます。気になる人は是非。この理由が明かされるのはまだ先ですが、あとでああそういうことね、とはなるかと思います。
この選択肢が作中で一番グロい表現してますので、その辺が苦手な人は踏まないようお気をつけて。ただ私があまりグロ表現得意ではないので、そんなに大したものではないです。

・3章 
全部の選択肢でバッドエンド判定があります。

Q1:後ろを振り返る?
A:振り返る
→別に物凄く怖い表現はなし。理不尽度も低いと思います。

Q2:ヒナが探していた手紙は?
A:ピンクの便箋にハートのシール
B:水色の便箋にイチゴのシール
→イラスト覚えてない人は踏むかも。ただ死ぬだけなので嫌だったら避けてね。
ちなみにAもBも同じように死ぬのでどっちか見たら片方スルーでいいです。

Q3:ヒナと一緒に教室を出て行く?
B:出て行かない
→主人公の異能にはなかなか面倒な制約がありまして、この場ではうまく使えませんので死ぬだけです。ポチに任せて先に行きましょう。

Q4:どこに向かうか
A:体育館
B:図書室
→死ぬまでの過程が微妙に違うけど、普通に死にます。

・4章

Q1:蓮をこの場に置いて行くか
B:一緒に連れて行く
→こらこら、弟ひとりで放っておいちゃだめよ。でも死ぬ理由には全く関係ありません。
蓮は連れていっちゃダメです、誰かに彼の異能を悪用されて死にます。ここもちょっと理不尽かな。

Q3:紺野美弥子の暴走を止めるために……。
◆A:引き金を引く
→主人公の異能について、ほんの一端ですがここで見られます。手帳に名前があるなしと、名前が刻まれた人物がどうなるかで、彼女の運命が変わってしまう。
助けたい人はちゃんと助けましょう。後悔しないように。そのための現在ですから。

それではよいフリーゲームライフを!!

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