『蒼のフラグメント』プレゼン
コミックマーケット100もいよいよ目前に迫りました…!🌴🍨
今から緊張とワクワクが止まりませんね。
私も、流れてくるツイートなどを見ながらどこで何を買おうかチェックしてます😎✨
そして同じく夏コミで販売する、蒼のフラグメントも絶賛お取り置き期間中で、ちらほらとご連絡をいただいています!
興味を持っていただき嬉しいですー!
設定資料集の方も、アンケートをもとに数を考えたのですが想像以上に連絡いただいていて、嬉しいですね😊
蒼のフラグメントって……?
現代ジュブナイルファンタジーノベルゲーム。
いわゆる同人パソコンゲームです。ボイスをフルで再生するとプレイ時間10時間ほど。
フリーゲームとして昨年夏に公開した『インビジブル』のリメイク版になります。
フリー版とストーリーは同じですが、追加コンテンツがいくつかあり、また本編のフルボイス化を行ってます。
ホームページ:
https://lupinuspalette-gam.wixsite.com/my-site
フリーゲーム版:
こんな感じです。
フリー版から気に留めてくださっている方、クラウドファンディングでご支援もいただき、ありがたいことに、色んな方に公開をお待ちいただいています🙇♀️
ですが、基本的にはフリーゲームとして公開したものですし、利益追求はそこまで考えていません。
それでもせっかくイベントも出て、パッケージ版も作って、通販やるならとことんやろう!
という気持ちで今回はプレゼンを行います
『蒼のフラグメント』で変わったところ
◆エクストラシナリオ・サブシナリオの追加
目に見えての追加要素の一つが、エクストラシナリオとサブシナリオです。
エクストラシナリオはメインパートはフルボイスで、プロローグから4つのシナリオを経てエピローグまである、1時間〜1時間半くらいでコンプできる内容となっています。
内容は、主人公とは別の視点から見た本編となっています。2章中盤から4章の終わりにあった、とある少女に関わる物語です。
サブシナリオはパートボイスで、8つのシナリオを読むことができます。
すべて主人公、如月つぐみーー以外のキャラクターの視点です。
朝岡蓮、白崎茉莉花、坂倉出、篠塚撫子、大神律、紺野美弥子、宗形樹、霧島頼人、この8人の視点になります。割と無意識にバラけてました。
コメディだったり、ほんのり青春していたり、ちょっぴりホラーだったり、本編を補完するシリアスな内容であったり、彼ら彼女らがどんな気持ちでいたのか、語られずに終わった話や素顔を楽しめると思います。
◆本編メインシナリオの加筆修正
より読みやすくなるよう、本編の加筆修正をおこなっています。
セリフ部分に関しては一部追加はしていますが、基本的に直しはしていません。
ですがいわゆる『地の文』に関しては、全体的な見直しをしています。
特にプロローグ〜3章までが顕著だと思いますので、フリー版を遊んで癖があって読みにくい、伝わりにくいと感じた方にもぜひ触れていただきたいです。
伏線に関しても思い切って削除や修正をかけ、よりメインの流れがわかりやすいように直しています。
拾いきれないものはエピローグでしっかりと、誰かが解消してくれているはずです。
◆画面比率の変更
フリー版の比率は少し前の主流のものでしたが、シェア版からは今の主流に変更しました。
スチルなどはそのままですが、見せ方を工夫し見切れた感じにならないようにしてます。
幅広くなったことで、今どのキャラクターの視点でストーリーが進んでいるかも一目瞭然となり、表情も変わるようになっています。
また、メッセージウィンドウも変更し、3行だったテキストを2行に減らしました。
目が疲れず、物語に集中しやすくなったと思います。
デザインもとても綺麗で、まとまりがあり見やすくなっています。立ち絵もウィンドウに隠れる部分が減っているはずです。
◆ギャラリーの追加
エピローグクリア後、スチル、BGM、動画をいつでも見られるようにギャラリーを追加しました。
今回、画面比率を変えていますが、ギャラリーでは元のサイズのスチルを見ることができます。
スチルやBGM、動画などもう一度見たい、というときにわざわざゲーム画面に戻らずとも、ここから視聴可能です。
◆本編フルボイス化
アピールポイントで触れます。
◆一部のサブキャラに立ち絵追加、スチル追加
4キャラほど追加で立ち絵を加えました。
顔が見えると没入感も上がって、より楽しめるようになったと思います。
絵柄なども元々のデザインに寄せていただきましたので、並んでも全く違和感がありません。
また追加シナリオのスチルもありますが、本編メインシナリオにもスチルが追加になっています。
◆パートボイスのオンオフ切り替え
フリー版で、パートボイスとセリフが合わないのが気になるというお声をいただきましたので、パートボイスのオンオフができるようになりました。
ボイスそのものもミュートできるので、ボイスあり作品が苦手な方はそちらをお使いください。
◆エンディングアナザー→エピローグ直通
エンディングアナザークリア後に解禁になる、エピローグについて、フリー版では一旦タイトル画面に戻ってきていましたが、そのままエピローグに進むように直しました。
エピローグの存在に気付いていない方がちらほらいらっしゃったため、そのようにしてます。
繋ぎ方も工夫してますので、そこも見てもらえると嬉しいです。
◆ゲームの軽量化
ティラノスクリプトV4→5への移行により、かなり軽量化されているようです。
見た目の重さは相変わらずですが、立ち上がるのが断然速くなり、私のオンボロPCで立ち上げてもすぐに画面が開きました。
フリー版を遊んでいて、動きが重いのが気になっていた方は、快適に遊んでいただけるのではないかと思っています。
『蒼のフラグメント』の良いところ、アピールポイント
◇本編フルボイス!
→皆さんめちゃくちゃ声いいです! ずっと音作業してた私が言うのだから間違いない。
シェア版からの参加の方も、すごくイケボでお耳が幸せになります。
声がいいだけでなく、演技力が高い方ばかりで、怒ったり、泣いたり、笑ったりなど感情出てるセリフは特に必聴です!
◇音楽、動画がよい
→BGMも動画用のボーカル入り楽曲も動画も、すべてオリジナルのものを使用しています。
蒼のフラグメントにはギャラリーもあるので、ゆっくり音楽を聴く、動画を視聴することもできます。
動画に関してはオープニングとエンディングのラストの表現がとても良いので、ぜひ見ていただきたいです。
◇長編だけど遊びやすい
→フリー版でいただいた感想によく挙げていただいていました。
ボイスをフルで再生させると、本編だけで10時間を超える、同人ノベルゲームとしてはなかなかのボリュームになりますが、章構成のためやめ時が分からなくて困るということがありません。
また章ごとにテーマや目的がはっきりしているので、飽きずに読めます。
その分、基本的にイベントの連続なので日常会話はあんまり入っていません。
そういう部分も欲しい! という方は本編クリア後のエクストラシナリオ、サブシナリオをお楽しみいただければと思います。
※プレイ時間10時間を長編とは呼ばない! という商業ゲームに慣れた方には申し訳ないですが、同人ゲームでやり込み要素なし、大きなルートの変化なしのノベルゲームなので許して!
◇少年少女+お兄さんお姉さんの青春偶像が熱い!
→『蒼のフラグメント』の真骨頂はキャラクターの成長物語であったり、青春偶像・ジュブナイルです。
それにしては平均年齢高めですが……そこはご愛嬌ということで。
ものすごく泣けるゲームではありませんが、キャラクター一人一人に見せ場があり、愛着を持てるゲームだと思います。
ぜひお気に入りのキャラクターを見つけて、どう変わっていくか、どんな想いを持っているのか、見届けてもらえたらと思います。
◇伏線回収&中盤からのジェットコースター展開
→これはフリー版から言われてた部分です。
すごく畳み掛けてきます。時間を忘れて没頭できるはずです。
フリー版の大まかな流れは変えず、説明不足だった部分は追記したり、敢えて削ったりもしてますのでよりお話に集中できるようになっているかと。
◇変にプレイヤーの期待を裏切らない
→基本的に王道です。
少年漫画のノリがお好きな方は、特に楽しめると思います。
なお、一応15歳以上推奨とさせていただいていますが、暴力表現等もかなりゆるく、血が飛び散ってるスチルもありません。そういった表現が苦手な方でも、問題なくお楽しみいただけると思います。
唯一、プールに行くシーンでスチルや立ち絵が出ないことは深くお詫び申し上げます。
※設定資料集でそれぞれの水着イラストが見られますので、興味がある方はそちらをご覧いただければと思います!
◇個性豊かなキャラクター
→男女ともにキャラが濃く、個性派揃いです。
明るく周囲を引っ張ってくれる少年、主人公にだけ懐いている少女、ギャグもシリアスもなんでもござれな変人、クールなイケメン、表情ほとんど変わらない妹系女子、クーデレ少年、どことなく不穏な明るい少女、チャラ男、すごくセクシーなお姉さん、中性系ミステリアス青年、言葉遣いが乱暴な我儘女子、お嬢様言葉のツンデレ女子、などなど……。
色んなタイプのキャラがいるので、読んだ方に刺さるキャラクターが必ずいる(はず)。
いかがでしたでしょうか?
パッケージのイラストを見て、またあらすじを読んで面白そうだけどどんなゲームか分からない、フリーゲームで出てるしわざわざシェア版やらなくていいかなーーという方が面白そう! と思ってくれたら嬉しいです。
蒼のフラグメントは幅広い層に刺さる作品というより、この手のストーリー、展開が好きな層に深く刺さる作品と思います。
以前、インビジブルのレビューをしてくださった方が書いていましたが『派手な設定』だけど『演出は派手ではない』というのがあります。まさにその通りかと。
異能バトルであったり、都市伝説であったり、謎が深まる展開だったりーー熱い部分は確かに熱いし、派手なところも見えます。
でもそれよりは『人を人らしく書きたい』と思って作りました。
それをするにはキャラクターが多く、時間が足りない部分があったので説得力に欠けていたりするかもしれません。実際私も、もうちょっと丁寧に書きたかったなとか、本当は省きたくなかったという部分があります。
私の力量がこの尺で全てを描けるほどのものでないこと、キャラクターは削りたくなかったこと、とにかくしっかりまとめて完成させることに重きを置いたことがその要因と思います。
でも、同人ゲームだからこそ人によっては刺さらない展開や内容を、そのまま貫き通して形にすることができたとも思ってます。
全ての反応を拾うことはできてませんし、読んでつまらないとか途中でリタイアした人もたくさんいたはずです。そういう声はそもそも表に発信されることはないので。
けど、私が見つけた感想やレビューに関していえば、気になるところもあるけど、最後までプレイできた、面白かったというご意見が大多数でした。もっと酷評されることも覚悟してたのですが(長編だし、そう思った方はそもそも最後まで遊ばないのでしょうけど)。
私としても『蒼のフラグメント』は今の自分の力を最大限に出し切った作品と思ってます。
ですので、刺さる人に届け! という気持ちからこの記事を書いています。
もし蒼のフラグメントを遊んで何か感じていただけたら、ご意見ご感想など残してくださるとありがたいです。
インビジブルと蒼のフラグメントを作っていて、楽しいことばかりではなく、悔しいと感じることもすごく多かったので、次回作に反映させていきたいなと思ってます。
この記事の前の記事で語ってますが『インビジブル』という作品は終わらず、どんどん進化して続けていきたいです。